私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

違うものが見えてきた

2014年06月09日 22時12分34秒 | 過食症
通常状態81日目。

非常にまずい状態です。

いつ過食してもおかしくないような状態です。

今は少し落ち着いたのでこうしてブログを書いています。


真面目に学会活動に励んでいます。

毎日会合に参加しています。

唱題も1時間以上挙げています。

それでも過食症の禁断症状はやって来る。

無性に食べたくなる、甘ったるい菓子パンを。

そのことばかり考えてしまう。

いや、正確にいうと、実は「そのことばかり」ってわけでもない。

昔は「そのことばかり」でしたが、今回は過食した後の世界もチラつく。

今が失われるという現実にも目がいく。


空腹でなくても欲してしまう。

それも食べ物なら何でもいいわけではなく、甘いパンを食べたくなる。

甘いパンってのは、私が摂食障害を発症するきっかけになった食べ物です。

結局まだ断ちきれていない。

今がチャンスだ。

ここで断ち切らないと。

今まで何度もこのチャンスを逃してきた。

負けてきた。

実はこのチャンスはそうそうあるわけではない。

たとえばここで負けて過食状態に入ったとして、次にこのチャンスがやってくるのはだいぶ先になる。

過食状態を通常状態に戻してそれから80日ほど経過してやってくる(今回の場合)。

このチャンスがやってくること自体が病気がまだ治ってない証拠なんだと諦めたりしたこともあった。

この息苦しさは過食しないとおさまらない、この息苦しさに襲われたってことは過食してもいいんだ、みたいな。

でも今回はその息苦しさが去って楽になる感覚も何度か体験している。

過食衝動を押さえつけた達成感が心地いい。

ここで過食しないと、先に待っているのは息苦しさの無間地獄だと考えてしまいがちだったけど、ちゃんとこんな達成感があった。


それに思いたくない。

こんだけ唱題を挙げて学会活動に励んでいるのに治らないだなんて。