@社会、業界、組織変化は人材の入れ替わりが伴う。特に外資系ではトップの変更は幹部含めた人事の総入れ替えもあるが、日本にはそれがない。それは人間関係を重要視するためにあえて多くの人材の入れ替えをしない社会慣習となっている。だが、今、業績の右肩下がりから来る組織の腐敗、優秀な人材離れ、賃金の低迷化などから日本には大きな変革が求められているとも感じる。旧態依然の組織の保りはほとんど変化を望めなく、新たにヘッドハンティングされた人材を干そうとする逆の面もあるのは悲しい。本書はそういっったニーズからヘッドハンティングに入社した元取締役が描く日本の実情を描く。
『引き抜き屋』雫井脩介
「概要」父が創業した会社で若くして役員となった鹿子小穂は、父がヘッドハンターを介して招聘した大槻によって会社を追い出されてしまう。そんな小穂を拾ったのは、奇しくもヘッドハンティング会社だった。新米ヘッドハンター・小穂は、一流の経営者らに接触するなかで、仕事や経営とは何か、そして人情の機微を学んでいく――。緊迫感溢れるミステリーで人気の著者が新境地に挑んだ、予測不能&感涙のビジネス小説。
ー父の経営するアウトドアースポーツ会社から修行の為と追い出されヘッドハンティング会社に入社。様々なお客の要望に応じた人材を紹介していく。その過程でホステスクラブに同僚の誘いで行くと突然ホステス役を言い渡されイヤイヤでそのホステスを受けると、それこそ様々な企業のトップを知り合う機会を得た。
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