MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

恥じらいの若妻

2022-01-04 23:55:54 | OV
チャンネルNECOでの深夜枠でのエロチック作品「世にもエロスな物語」シーズン1、2と「令和エロス噺」シーズン1、2の中のオムニバス作品を
その三作品をそれぞれさらに単体にして
NECOでの深夜枠のプログラムコンテンツとして再活用して行ってる作品ですが
一応深夜枠ですので昨3日のプログラムになるんですね
真夜中というか早朝のAM4:30OAでしたので、もちろん録画視聴です。
 
この作品は2020年4月に「令和エロス噺〜羞恥〜」のオムニバスの一本として初OAされた作品だったようですね
原ちとせさん、私には当時お初なAV女優さんでした
なんと“人妻AV女優人気No. I”だそうですね
そうもうアラフォーなんですねって言うオーバーのお方ですが
でも若妻っていう表題でもOKな女優さんに見えました
 
2017年製作の本編のタイトルは「あなた 見ないで」という実に単純なタイトル
お話としては原ちとせ演じるヒロイン里美は愛する夫紘一と幸せな生活を送っていた。
そこへ就職活動の為、しばらくの間義弟の信夫が同居する事に・・・
以前から里美のカラダを狙っていた信夫は、面接試験に失敗してやけになっていた信夫はその後憂さ晴らしで里美の下着で遊んでいるとこを里美に知られて
なんとのその場で里見を犯してしまう。
そして、その日を境に里美との情交が続き、いやがっていた里美ではあるものの
信夫に開拓された肉体の情欲が開花して行くのだった・・・
 
原ちとせさん、改めて単品で見てみると手頃な私好みなおっぱいでしたし
お顔もそれなりで、こういうAV女優さんだったら本編または無臭もあるようなので見てみたい女優さんのお一人になったみたい

切り口の違う記事はコチラ
 
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空白

2022-01-04 17:23:53 | 邦画
今年も続けていく、キラキラではない日本映画を積極的に見ていく企画
そのためにジャケットからくるインパクト
そう古田新太さんが泣き叫んでおり、なんと強面マルボウ刑事を「狐狼の血 LEVEL2 」でみごとに演じていた松坂桃李さんが土下座してる絵につられてレンタルしてきたものの
107分の尺全体が実に重たくのしかかってくる作品だった
 
だがその映画から発せられるメッセージが実に的確すぎて
尺が実際には短く感じられる映画だった
決して面白いとか、楽しいから映画が短く感じられたのとは
内容的に真逆の重たさで、見るものにのしかかってくる作品なのにねぇ
それが長く感じなく短く感じさせるということが実に不思議な作品だった。
人によってはあまりの重たさに3、4時間も緊張を強いられたというような疲労感を感じる人もいるだろうと思ってもいる
 
そうこの映画、そういう意味では人を選ぶ作品なのだ、
この映画、それぞれの登場人物が完全に負のスパイラルに襲われる続ける作品
人間の存在のあり方生き方を、さらにマスコミまで批判をしてる作品でして
全て人間の悪いと言うと語弊があるんですが悲劇的な部分から起きる醜さ、辛さがしっかりと描かれているんですよね
それ故に特定の人物に焦点を当てつつ、それを取り巻く周りの人間の自己中心的な醜さまでも浮き彫りにされていくんですねぇ
 
ある意味悲劇の主人公で自己中で周りを引っ掻き回す古田さんではあるんですが
狂言回し的な存在でもあるんですねぇ
したがってこの映画に説得力を与えてくるんです
 
お話としては離婚によって片親として中学生の娘を育てている漁師の古田新太演じる添田、ある日その娘がスーパーで万引きしたと店長に捕まり
隙をついて逃げだしたから、店長が追いかけ捕まる寸前に車道に飛び出して乗用車に跳ねられ反対車線に跳ねられたとこにトラックに引きずられ即死する
娘の死によって、今まで自分があまりにも娘のことを知らなかった父親が、スーパ店長や学校に当たっていくことでその怒りの矛先を・・・
 
スーパーの店長に松坂桃李さん、彼も苦悩する。さらに特異な事件としてマスコミが連日大騒ぎ
マスコミは報道の自由を標榜してつつ、そこには各局の思惑によって
正義の追求ではなくさらに善悪の問題でもなく、視聴者受けの偏った編集で報道する
一般市民はそれによって、被害者、加害者問わずに誹謗中傷する
まさにそれによって加害者が被害者に、加害者が被害者にとなるというお話
結局連日のマスコミ報道によって個人スーパーは客足は落ち、閉店に追い込まれる

そやって古田新太、松坂桃李の周りの人間も多かれ少なかれ巻き込まれて、これまた自己中の展開を示していくという
先に書いたような負の連鎖の作品
松坂店長に恋情を抱いている寺島しのぶさんが実にいい
そして最初に娘を跳ねた自家用車の運転していた女性は自殺しちゃうし
で、その女性の母親を演じている片岡礼子さんの
葬式に現れた古田新太に淡々と語る心情が実にいい
しかし、もし私がこの片岡さんだったら、古田新太にあたり散らしているだろうな
 
この些細な片岡さんの台詞から、古田新太の心境にも変化が表れていくもととなり
さらに娘の私物から万引きの事実みたいな物証も出てはくるんですが
娘を失った父親として振り上げた拳を落とせないとことか
実によく寝られたプロットでした
 
その結実がイルカ蜘蛛を描いた二つの絵画だったんですかねぇ
 
あまりにも重たい映画ではありますが
こういった作品がオリジナル脚本だったとはねぇ
まだまだ日本映画も捨てたものではないという作品
積極的に日本映画を見ていこうという企画が起きなければ完全に見落としていた作品だった
そういう意味ではこの企画自体正解だったようです。
 
2021年製作、日本映画、「空白」製作委員会作品
吉田恵輔脚本・監督作品
出演:古田新太、松坂桃李、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、片岡礼子、寺島しのぶ、野村麻純
 
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