コロナ禍で混乱を極める地球規模でのパンデミックに乗っかったスペイン映画。
だってねぇ原題が「COVID-21: Lethal Virus」ですからねぇ
現在地球規模でパンデミックを起こしてるウィルスは”COVID-19”ですから完全に時宜に乗っかった作品ですが、こちらのウィルスは完全なるゾンビウィルスです
ってことでゾンビ・アクション!映画でしたが、コロナ禍ですからあっという間に死体がゾンビ西田なるんですが、我々の見慣れたいかにもゾンビですっていう造形のゾンビではありません
感染即死即ゾンビっていうことで走るゾンビですか
一応ゾンビですから人肉くらいますが、死亡即ゾンビですから死体顔だけだし着衣はそのままでいいから
ここいらて抜きですからねぇ
時代の潮流に乗っかってるだけでゾンビ自体が人間を追ってくるから、生きてる方は走って逃げる
ゾンビたちも大量に走って追っかける
その映像でリアル感を出す方法として手持ちカメラでカメラマンも走るから実に画面が揺れる揺れる
臨場感の演出なんでしょうが、わざと揺らしてるとしか・・・
本作の原因がなぜに起きたか何の説明もなく
スペインもアフガンに参戦していたようで、その戦地でランチャーを構えていた少年を射殺したことで、その傷心を抱いて世捨て人として一人生き抜く覚悟を決めた男と
ウィルスの特効薬を研究するために研究所に赴く女性科学者、その科学者の護衛を任されたもののはぐれてしまいゾンビに部下を殺されてもたった1人で任務任務遂行する特殊部隊大尉の三者三様の思惑が映画を動かしていく作品
ゾンビに襲われたった1人で逃げた女性科学者がもと軍人乗っかってる男に助けられ
彼と一緒に研究所まで行こうっていうプロットがメインなんですが
ゾンビの危機もあったり、自分本意な悪業の人間とかとしか遭遇しつつ
この女性が向かったのは何と研究所ではなく、自分の家だったって
そう母親としてこのゾンビパンデミック乗っかった中で子供の命大事っていうのはわかる
十分にわかるけど、そのために特殊部隊は大尉1人になっちゃうし
ネタバレになりますが元兵士の男もゾンビ乗っかってる餌食になってしまいます
大体洋画のお姉ちゃんって自分の意志を通すのに何でも利用するんですね
しかし、まぁそのために無実の男がいつも犠牲になるんですね
まぁ普通のゾンビ映画みたいに下手に人間ドラマを本筋にせずに
ある意味ゾンビから逃げ惑う姿をメインにして、無数に襲ってくるゾンビの恐怖と緊迫感を強く表現してるのが良かった
だからゾンビメイクせずにいてもゾンビの怖さが伝わってきたのかなぁ
予算とか時流に乗っかったキワモノ作品ではあるんでしょうが
そこいらが逆に成功してるだろうな
ただ何日かかっただか結構何回か日が暮れて日が明けていましたが
全く飲み食いしない映画でもありました
ただ、コロナに関連付ける必要はあまり無かったようにも思える作品
2021年製作、スペイン映画
ダニエル・H・トラード監督作品
出演:クリスチャン・スタム、ロレッタ・ホープ、トマス・パレデス、カナム・アルバレス