@最近は「品格を損なう日本語」が多く、つい世間の流れにつられて使ってしまう。礼儀は主に仕草が大事だが、その場に合わない言葉一言で様相が激変する(勘違いされる)ことだけはやめておきたいものだ。それには日頃使い慣れた言葉を使うことが何よりだ。 それと気になった言葉「男性の美は直線、女性の美は曲線」という言葉。文中には説明が少ないがなんとなく頷ける日本文化の見方。
『外国人に正しく伝えたい日本の礼儀作法』小笠原敬承斎
日本を訪れる外国人観光客の数は右肩上がり。東京五輪の開催を控え、
日本各地での長期滞在も予想され、国内で外国人と接する機会が増えている。
「おもてなし」という言葉も注目を集めたが、はたして私たちは、
自信を持って海外の方をもてなし、日本の文化を正しく伝えることができるだろうか。
ー「時宜によるべし」
時・場所・状況に応じた行動が重要で時宜に応じたとは作法の理由が理解していること
ー「清浄」
相手の心を清浄感で表現すること(例 お菓子などを置く「かいしき」)
折り目、しつけを大切にした(躾という感じは身に美しいと書く・日本人の美学)
「とらわれないこと」(なぜだろうの精神を忘れないこと)
ー仏様の種類
(格が高い順)釈迦如来・薬師如来・阿弥陀如来・大日如来
「如来」とは真理を悟ったもの
(如来の弟子)観音菩薩・地蔵菩薩・普賢菩薩・文殊菩薩・虚空蔵菩薩
「菩薩」とは悟りを示す人という意味
ー神社の参拝方法
鳥居はまず一礼、中央は神の道、両隅からはいる
手水舎:心身を清める両手をすすいで、口もすすぐ 柄杓に口をつけない
参拝:2礼2拍手一礼
賽銭は最初に一礼してから賽銭を入れて鈴を鳴らす、2礼2拍手1礼となる
ー寺院の参拝方法
山門はまず1礼して中央を避けて入る
手水舎:神社と同じ
参拝:鐘楼がある場合は最初に鐘をつく(帰りにはしない)
線香を立て、1礼してから賽銭を入れえ鰐口があれば鳴らす
合唱して、1礼する
ーローマのトレビノの泉(コイン投げの意味)
コインは右手で持ち左肩越しに投げる
1枚の場合は再びローマに戻ることができる
2枚の場合は生涯好きな人と遺書にいることができる
3枚の場合は恋人、結婚相手を別れることができる
ーおもてなし
実際は「もてなし」で表現する 「持て」「成し」の意味
「深謀遠慮の精神」「深謀」とは深く考えを巡らせたはかりごと
(相手や周りの人々に対して目に見えないものに自分の心を託すこと)
「ホスピタリティー」は「かたち」と「心」がこもる
日本人の気持ちを出すものに「心づけ」(懐紙にお金を包む)
ー品格を損なう言葉使い
「~になります」は「こちらが資料です」が正しい
「~のほう」は「~を~します」が正しい
「私的には」は「私は~」が正しい
「やっぱ」「やばい」「まじ」「うまい」「でかい」は注意が必要
ー「間」をおく(日本文化)
お話の「間」、人との「間」、調和する「間」
ー日本人の性格(国民性)
勤勉、几帳面、計画通りに物を運びたがる(電車等の時刻)
外国人から見た日本人:忙しい、ゆったりできない
理由:島国・同族意識、農耕民族
ー日本の「村八分」の意味
10ある交際のうち2つ(火事と葬儀)してはつきあうが8つは関知しない
(冠・婚・葬儀・建築・火事・病気・水害・旅行・出産・年忌)
江戸時代8代将軍吉宗の公事方御定書にある
ー男性は直線の美、女性は曲線の美
男女の行動の上でも美しさは異なる
ー嫌い箸(箸の作法でしてはいけないこと)
涙箸:箸から汁を垂らす
刺し箸:橋で食べ物を刺す
探り箸:上のものから食べずに料理の中身を探る
ねぶり箸:箸を舐める
寄せ箸:箸で器を引き寄せる
渡し箸:箸から箸へと食べ物を渡す
指し箸:人や物を箸で示さす
たたき箸:箸で器を叩く
ちぎり箸:箸を左右1本つづ持って食べ物を裂く
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