屈辱的な月曜日

異常に強い台風が接近しており
先程から国土交通省から、さらに区から避難勧告(レベル4)のエリアメールが
あのチリリリリという音は心臓に悪いし
今消防車が避難勧告の放送をしながら走行してる最中に
このようなピンク映画を時間潰しに見ていてよかったんだろうか

っても停電になったらDVDも見られないし
通信もできないということでブログに残して起きます
もし明日の更新がなければ台風の被害に遭遇したとお思いください(汗

エクセスフィルムのピンク映画ですがなんと70分の長尺です
監督・脚本は清水大敬さんですので
ある意味ハードな作品です

今では平凡な専業主婦として夫と18歳の娘との幸せな家庭生活を送ってる
ってことでオープニングからヒロインの北条麻妃さんは夫役の山科薫とかなりハードな夫婦の夜の営みをしていますやん
翌日、昔のOL時代の同僚真由美の死を知る
ってことで普通は通夜だと思うけどここでは49日の法要のお誘い

鮫島がくるとか来ないとかあって、
なんと法要に突然那波隆史演じる鮫島が現れて・・・
その場を離れた麻妃の18年前の回想シーンで
OL時代麻妃は課長の鮫島から毎日のようにレイプされ
さらにそのときの写真を撮っていた
しかし麻妃は上司に被害を届け鮫島は懲役刑を受けていたのだ・・・

この作品はそれぞれの登場人物の復讐劇でしたか
復讐と言っても鮫島はレイプして逮捕され実刑を受けたことの逆恨みの復讐ということで
歪んだエリート意識は刑期を終えて麻妃に向けられる
鮫島は昔、麻妃のレイプ写真を元に麻妃を肉体的・精神的に脅していく

麻妃にとっては今の家族にバレないことが先決で鮫島の言いなりに
卑劣な鮫島は麻妃の夫の前にも現れじわじわと麻妃を搦め手から攻めていく
その最たるものが麻妃の娘は自分の子であると言い募り
さらに鮫島の部屋で麻妃の高校時代の倖田李梨演じる同級生明美とのセックスにを見せられたりと

しかしかといって帰宅してそれを思い出してオナニーするかなぁ
それを目撃した麻妃の娘、ゆう子の家庭教師演じる竹本泰志演じるケンジは
誘発されてゆう子と初Ｈするんですが、実はゆう子もケンジに想いを寄せてて

鮫島の復讐はとどまることを知らず、麻妃の夫に娘のゆう子は鮫島と麻妃の娘だと告げたことで
夫はなんと娘のゆう子を麻妃の目の前でレイプしてしまう
これも夫の妻にたいしての復讐である訳で
ってまさかの短絡的な行動に唖然とさせられますが
竹本泰志がその惨劇を見て、なんと父親をメッタ刺し、これも恋人をレイプされた男の復讐である
いくら洗脳されたとしても人間としてどうなんだろう18年も自分の娘として育てて来た子供をレイプできるだろうか
って観ていて理不尽に感じますが、そこがピンク映画でしょうか

ここまでされてて黙っていられない麻妃は明美と一緒に
鮫島とその協力者の新井を同士討ちに見せかけて殺すんですが
コレが麻妃と明美の復讐である訳で

最後は鮫島によって壊された母と娘が再生に向かおうというところで終わる
これぞフィクションというか現実的ではない設定の実にピンク映画らしいプロットで
70分という尺が実に短く感じられた
はてさて何が月曜日だったのか？

2013年製作、日本ピンク映画、エクセスフィルム作品
清水大敬脚本・監督作品
出演：北条麻妃、中居ちはる、倖田李梨、菊地美佳子、姫野ケイ、那波隆史、山科薫、竹本泰志、若林立夫