私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

激痛じゃなく鈍痛

2019年04月08日 14時57分31秒 | 過食症

過食しました。

通常状態35日目のことでした。

昼食を食べ終えた直後に崩壊。

切り離し作業の失敗のパターン。

バイト先で貰ったチョコレートが自宅に置きっぱなしになっていて、昼食後にそいつを食べたのをきっかけに崩壊。

その後スーパーへと走る。

昼食を食べている最中から、もう既になんとなく物足りなさを感じ始めていました。

終わりに向かうにつれて「もう終わってしまうのか」って気になってくる。

それで、食べ終えるやいなや食器もそのままに、しまっておいたチョコレートを引っ張り出し、封を切り、匂いを嗅ぎ、口の中に入れる。

まだ引き返せる、そう思いながら行動におこしている。

口に入れてもなお、まだ引き返せるってどこかで思ってる。

噛み砕いたものを吐き出せばまだ間に合う。

チューイングってやつです。

でも結局は飲み込む。

過食嘔吐はしないので、こうなったらもう引き返せない。

あとは落ちるだけ。

ものすごく強烈な過食衝動に、歯をくいしばって耐え忍んでいるって感じがしない。

軽い感じで流れるように軽やかに過食崩壊させてしまっている。

こんなんじゃだめだ。

もっと激痛に耐えるような時間を過ごさないとって思う。

でも実際は、ちょっとした軽い衝動にちょっとずつゆっくりと押し出されるような、そんな感じだったりもする。

頭の中で過食衝動が駆け巡るにしても、実際に行動を起こしてしまうと、それがたとえ引き返せる範囲の行動であっても、やっぱ駄目だ。

ちょっと試しにってやってしまうときがある。

青痣ができて痛いのにそこを押して痛いのを確かめようとする感じ。

頭の中に見えた過食衝動の尻尾を確かめるみたいに、ちょびっとだけ行動におこす。

でも危険だ。

今回の場合なら、しまってあるチョコレートを手にとるって行動自体がもう既に駄目。

だから、それを何らか別の行動で防いでしまうといい。

 

過食崩壊するちょっと前に、家族で外食に行きました。

そこでの食事は豪華でややともすると過食してしまいそうになる。

食べる速度が速まって危うかったのですが、食事の提供が途切れたひとときに、席を立ってトイレに行けば、だいぶ落ち着いた。

席に戻った時にはなんてことなかった。

だから、実際に体を動かして何かしらの行動にでるってのは、嫌な流れを断ち切るのに有効だなって思った。

 

4月に入るとまた倉庫のバイトが再開するって前に聞いている。

過食状態に陥って、ケータイの電源は切りっぱなしでいまなお確認はしていないけど、今日から再開かもしれない。

本当なら通常状態を維持して今期も参加するつもりだった。

例の彼女とも再会するつもりだった。

だけどいまはこんな状態でとてもじゃないけど、とてもじゃないけど。

過食したときはいつも「あのとき過食崩壊していなかったときの未来」を想って後悔したりもしますが、今回はそれがひどい。

失ったものがでかい気がしている。



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