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日本政治は国内農業を更に悪化させる事実(自給率低下)

2024-02-29 12:19:07 | 世界の常識(平均値など)
『歴史的大混乱と評されるパリ・国際農業見本市の行方』NewsWeekの記事。
農民たちにとってみれば、環境問題に対応するために制定された厳しすぎる農業規制に苦しみ、また、これらの規制には準拠していない製品が大量に安価な値段で海外から輸入されてきていることがさらに彼らの首を絞めているのですから。
日本は食品輸入に対して食品衛生法は輸入品には甘く、国内に多く流通している。なぜ日本の食の安全基準だけが緩められてしまうのか。世界的に農薬や添加物の使用・残留規制が強化されているのに、それに逆行するかのように、日本だけがむしろ緩められているものもある。それは、日本人がラスト・リゾートとして危険な輸入食品の標的にされることを意味する、と言う記事。今後日本もEU諸国消費者の声を同じに規制強化を訴えなければ、不健康で病気がちな人口が増えてくるのは間違いない。(添加物の使用条件vs規制)


嫉妬妬みが招く被害妄想『眼の壁』

2024-02-29 07:33:11 | ミステリー小説から見えるもの
遺産を狙う家族、恋で悩む恋人、それを妬み嫉妬する仲間、被害妄想から恐れ自殺しようとするなど異様な心理的変化を読み取るには難しいミステリー小説だ。難しいのは人間関係をどう思い、どう思われているのかを理解するか、誤解と被害妄想が殺人事件、自殺へとつながる。場所設定が頻繁に変わり、その比喩も多く読みづらい、さらに2つの顔を持つ男の登場で混乱する。現代、複雑な人間関係を理解することは仕事、家族、恋人同士でも大きな課題だが、陰で悪口を言われない様に、また誤解しない様にするにはやはり頻繁にFace2Faceでコミュニケーションし、信頼し合える仲になることだろうか。
『眼の壁』マーガレット・ミラー
「概要」作品の舞台は富豪のヒース一家。二年前、自ら運転する車の事故で視力を失ったケルジーと一家の家政婦的役割を担っている姉のアリス。事故車に同乗した兄のジョニーとケルジーの婚約者でヒース一家の居候の身のフィリップ。そして、事故の際に亡くなったジョニーの恋人ジェラルディーン。ヒース家には当主も居るのだが、遺産相続人はケルジーになっている
家族の遺産を丸ごと継いだのは事故で視力を失ったケルジー。その周りに居候のように住み着く婚約者など家族の異様な心理的変化は理解が難しい。
ー嫉妬、妬み、被害妄想、恋敵など人間模様からくる関係は複雑化する