私が死んだあとであなたが読む物語

基本的には「過食症患者の闘病記」、と言っていいでしょう。

「Another」 綾辻行人

2012年05月24日 20時02分08秒 | 読書感想
超常現象が根底にある物語ですが、作家が本格ミステリ作家なので、その超常現象をも覆すトリックなんかを期待しないでもなかったのですが、結局最後まで超常現象は超常現象でした。

よく練られていて、娯楽小説としてはおもしろいかもしれません。

ただ、「もう一人」の正体に関しては、そんなのありかって感じの叙述トリックが、なんともスッキリしない、といえなくもない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿