横浜焼売(シウマイ)物語2025

ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛落語らぶ晴れ時々ランニング、更新随時

自販機は進化する

2014-03-30 | 日常茶話
以前から開発設置がすすめられていたようですが、
東日本大震災以降、特に目につくようになった自販機が、緊急時飲料提供ベンダー。

あ、丸っこいキャラクターは横浜市営交通のマスコット『ハマリン』で、自販機商品とはまったく関係はありません。

通常はふつうの自販機として稼働。
停電時には手動で飲料が取り出せるようになるタイプや、自家発電装置を搭載しているタイプなどあるそうです。
実際これで急場をしのいだ病院や公共施設も多数。

日本は世界有数の自販機天国。
まず、商品がちゃんと表示通りにはいっている。
お金を入れると間違いなく、商品が出てくる。
飲料自販機では、夏は冷やした飲み物,冬は暖かい飲み物が提供される。
おつりもちゃんと返してくれる。
夜間外に放置されているにもかかわらず、盗難も破壊にほとんどない。
煙草の自販機が町のあちこちにある。
お酒の自販機がある。
その他諸々なんでも自販機に入っている、などなど。
こういうところに外国から来る観光客は驚くそうですよ。

逆にそれが当たり前の環境だからこそ、自販機の進化も可能なのね。

こんな自販機もあるし。(@奈良市内)









青い地球は美味しいぞ!

2014-03-29 | 横浜ラブ
お久しぶりの中華街です。平日夜の関帝廟通りだよ。

で、ここが市場通り。


その交差点の一角にあるのが
青い星、地球を表す青海星(チンハイシン)

中華街でもっとも多い広東料理のお店です。

うほほほ、ここは美味しいのよ。

ホワイトデーのお返しは素敵な中華ディナーでした。あ、私だけじゃなくて、友チョコあげたみんなまとめてのシャチョーさんからのご招待。
わー!!倍返しだ!!!(←何か使い方をまちがっているようだ…)

まず、お通しはザーザイと、これ。

油とおしした塩ピーナッツ!!

ね。もうこれだけで期待値大でしょ。

で、紹興酒。燗つけてもらいました。


前菜


水餃子ざます。


酢豚ちゃん(パイナップルの入っているタイプ)


大盛りチャーハン


お店のサービスだという事で急遽登場のフカヒレスープ


アワビです。

ぷるぷるん♪


鶏肉のカシューナッツ炒め


チンジャオロースー


フカヒレ。これはひとり一皿ずつ。


青海星は、フカヒレ料理の認定店でもあります。
フカヒレといっても部位によって味,食感がちがいます。中でも姿煮などに丸ごと調理に適しているのは背びれ,と尾びれ。
尾びれは運動量が多いため筋肉質で硬いのですがその分お値段はリーズナブル。背びれはコラーゲンたっぷりで、食感も柔らかめ。
認定店というのはこの背びれを使ってフカヒレ料理を提供していますよ、という証明書のようなものだそうです。

ともあれもうお腹いっぱいなので、食べきれないお料理は持ち帰りにしてもらおうと相談していたら、お店の人が慌ててやってきました。

「すみません、お料理をイッッピン出し忘れていました。麻婆豆腐すぐ作ります。」

いやいやいやいや、…もうお腹は限界です。
というわけで、お気持ちだけいただいて件の料理はキャンセル。
お持ち帰りboxを作ってもらい、食べきれなかったお料理はおみやになりましたとさ。
(中華料理は注文したらそれはその人のもの.だから、原則ほとんどのお料理はお持ち帰り可ですよ。)

みんなで囲む晩餐はおいしいね。
シャチョーさんありがとうございました。
ごちそうさまでした。
____

青海星(チンハイシン)は横浜中華街市場通り

大きなドングリの樹の下で。

2014-03-28 | 日常茶話


野毛山公園は広葉樹がたくさん植えられています。
椎、樫、楓、桜(ソメイヨシノ)などなど。
トトロが喜びそうなドングリもたくさん落ちています。
お花見の季節をのぞくと、あとはのどかなお散歩公園です。
園内の遊歩道も整備されて、歩き易くなりました。

…と、

さっ!!


ささささっ!!


野毛山公園は桜のローカル名所でもありますが、

もうひとつ有名?なのが

ピトッ!!!

たたたたたたっ!


タイワンリスだ!!!


こいつらのおかげでリスの在来種が絶滅の危機を迎えているのですが……
全く悪びれる事ございません。


餌は隣りの動物園にいけばたっぷりあるしな。


あ、くれぐれも餌付けは厳禁です。


見るだけ
出会ったら撮るだけ。

お願いします。

関内寄席は桂歌丸3:降りた緞帳に意地(プライド)をみた。

2014-03-25 | 落語ラブ
おなじみ関内ホールの、関内寄席へ。

本日は桂歌丸独演会。
あの真景累ヶ淵の第4弾。勘蔵の死。



さて寄席の構成は
フルバージョンでは;前座(落語)、二つ目(落語)、色物(曲芸、漫才、鳴りもの、手品,物まね、紙切り、など)真打ち(落語時に講談)、お仲入り(休憩)、真打ち、色物、真打ち。
それぞれのプロフェッショナルが芸を披露します。

独演会の場合はいわゆるソロライブです。出演者も少ないので構成も少しシンプル。
前座、二つ目、真打ちでお仲入り。そのあと、色物、真打ち。という具合。

前座さんというのは落語会の院生。二つ目さんはインターン。真打ちに昇進して初めて一人前です。
前座さんは自分の出番が終わっても、それでお仕事おしまいという訳ではありません。
控え室では先輩芸人さんたちにお茶を入れたり、着物を畳んだり、舞台では、「めくり」をめくったり、師匠高座を整えたり…。
特に舞台の働きがよくわかるのは、寄席ではお仲入り(休憩)の前以外では緞帳が開演途中でおりることは滅多にないからです。

ところが、

前半二つ目さんが高座を降りたあと、お仲入りでもないのに緞帳がおろされました。
次は真打ち、今日は桂米丸師匠の出番です。

あれ?

ほどなく緞帳があがり、高座にはすでに歌丸師匠がスタンバイ。
この間は2,3分もなかったのですが「?」と思った人は少なくなかったと思います。

その空気を察した歌丸師匠が、おもむろにこう切り出しました。

「えー、実は、どうも腰の具合がここのところあまり芳しくなく、最近では立って歩くのもひどくつらくなりまして…」

おそらく、車椅子で舞台にあがり、前座さんのサポートで高座に着席。
そしてご開帳となったのだと思います。
「そういう姿をお客様にはいっさい見せない」という噺家としてのプライドと同時に「噺を楽しみにしているお客様に余計な心配をかけてはいけない」という配慮がそこに感じられ、頭が下がりました。

「内蔵などは大変調子よく、食欲もあるのですが…」

と話は続き、いつのまにか本題に。
気がつくと、そこは古典落語の世界。
会場に最近増え始めた若いお客さんたちにわかるように時代考証を加えながらの一席がはじまっていました。
親切と善意がちょっとしたタイミングの悪さで妙な案配に。時代は違えど、今に通じる人情の機微が大人の共感を呼びます。
最後は大岡裁きで全員大団円という、おおらかな人情話でした。
最後の下げは、しがない背負い小間物屋(行商の化粧品売り)だった主人公が、
めでたく大店(おおだな)の主人に収まることに収まることに決った時、修羅場をおさめたお奉行様にお礼を申し上げるくだり。
「こころあらたに、大店を背負って立つ所存にございます。」
するとお奉行すかざず、
「これこれ、そなたはもはや背負い小間物屋ではない。もう店を背負うことはなかろう。」
最後まで善意が通った一席でした。

そしてお仲入り。

後半はまず、色物。本日は大きなかわいい猫さんみたいな江戸屋猫まねき猫姐さんの、鳴き声ものまね。
いわゆる、ボイスパフォーマンス。小川のせせらぎまで再現してしまうんですよ。
表情たっぷりに楽しい演目。女性ならではの華やかさと暖かい高座で、みなさん思わす、ふふふふ。

そしてトリは再び米丸師匠。
今日のメイン。真景景ヶ淵の第4章。巡る因果応報に善意の人たちが絡めとられていきます。
籠が小塚原(江戸時代の処刑場)をぐるぐる迷う件は、本当に湿った風と真っ暗闇がそこにあるかのよう。
前半の明るい人情話とは正反対の、人の心が悪い方へ悪い方へと荒んでいく、これもまた人情話の有名なお話です。
さすがの米丸節にうっとり。

満場の拍手とともに緞帳がおりました。


(あ、一カ所文字がまちがっておりますなあ…お名前だからこれはいかんでしょう…)

次回の独演会は7月13日。


野毛の通りに春が来た。

2014-03-24 | 横浜ラブ
横浜の下町野毛の通りには桜並木。
桜の種類はひとつではなく、少しでも長く花を楽しめるようにと開花時の違う種類が混合で植えられています。

ほとんどの樹はまだ蕾を抱えたままですが、一カ所ぱっと華やいだところが…。






カンヒザクラの紅がどうやら一番乗りのようです。
(横浜緋桜かもしれないとおもいましたが、確証がとらなかったのでカンヒザクラ)

まもなく、通りは桜の名所大岡川に向かって咲き出すぞ。

横浜市桜開花予報はこちら;http://sakura-hamamidori.org





春のランチは、たまーにフレンチ(後)

2014-03-22 | 横浜ラブ

横浜馬車道でフレンチといったら、十番館です。

正式には馬車道十番館。
というのも山手に姉妹館の「山手十番館」があるからです。

3月のランチコース



パンは自家製。私はこの黒パンが大好きで、私の中の黒パンでは不動の一位です。そのままでもおいしのですが、バターとの相性が抜群。店内販売もありますが、すぐ売り切れ。

本日のスープ。春キャベツとトマトのポタージュ。(スープはその日の旬のもの。)

ほんのりキャベツの甘い香り。トマトの酸味がほどよく味を引き締めております。

どんどん紹介いきます。

メイン、牛ヒレ肉のポワレ。


お魚。この日はスズキさんだったと思う…(記憶があやふやなのはアルコールのせい?)


サラダ


コーヒーのあとに
デザートだ!!桜のアイスクリームだ!!

そして、うれしい
緑茶


あ、ワインを撮り忘れた!!十番館おすすめのハウスワイン(赤)のフルボトルを「みんな」で、あけました。
(たぶん、妹がそのうちブログにアップしてくれる事でしょう)

その他予算に応じてリクエストにも応えてくれます。パンはおかわり自由。
特別な創作メニューではありませんが、いわゆる港町横浜のフレンチです。
おそらくハマっ子のフレンチの舌基準はここではないか、と勝手に納得しております。

ところで、
十番館という名称ははかつての居留地の洋館が一番に番という番号がつけられていたところからという理由の他に、もう一つ。
それは、
同じく横浜の老舗「勝烈庵」の10番目の店舗だったから。
え?勝烈庵てトンカツやさんでしょ?なんで?フレンチ?と思った方
お答えいたします。

勝烈庵と十番館は同じ会社の全く別のレストランなのです。
そしてさらに特筆すべきは、明治のの洋館で使用されていた調度品や食器類、木版画、写真などがさりげなく展示されていること。
階段ホールの壁のショーケースに飾られていて、こちらに立ち寄った方は誰でも自由に見ることができます。




教科書で見た事のある挿絵の全景とか、


ほうほう,明治時代の乗車料金;東京(新橋)横浜間のチケットは1等車と3等車では三倍以上も差があるんだ。なんてわかっちゃったりします。

けっこう楽しいタイムスリップ。

実は横浜の洋館のほとんどは関東大震災で倒壊その後の火災で焼失。今、建っているものはほとんど震災後に立てられたものか、第二次大戦後に改築新築されたもの。
ですから、明治期の調度品が良い状態で保存されているのはとても貴重なのです。

十番館の営業車輛。トレードカラーはトリコロール。No.もさりげなく…



また、山手十番館の敷地に隣接する山手資料館では横浜市内に唯一残った明治の洋館の一部を移築改修し、往時の横浜の洋館の資料を保存展示しています。

馬車道十番館は正統派のフレンチを踏襲する由緒正しいレストランですが、本格的なお食事をのぞけば。気軽に利用できるのがうれしいところ。
一階は喫茶室、中二階にブリティッシュパブがあります。
一階の喫茶室はおすすめです。

おみやは、ビスカウトでした。

ごちそうさまでした。

春のランチは、たまーにフレンチ(前)

2014-03-21 | 横浜ラブ
先日のランチはフレンチでしたの。

法事のあとの食事は精進料理というのが定番らしいのですが、うちらはあまり気にしないので故人の好物に便乗しようという場合が多数。
だから、和洋中何でもあり。です。

だって、久しぶりに顔をあわせる人もいるんですものね。
で、今回は我が家の当番?なので迷わずフレンチ!洋食だよ!!
というわけでやってきました、横浜は馬車道十番館

馬車道通りを一本奥へ入ったところに建つレンガ外壁の洋館がそれ。
目印は、かつて馬車の馬用に通りのあちこちに設置されていたという水飲み場の遺構と


明治の横浜山手の女子校に設置されていたものと同型の鉄製のベンチ。


会場は五階のパーティルームです。


もちろんエレベーターもありますが、階段はこんな感じ。


窓でしょ。


照明でしょ。







こちらのお部屋でランチをいただきましたん♪


明日はメニューのご紹介です。