ナチスドイツ軍の< V2ロケット>計画を阻止した実在の人物の現在のインタビュー映像をもとにして
その語られたエピソードを映像化して作られた作品
ロシア軍配下のユダヤ人部隊の兵士レオニド・ベレンシュテインの送られたキエフ戦地で一人生き残った彼は
スターリンから“レッドアーミー・パルチザン”と言う部隊を任されて
情報活動と“パルチザン”とあるようにゲリラ的な戦闘部隊としてソ連軍を支援していた。
ある時、食い物もなく飢餓で苦しんでいるところソ連兵士が地元の村で食料を略奪、そして女たちをレイプしたとこに出くわし
ソ連部隊の隊長にねじ込み、彼らソ連兵士の処刑を申し込むほどの正義感の強い意志の男だった。
そんな彼の部隊にドイツ軍の輸送施設の破壊工作の命令が下り、ウクライナに降下するはずだったものがナチの高射砲攻撃で降下地点をポーランドと見当違いのとこに降下したことから、
なんとナチスがロケット開発してることを知り、
その工場を特定するために探索する様子を、現代のレオニド・ベレンシュテインの思い出話と
映画という俳優が演じる映像とを巧みに組み合わせて作っていくのですが
実はロシア製作による戦争映画だと思ってましたが、イスラエル映画だったのね
ソ連軍に参戦したユダヤ人と言うことで、彼がロケット研究施設を探す中で
ナチスがある町で100人のユダヤ人を銃殺しようとしてる情報を掴み、
彼等の銃殺を阻止し、彼らにできれば戦争にゲリラとして加わらないかと檄をもとばすとこで映画は終わる。
確かにナチスから100人のユダヤ人の命を救った功績はイスラエルでは完全なる英雄ですよねぇ
映画的にはオープニングで彼が一人生き残ると言うドイツ軍による空爆と戦闘機の射撃シーンの戦闘シーンしかなく
後は彼のゲリラ活動を77年後の彼自身のが思い出話の映像化だけで107分
地味な映画でしたから途中何回か寝落ちしそうになった作品でした。
2021年製作、イスラエル映画
ローマン・シュムノフ脚本・監督作品
出演:レオニド・ベレンシュテイン、ヤロスラフ・クシュレンコ、アントン・カーリンスキ、リリア・オスタポヴィッチ、パーヴェル・アルドシン