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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち

2022-01-05 23:50:33 | 洋画未公開
私は見てはいないのですが全米での人気連続ドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」なんと全6シーズンも続いた人気シリーズだったようですが
ニューアークのマフィアのボストニー・ソプラノズのドラマシリーズの前日譚を描いたりがだったんですね
見終わって調べたら主人公を演じていたジェームズ・ガンドルフィーニが亡くなったことで終了しちゃたようですね
で今作では彼が憧れてた叔父のディッキー・モルティサンティが主役となり、青年時代のトニーに影響を与え、後にトニーが率いる犯罪組織の礎を築いたディッキーとはどんな人物だったのかが描かれています
単体の映画として見ても十分に鑑賞に耐える構成でしたが
見終わって調べてわかったのは回想の語りがこれでわかるので
そこだけは単体ではあんまりわからなかったけど
じつに面白く見られた

有名なテレビドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の前日譚ということで時系列としては1963年からはじまるんですね
少年トニーを演じてる役者も、青年時代のトニーを演じてる役者も実に同じような顔立ちしてると思ったら
ドラマの主役のジェームズ・ガンドルフィーニの実の息子さんが演じていたようです

時代が時代なので黒人に対する人種差別人種の暴動とか、ベトナム戦争問題を背景に、アメリカ社会の変貌と共に変わって行かねばならないマフィアの存在を描いた作品で、
さほど派手ではありませんが犯罪物としては生々しく描いてる作品
レイ・リオッタが、主人公の祖父とその後兄弟の刑務所暮らしをする老年の落ちぶれたマフィアの構成員の二役で登場してましたねぇ

マフィアということイタリア系のファミリーだったんですね、だから女も子供も血で繋がっていて、結局はトニーも大学で花形フットボール選手でありながら
結果ファミリーに入らざるをえなかってんですかねぇ
だって黒人と対立して殺し合いが始まり結果トニーがファミリーを継がねばこのファミリーは存続できなくなってしまうとう
いうとこまで語られているんですが
 
しかし、イタリア人らしくファミリー内でもオジは父親を黒人暴動に紛れて殺すし、その後妻である若き継母を愛人にしちゃうというイタリア人らしい色好みとか
その女がこれまた興味本位で黒人と寝てみたりで命を落としたり
そんなこんなで結局このディッキーはいのちを落としてしまうんですね
 
恨み裏切り、血の繋がった家族すらも殺すという非道なマフィアの掟と
黒人ギャングとの抗争とか描いてる割には淡々とかお話が進みますので、
2時間の尺も苦にはならずに見られた作品でした
しかし、6シーズンも続いたドラマではありますがドラマ本体を見てみようっていう気は起こりませんでした。

2021年製作、アメリカ映画
アラン・テイラー
出演:アレッサンドロ・ニヴォラ、レスリー・オドム・Jr、ジョン・バーンサル、コリー・ストール、マイケル・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、ベラ・ファーミガ、ビリー・マグヌッセン、ジョン・マガロ、ジョーイ・“ココ”・ディアス
 
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男涙の破門状

2022-01-05 17:31:47 | 邦画
東映チャンネルで1月2日にOAされた未パッケージ作品。
私自身も完全なる初見作品となります
 
東映の着流しヤクザ映画全盛期のシリーズものではない鶴田浩二御大の単体作品です。
ヒロインには桜町弘子さん、結構彼女もこういったヤクザ映画で重宝されておりますが、もとは東映時代劇全盛期ではお姫様女優さんだった
確かに年齢を重ねて貫禄ついてきておりますが、その美貌に衰えはないんですねぇ
でその弟に村井國夫さん、
映画初デビュー作だったようですね、障害からくる捻くれ者をちゃんと演じており
演技力の確かさを見せてくれてはいますが
地味な感じで主役にはなれない感じ、やっぱ演技力で舞台等での活躍は周知に通りですが、東映さんの任侠映画では数本お見かけしております。
 
鶴田御大は相変わらずの役所でして、飛田遊郭で十一人を斬った男という設定
そんな鶴田演じる直治が出所した時に、飛田で斬られた親の仇と命を狙いにきた大木実
これまた敵対するもののいざっていう時には鶴田に味方する役回り
完全にパターン化されており基本シノップスはしっかりと出来上がっており
あとは脚本家がその基本パターンに則ってどう料理するかでその映画の良し悪しというか面白さが・・・
さらに監督がそのできてきた脚本で視覚化するかというところになるんですね
 
ってことで脚本は村尾アジラさん、監督には山下将軍
しかし、この時代ではまだ山下将軍はお花を画面に出してこないのね
 
弟分銀三の破門を知り、直治は無実を信じてあとを追い九州に・・・
銀蔵は兄貴分の直治のでいのちの恩人の息子伊之助が組の花会の寺銭を盗んだものの直治に義理だてして破門日本なっていたのであり
そに銀次を追って海音寺親分の娘おふみが銀次の後を追って出奔してしまう
直治の幼なじみ村井國おっと演じる伊之助は九州の炭鉱にいた
そう姉の桜町を頼ってきたのだった
 
その頃田川では炭鉱の払い下げをめぐり、岡崎一家と財前一家が対立するなか、直治は岡崎一家に草鞋を脱ぎ伊之助の所在を知る
直治は銀三の無実を証明することを伊之助に頼むのだが、不承知の伊之助は財前親分の傘ので下に逃げ込んでいて
 
今作では伊之助は殺害されるものの、銀三は財前には殺されたないものの
入札に負けた財前が炭鉱を爆破したため、直治の怒りのドスが財前一家に立ち向かう
鶴田御大はここでも最後ので殴り込みは九寸五分だけでの殺陣でしたねぇ
 
1967年製作、日本映画、東映作品
山下耕作監督作品
出演:鶴田浩二、待田京介、大木実、村井國夫、桜町弘子、橘ますみ、嵐寛寿郎、石山健二郎、天津敏、遠藤太津朗、小田部通麿、高並功、阿波地大輔、関山耕司、ゆうき哲也、国一太郎、小山田良樹、波多野博、蓑和田良太、京唄子
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