MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

おっさんとわたし カラミ逢うヒモ

2021-06-18 23:45:35 | ピンク映画
ここんとこ2、3日立て続けに、1日7、8時間連続指定
中国連続ドラマを見ていたら、なんとなく気休めにエロっぽい作品が無性に見たくなり
そういえば購入してまだ見てない我が敬愛してやまない山内大輔監督のこの作品があったな
ってことで6月4日に東映チャンネルでも深夜枠でOAされていたので、DVDを封切るのもと思いつつそっちを見ましたら
TVOAと2020年の<OPフェス>用のタイトルが「おっさんとわたし」
スターボードからR -15で6月4日にDVDリリースされた時のタイトルが「おっさんとわたし カラミ逢うヒモ」
そして劇場公開のR -18作品は「はめ堕ち淫行 猥褻なきずな」だそうで
さらに言わせてもらうと佐倉絆さんの引退記念作品だったようです。
にしてはOP映画に、そして山内監督作品にもそれなりに貢献してきてる佐倉絆さんにしては
実に寂しい引退作品になってるような
 
同じ山内監督さんは朝倉ことみさんに関しては「しあわせ配達人・ユリ子」と言う、
実に引退記念映画にふさわしい作品を作られてるのに
この差はなんだったんだろうって不思議に思ったのは、わたしだけだったのかしら?
 
そうなんですよね、確かにピンクの常として主演は佐倉絆さんなんだけど
この映画の主演はなんとおっさんというヒモを演じてる森羅万象さんの映画であって
佐倉絆はある意味狂言回しでしかない役だったし
物語のヒロインとしての立ち位置というか、悲劇のヒロインは並木塔子さんだったし
それでも森羅さん三人の女優さんと絡んでのヒモ生活を謳歌してるのはうらまやしい限りですし
なんだかんだって石川雄也さんがいっちゃん美味しい役だったかな
あの目玉を拾うシーンくらいかな山内監督らしい演出は・・・
 
そうだ山内監督ならではの喫茶店マリエールを使われていたことでしょうか
この窓際の席から見切れてる緑のシーンは、千鶴シリーズで何度も何度も使われてる喫茶店
あんまりみすぎて一度新宿の明治通りまで見に行ったけど中には入らなかったなぁ
 
山内監督としては辛うじて及第点の作品でしかなかった
長谷川千紗さんとか可児正光さんとか山内組常連さんが辛うじて佐倉さんの引退へ花をそえての出演だったのかな
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2020年製作、日本ピンク映画、OP・PICTURES作品
山内大輔脚本・編集・監督作品
出演:佐倉絆、桜木優希音、並木塔子、森羅万象、石川雄也、可児正光、長谷川千紗、安藤ヒロキオ、須藤未悠、泉正太郎、井尻鯛

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長安二十四時

2021-06-18 17:29:54 | 海外ドラマ
中国版「24」という触れ込みで作られた作品
いわゆる盛唐の都長安
この長安を爆破しようっていう犯人を追い詰める
いわゆる市警的な役割にあたる靖安司の司丞(長官)李必(りひつ)と、過去に唐を匈奴から守る国境の辺境な孤立要塞の兵士で
要塞を匈奴に攻められ援軍もなく孤立無縁で守り抜き数人しか生き残れなかったものの、なんとか生き残って長安の市警の警察官を務めてきたものの
孤立無縁の砦に援軍を送らなかった将軍を殺したとして現在は死刑囚として牢獄に入れられていた張小敬(ちょう・しょうけい)を
その捜査力と胆力を部下である除祭から推薦され
獄舎から出して李必の命を受けて長安爆破を阻止しようという1日を描いた作品
 
いや、実に面白かったです。
“狼衛の曹破延と部下が失踪。長安で何か起こすらしい”
この情報をもとに
靖安司司丞李必は狼衛を追うものの、部下は捕らえたが主犯の曹破延を逃がしてしまう。
そこで部下から推挙された 死刑囚張小敬に曹破延を見つけるように命令する。
 
時は 唐の時代天保3年ってあるんですがあくまで架空の時代です
時は上元節の巳の正刻(午前10時)からお話は始まります
本家はリアルタイム経過ドラマとして一話1時間の時間経過で全24話でしたが
この作品は中国の連続ドラマ制作の基準から24の倍の48話の大河ドラマですから
二話で1時間の時系列経過でお話が進んでいきます
唐の時刻は1日子の刻(午後11時〜午前1時)から亥之刻(午後9時〜午後11時)まで十二支で表されますから
一話は四半時(30分)の時系列で語られていくんですね
ご丁寧に物語のオープニングで靖安司の時を告げる人物が時刻を市民に呼び上げるとこから始まるんですね
本家で表示されるデジタル時刻は劇中に表現されませんが
これで何話で何時かわかるようになってまして
全48話、約2000分をリリース関係で2ヶ月にわたっての鑑賞でしたが
実際最終8巻は「破氷行動」を見終わってたった1日で鑑賞しました。
 
いや都長安のオープンセットをしっかり作っているとこがすごい
正月の大晦日から元旦にかけてのお話しですから
多分玄宗皇帝と思われる皇帝が登場してきちゃいます
で犯人追跡のお話を縦筋にして、玄宗らしき人ですからってのも劇中安禄山の名前だけ出てきてましたから、そして李白の詩が毎回曲をつけて(作曲は日本人)エンドクレジットで歌われているので
個人的に玄宗だと勝手に思って見てました
んだもんだからお盛んですからお子様もたくさんいて、
朝廷内ではその太子と右大臣との権力争いを横糸にして描かれた作品

長安遠こよなく愛する張小敬ですから必死に捜査をすすめていく中で
彼の人となりとか登場人物どの関連で辺境の要塞での過酷な兵士としての張小敬の姿も思い出として描かれていくんですが
まさかこの辺境要塞での出来事が実は物語の根幹をなしていたとは思いもしなかったですね
 
ただ、ここまで48週一年引っ張った割には、ラスボスはなんだ此奴って言うような萎みぶりだけが残念だったかな
それと李必はクライマックスでは眠り薬飲まされて睡眠中に全て終わっちゃうなんて
主演の一人としてこれでいいのかなぁ
それにしてもお金かけてるよなぁ中国ドラマ
羨ましすぎる
 
今月の中国はまだまだ終わらないのだよ
 
 
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