ヤンキーアクション映画シリーズ『ガチバン』のスピンオフ作品として山田裕貴演じる安藤忠臣を主人公にすえてスタートした作品の最終作品
結構好きな作品でして、このブログでもしっかりとDVD化された時点で記事にしてきたのですが
なんと山田裕貴とこのシリーズでW主演を務めていた青木玄徳が
この作品の中でも元ホストの台詞として
山田裕貴に”女に金を無造作に貸しすぎだろう“って問われた時に“俺、女で失敗しませんから!”って「ドクターX」みたいな台詞を返していたんだけども
それは映画のプロットでも、そしてなんと青木玄徳のプライベートでも完全に
“女で失敗”しちゃったおかげで
今作が最終回になってしまったのが今でも残念ですが
ご本人は現在ではお仕事に復帰されてるんで、なんとか示談が成立したようですね
さて山田裕貴と青木玄徳とのW主演と書きましたが
実は第二弾以降の作品はこのお二人が交互に主演を務めてきたシリーズ
期せずしてして青木玄徳が主演で青木玄徳のおかげでシリーズ終了となってしまった作品
で先にも書いたように予見していたのか“女で失敗しない”男が“女で失敗”してしまうと言う
笑うに笑えない作品なんですが
映画としてのプロットは実に私好みの作品でもあって
前作に負けないくらい楽しめる作品でもありました
今作では青木玄徳が主演であるものの美味しいとこは山田裕貴が全部持っててしまった作品でもあるのは
プロットの基本コンセプトが極道と堅気に入るとは思えないけども一応自称堅気の闇金との金銭にまつわるお話がメインになってきてますので
日本一の若さで組長となった山田裕貴の経歴がモノを言うというか
経験が生かされた作品
女専門のローンを起こしてる司に、ヤクザの構成員まもるは童組若頭の陣内に上納金アップを迫られ、デリヘルの凌ぎをさせてるマミーら女性に嘘をつかせて司から金を借りさせそのまま返金せずに済まそうとしたまもる
まもるの手引きと知った司はまもるに借金返済を要求するが逆にまもるに締められてしまうが
まもるはその時にちゃんと極道と名乗って踏み倒しを正当化してしまう
そんな青木に極道の組織編成と上納金のシステムを教授される司
そんな司を伴って陣内の元へまもるは連れて行くが、そこで陣ないからまもるは準構成員で組長から盃も下されていないから堅気だと言われてしまう。
今まで陣内を親父と慕ってきたまもるには晴天之霹靂
そんなまもるに覚せい剤を敵対する組織から仕入れていたことがバレそうなことから、敵対する南天龍組の組長殺害を命ぜられる
司は銃を持ってるまもるに職務質問をかけるよう仕向け、まもるは人を殺さずにすむ
借金は司を従えて忠臣が昔とった杵柄で陣内から取り立てるのであった
まぁお話的にもシリーズ的にもこれで終了だったって言われても納得の一本ではあったんですが
青木玄徳が事件起こさなければ、まだまだ続いて行ってもおかしくないシリーズでもあったようで・・・
2018年製作、日本映画、。「闇金ドッグス8・9」製作委員会作品
元木隆史監督作品
出演:青木玄徳、長村航希、野中隆光、龍野りな、大賀太郎、ダンカン、山田裕貴
