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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

バトル・オールナイト 武装集団の襲来

2021-06-13 23:06:01 | 洋画未公開
ジャケット借りの私、まずはポン刀みたいな長刀に惹かれて
さらに邦題の「バトル・オールナイト」に釘付けでセットに組み入れて大正解
ってのは
銃器はもちろんの事、長刀に斧やらマチェーテやらボウガンやらでてくるはでてくるは、さらに血糊タップリ、肉片も飛び散ります
 
麻薬カルテルから抜け出したい税理士ペドロは家族とともに鉄壁のセキュリティの要塞のような家に住んでおり
さらに警護の人物をたくさん敷地内に配置しでいるんですね。
最後の取引の夜、どこからか謎の武装集団に追われる少女が逃げ込んできて
まだあどけない少女を匿ったばかりに中世の鎧のような武装集団の襲撃を受け
外を守る各自マシンガンを携帯してる警護人たちは全てあっというまに倒されてしまい
シャッターの降りる要塞のような家に籠城してこの武装集団と戦う羽目なるアクションホラー作品です。どこか「パージ」の一作目のような雰囲気の作品みたいな雰囲気ですが
閉じこもって戦う人間も悪人であるし、実は逃げて助けを求めてきた少女の正体が○○○○でして
 
マシンガンで武装した警備の人達も、最初の襲撃であっという間もなく簡単に警備の人間達が次々とボウガンで射抜かれていき、壊滅していくトコ実にはテンポ良く
ある意味爽やかさを感じます
武装集団も、なんだかパルクールみたいに壁や屋根をすいすい上ってハイセキュリティの警備システムをものともせずに
人間離れした攻撃力を発揮しで室内に入ってきちゃいまして彼はなんも言わずに男だろうが女だろうがこれまた主人公の家族を倒していきます
 
そんな中で逃げてきた少女の正体がわかるようになってて
一応主人公の家族達を武道集団から守ります
この少女もニンジャみたいでしたが、この少女の正体が正体だけに武装集団はころさなくちゃあかんから邪魔する奴は手当たり次第に・・・
ってことでの殺戮ショーなんですが
少女はこの家族に加担して武装集団が一人また一人と倒されていく中で
主人公の家族の足に障害を持った少年とその姉と少女が
ハイセキュリティの家を捨てて屋外に逃げてゆき
ようやっとワンシチュエーションの室内から広い屋外へトコ空間的に広がっていくんですが・・・
 
最終的に父親の会計士と武装集団のボス殿一騎討ちになろうって時に少年が武装集団の人質となり、呆気なく射殺されてしまう
その間にカルテル同士とか武装集団とかちょっと三つ巴のアクションになったりと
これは拾い物の作品でした
 
ラストでは撃たれ死んだ少年に自分の血を飲ませて生き返らせる少女
そう少年は生き返り足も動くんですね
で、その少年と姉と少女は父が武装集団リーダーと戦ってる間に逃げるんですね
父は倒されてしまい子供達だけに・・・
姉だけは少女の血をもらってないから普通に人間なんですが、一応三人で逃げ追いせたようで・・・
そんな人間である姉のその後も気になりますが・・・

個人的には先にも書いたようにあどけない少女が実はアレで
って言う意外性と武装集団が狙っていた意味もわかってからホラー作品だったんだっていうことで楽しめた作品でした
 
2020年製作、メキシコ映画
リゴベルト・カスタニーダ監督作品
出演:パメラ・アルマンザ、オラシオ・ガルシア・ロハス、アラップ・ベスキー、ラモン・メディナ、カルラ・ニエト
コメント (2)
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警視庁物語 顔のない女

2021-06-13 18:56:17 | 邦画
東映チャンネルで毎月一本OAされてる“警視庁物語”シリーズの第九弾
もう9作目になるんですね
前作「警視庁物語 魔の伝言板」ではキャスティングクレジットで犯人が誰を演じてるかが役者の重みでわかったんですが
今作は読めなかったけど、わかって見れば納得の犯人役ではありましたねぇ
後、ポスターでは“東映スコープ”の文字はデカデカとあるものの
本編でのロゴはなくなったようですね
さらに前作では東映の看板女優さんが一人も出演されてなかったけど
今作ではなんと
この人
そう佐久間良子さんをはじめヴァンプ女優さんと言っていいのか浦里はるみさん、小宮光江さんが、そして最終的に犯人の女として星美智子さんと四人も出演されてる
さらにシスタームービーから昇格したのかって言う女優陣自体プロットの関係から完全チョイ役でしかないものに・・・
さらに尺も86分とそれなりな作品になってるし・・・・
 
 オープニング刑事たちものの普通の人間ということか
半ドンの土曜日の昼下がりデートに家族行楽にとプライヴェートな状況をスケッチしながら、路線バスに乗ってる金子刑事の目線が窓外の河川敷で草野球をしている子供たちに移り
その草野球の少年が荒川に浮かぶ胴体だけの死体を見付けるまでの流れで見せ、タイトルロールに繋げる流れは実に見事でした。
原案脚本の長谷川公之としてはよくできた脚本だと思うし
作品としても
同体、両足、両腕そして首から上と順次遺体の主が分かっていく過程も見事なプロットで作り上げていってて実によく出来た作品警視庁出身という経歴でここまでのシリーズでは
佐久間良子さんを持ってきてるシノップスでの今井健二の役所の面白さも美味いよね
 
今回も荒川の上流から隅田川に分岐するとこから各橋とかの見取り図を捜査本部に図面を掲げて一つ一つ潰していく過程が実に丁寧だし
被害者女性の身元を洗ってゆくうち、舞台が荒川ということから、ダルマ船での貧しい生活から抜け出そうと、己の肉体を元手にして必死に足掻いてきた被害者の人生が浮かび上がると同時に、当時流行始めた美容整形とか、化粧品の訪問販売とか
ハンケチタクシーとかの当時の社会現象を垣間見られるのも
今の世代にとっては逆に新鮮な風俗の記録でもあったりするわけで
 
そして今作では犯行動機としで闇ドルの問題が、
1959年の日本って1ドル360円の時代だし
さらに刑事が子供産まれたお祝い金に関してもヒラ刑事は200円って
電車初乗り20円の時代ですものねぇ
 
そして子供の名前を考えて、これがいいって言う名前が重要参考人の名前で躊躇したりとここまで続いてくるシリーズならではの
刑事たちの役に肉付けもされてきてるようですね。
個人的にはここまで9作品のうちでは一番面白く見られた作品だったかな
 
1959年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原案・脚本、村山新治監督作品
出演:南廣、堀雄二、神田隆、松本克平、花沢徳衛、山本麟一、須藤健、佐原広二、佐久間良子、星美智子、沢村貞子、浦里はるみ、小宮光江、潮健児、今井健二、高橋とよ、成瀬昌彦、加藤嘉、菅井きん、杉義一
 
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