私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

伊豆旅行

2022年07月31日 16時20分28秒 | Weblog

4年ぶりに家族で創価学会の夏季フリー研修に行ってきました。

静岡県は伊豆半島へと、一泊二日の小旅行です。

まずは新幹線で静岡県三島市へと向かいます。

そこから在来線に乗り換えて熱海市へと向かいます。

新幹線だけで熱海まで行くこともできるんですが、せっかくなので在来線にも乗ってみます。

在来線の中の風景も旅の思い出になります。

熱海駅に着いたのがお昼の12時半前。

そこからレンタカーに乗って伊豆半島を東側の海岸線沿いに南下します。

その車内にてコンビニのサンドウィッチで昼飯を済ませます。

天気が良く、車窓から見える海の景色はそれだけで奇麗でした。

下田市まで2時間半以上のドライブとなりました。

このままホテルに直行して何もせずに一日を終えるのはもったいないので、どこか観光することにします。

それで「龍宮窟」という場所に行ってきました。

海岸沿いにある岩壁が長い年月をかけて波に侵食されて「海食洞」といわれる洞窟を形成することがあるそうです。

龍宮窟もそんな場所でした。

決して足元は歩きやすい場所ではなかったので、両親らが転んだりしないか、あるいは体力的に大丈夫なのかと、少し心配になりました。

30分ほどで龍宮窟の観光を終え、それでもまだ17時前だったので、他にもどこか巡ってみたい気もしました。

ロープウェイに乗って寝姿山という山の山頂から景色を眺めることが出来るので、それに行ってみようかと思いましたが、ロープウェイの時間が終わっていたようです。

それに親父がはやくホテルに行きたがっていたので、今日はこの辺までとします。

ホテルにチェックインしたのが17時過ぎ、18時30分から夕食。

部屋からは海が見えます。

夕食は70分制限のバイキング形式です。

ホテルのバイキングとなるとさぞ豪勢な食事をしたのだろうと思われるかもしれませんが、別にそんなことはありませんでした。

リーズナブルなお手軽バイキングって感じです。

母や叔母らはもっと豪勢なものが食べたかったと不満気味でしたが、父はお酒が飲み放題で満足だったようです。

22時半ごろ、大浴場に行ってみたらほぼ貸し切りに近い状況でした。

風呂上がりに脱衣所の体重計で体重を測ってみたら60.65kgでした。

足裏マッサージ機を堪能して部屋に戻ります。

部屋に戻っても特にすることはありません。

ホテルには娯楽として、予約制のカラオケBOXがあったり、ちっちゃなゲームセンターがあったり、卓球もすることが出来るみたいでしたが、友達と来ている人なんかはそんなことをしたりして遊んだりもするんでしょう。

4年前、横浜を旅行した時には、夜中の街を一人ぶらぶら歩いて、それもいい思い出でした。

ただそれは横浜という街中で、夜景もきれいだから、夜の散歩も楽しめたわけです。

街灯もままならない海岸沿いを歩いても楽しめる気がしなかったので、今回は夜の散歩をしようという発想がなかった。

でも今にして思えば、海岸沿いじゃなく、街の方まで行ってちょっとくらいブラブラしてもよかったかなって思います。

 

0時過ぎに寝床について、碌に眠れた気もしないまま、カーテンの向こうが明るくなったのに気づきます。

4時47分、日の出。

朝食は7時から。

やはりバイキング形式で、サラダ、しらす、サバ、きんぴら、ひじき、ウインナー入りのポトフ、ヨーグルト、ライチ、などを食べました。

8時ごろ、弟が合流。

もともと一緒に旅行するつもりだったんですが、仕事の都合上どうしても午前中に出発することが出来ず、我々よりも遅れて出発し、昨日は熱海で一泊し、今朝の始発で下田市まで来て合流するという手筈となったのです。

 

旅の二日目はまず水族館へと向かいました。

イルカショーやらアシカショーやら、色々と満喫できました。

そのあと、ペリーロードという、黒船でやってきたペリー提督が条約締結のために訪れて歩いたと言われている通りを訪れます。

ただ照りつける太陽の下を歩くのは、なかなかに大変で、レトロな風景を楽しむ余裕はありませんでした。

夕方や、それこそ夜に歩いた方がよかったのかもしれません。

その後は戸田記念館へと向かいます。

フリー研修を終えて会館を後にすると、お昼をとることにしました。

これまでの食事は、ホテルのバイキングを含め、あまり贅沢な食事をしてないので、今日のお昼はいいものを食べようというのは、昨日の時点から話していました。

それで観光案内の本に載っていた「金目亭」という金目鯛のお店に行くことにしました。

金目の三食丼を頂きました。

食券形式のお店でしたが、食事そのものが美味しくて満足できました。

食事を終えたのが13時過ぎ、そのあと、近くに道の駅があるので、そこでお土産などを買います。

さてそれからどこへ行こうか。

せっかくの旅行なんだからお金を惜しまずに旅した方が満喫できるんですが、私は連れてきてもらっている身で、どうもそう簡単にお金がかかるような場所を提案するのは憚れる。

観光案内の本とにらめっこをし、伊東市の城ケ崎海岸に行くことにしました。

ここは下田市と熱海市との間にあるので、まあいわば帰り道の途中にあります。

吊り橋は、渡るのが怖すぎるって程じゃないけど、それなりにスリルもあるって感じした。

城ケ崎海岸を後にすると、そこからはさてどうしたものか。

18時にはレンタカーを返さないといけない。

今熱海にまっすぐ向かうと少し早すぎる。

かといって、どこか丁度いい観光スポットを見つけるのも難しいので、おとなしく熱海に帰ることにしました。

17時40分ごろに熱海に到着。

あとはもう18時40分発のひかりに乗って帰るだけ。

新幹線に乗る前に駅弁を買って新幹線の中で夕食を取ろうってことになってたんですが、駅弁の品ぞろえが悪く、これならもういいやと、コンビニでサンドウィッチを買いました。

というか、買ってもらいました。

18時40分発のひかりは混んでおり、みんなでまとまって座ることはできませんでした。

ただ次の駅で、客が結構降りたみたいで、家族の近くに席を移動しました。

19時過ぎ、サンドウィッチを頬張ります。

すると腹が満たされたからか、眠気に襲われます。

電子書籍のkindleを持って行ってたので、それで本を読もうとしたんですが、睡魔で集中できず。

かといって新幹線で熟睡できるような人間でもないので、ちょっと数分まどろむ程度です。

夜なので窓の外は暗く、街中を走っているときだけ街の灯が見えます。

短かった夏の旅行もこれで終わります。

少し感傷的な気分に浸る。

こうやって家族で両行に出かけるのも、あと何回くらいなんだろう。

目的の駅について、三々五々そこで解散。

最寄りの駅から一人で暮らす自宅までは、歩いて20分くらいかかる。

見慣れた街の通り慣れた道も、まだ旅行気分を引きづって歩くと、いつもと違うように思える。

家に帰るまでが旅行です。

 

4年前、横浜を旅行した時は、帰り道に過食衝動がうずいたような記憶がある。

あのときは完全なる通常状態だった。

今回の旅行も別に過食状態での参加というわけではないが、かといって通常状態と言えるかどうか、といった感じだった。

それでも旅行中は、食べる過ぎることなく普通に食事ができた。

バイキング形式だったにもかかわらず、夕食も朝食も2週目に入らずに終わった。

カロリーやら何やらを、そこまで気にするでもなく、普通に食事をして普通に旅行をしたって感じがする。

だからだろうか、帰り道も晴れ晴れしく元気に歩いて家に帰った。

翌朝、たっぷり水を飲んだ後ではあるが、体重を測ってみたら、61.35kgだった。

一昨日の夜、ホテルの大浴場で測った時より0.7kg増えてるが、別にどうでもよかった。

体重なんかより、神経質にならずに普通に食事をして、普通に旅行をできたことの方がよっぽど意味が大きい。

もどったんだろうか。

私は普通に戻ったんだろうか。



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