横浜焼売(シウマイ)物語2023

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

出会いの鎌倉3服目・カフェ

2019-06-30 | 旅行、おでかけ
出会いの最後は小さなカフェ
 
珈琲の看板が見えなければ気がつかなかったかもしれません。
美術館までの残りの時間はここで使うことになりました。
扉を開けるとテーブル席と、窓から庭を眺めることのできるカウンター席のある気持ちよい空間。
 


庭は紫陽花とノウゼンカズラが満開。
窓越しに見るそれは、額にかかった絵画のようでもあり、
ファインダー越しに眺めているようでもありました。
 梁にかけられたリースは、開店時から毎年のクリスマスのものだそうです。

「あら、紙だわ」
と、運ばれてきたアイスコーヒーを前にしたNさん。
ほら、と見せてくれたのはストロー。
よく使われているプラスティック製ではありません。
突然目の前に花が咲いたかと思いました。私のコーヒーが置かれたからです。
 
「きれいなカップ!」
「わあ素敵」
ソーサーの裏にある銘はSHELLY
えーとこれは、クリスティのミスマープルがお気に入りだと言っていた食器だっけ…
と頭の記憶がグルグル。
持ち手はぽってりとして厚いのですが本体はヒダになっているとところが薄く
花びらのように見えるのです。
付いているスプーンもアンティーク
 
庭を眺めながらたわいもないおしゃべりが弾みました。
 
時間があればいつまでもいられそう。
 
楽しい時間をご一緒できたNさんほんとうにありがとうございました。
 
 
 
後から知ったのですが、このcafeは写真家の十文字美信氏のギャラリーに併設されたcafeでした。


出会いの鎌倉2服目・鶴岡八幡宮

2019-06-29 | 旅行、おでかけ

鶴岡八幡宮のイチョウが強風で倒れたのが2010年のことでした。
直後から復旧活動が始まり、残った幹の部分は切断して移植、
元の場所には先の銀杏の幹から伸びたヒコバエ(孫生え)を植樹。
双方ともにすくすくと育っています。(手前が幹。後ろに若木)
 
先の美術館で出会った女性Nさんがこの銀杏を見に行くというので、
ご一緒させてもらいました。
Nさんは、沢木耕太郎さんのコラムに書かれた大銀杏と鏑木清方記念美術館の話を読んで感じるところがあったそうです。そんな時に美術館でかの出来事に遭遇。
学芸員さんの解説までの時間をご一緒することになりました。

鶴岡八幡宮へ向かいます。
 
鶴岡八幡宮は横浜の小学生なら、必ず一度は遠足か校外学習で訪れます。
若宮王路をまっすぐ正面に見えるお馴染みの大鳥居をぐり、横にお太鼓橋を見ながら進むと本殿への階段が。階段の途中にそびえていたのが大銀杏(おおいちょう)、別名:隠れ銀杏(ぎんなん)。
源実朝暗殺の刺客・公暁一行がここで待ち伏せをした、と伝わっています。
伝説の真偽のほどはともかく、長く八幡宮のシンボルであり、昭和39年には神奈川県の天然記念物に指定されており、鎌倉市民だけでなく、八幡宮にお参りする人たちにとても親しまれていました。その大木が強風で倒壊したというニュースにがっかりした人は少なくなかったと思います。

八幡宮の奉納絵馬も銀杏の葉。

そして8年目。
移植されたヒコバエ(左奥)が立派な若木に。(手前の切り株が元の大銀杏の幹の残り)

そしてもっと驚いたのはこちら、

倒壊した幹は3つに切断し、その一つが元の場所の少し下に移植されました。、
それががこちら。
見事にたくさんの若芽を茂らせていました。

強いなあ!!なんだかこちらも元気になります。


続く。



出会いの鎌倉1服目・鏑木清方記念美術館

2019-06-28 | 旅行、おでかけ

鏑木清方と江戸の粋〜三遊亭圓朝との関わり


友人から、こんなんありますぜ、と情報が!!
落語に江戸に美人画
三拍子揃って、なんと魅力的な!
絶対に行こう!と心に決めて、日曜日。

お久しぶりね、鎌倉駅。観光客でごった返す小町通りをひたすら直進。

ひょいと左に入った先にある静かな佇まいが目的地。鏑木清方記念美術館です。

時刻は12時お昼時。
入り口にの張り紙には、学芸員により作品解説が13時30分からとなっています。
ホームページには解説があるのは第2・4土曜日。が、今日は日曜日。
今日は特設なのかな?でもまだ一時間半あるなー、先にご飯でも食べようか、

と逡巡していたら…

「あなたもどうぞ!」といきなり声がかかりました。

へ?

見知らぬ男性が手を差し出していました。

「たくさん持っているので、どうぞ」

??

そして渡されたのは、

ご招待券!!!!!

ええええええええええ〜??!!!

私の前に入館しようとしていた女性がこちらを振り返って、
「私も今、ここでいただいちゃって…」

「今日は学芸員の解説があるから、お時間あるなら聞かれた方がいいですよ。」
「お近くなら、スタンプカードを作ると6回で7回目の入館が無料になります。」

あまりの急展開にお礼を言うのが精一杯でした。

あらためて感謝。ありがとうございます!!!

男性が去った後、残された私たち。
これも何かのご縁だから、と時間までしばしご一緒することになりました。
その話は、また後日。


さて、解説に間に合わせて戻った私たちは、
学芸員の方から清方の生い立ちや経歴を伺った後、
展示室で今回のテーマに準じて一つ一つ解説をしていただきました。

展示作品の一つに、三遊亭圓朝師の肖像画があります。
これは晩年に、師との思い出を元にイメージをスケッチ。弟子にポーズをとらせ秀作を重ねた後に書き上げたのだそうです。師は背が高く猫背です。手が大きくてがっちり。
高座でもこんな姿勢で、真景累ヶ淵とか、牡丹灯籠とか演じていたのかと想像すると、
先だって鬼籍に入られた桂歌丸師の累ヶ淵と重なってリアル妄想。
圓朝師はまた、鏑木清方を日本画家としてその背中を押してくれた人物。
自らの取材旅行にも青年清方を伴って出かけています。
その時の清方のスケッチも一部展示。
当人は人に見せるというよりも自分の覚書として残したというのですが、
細密で繊細な筆使いにうっとりします。


当時の日本画家がそうであったように、清方もまた小説の挿絵など多く手掛けたので、
圓朝もののそれがあるかと期待したのですが、残念ながら展示にはありませんでした。
代わりに当時の江戸の下町の風景や、庶民の生活などを思い出とともに描いた連作が。どれも当時の空気感や人の声が聞こえてきて今にも動き出しそうです。
それらがリアルタイムではなく、晩年、当時の思い出を元に書き上げたというのですから、さらに驚きでした。
解説を聞きながら、江戸の風情を残す明治の下町を小旅行。

お気に入りを絵葉書で


あ、妖(あやかし)!!?
続く!

あやしいメールだぞ!!

2019-06-27 | 日常茶話

私のところに来るくらいなので、
おそらく世の中に似たようなメールを受け取っている方がさぞや多いと思われます。
お気をつけあそばせ。
密林の住所にamacojpなんてございませんんことよ。
その会員資格ってなんざましょ。
お調べ?わたくしお願いした覚えはございませんわ。
だいいち、
夜中にこんなメールを発信するのは高利貸しの取り立て屋くらいですわよ。きっと。
こちらの確認手段が限られますものね。
クレジットカードなんて何十枚も持っておりませんし、
つい先日こちらのカードでちゃんとお支払いしたばかりですの。
少なくともかようなメールが来たらまず、
ご自分のカードを取り出して、
実際のカードの有効期限をご自分の目で見て
ご確認なさいませね、奥様。