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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

アンダー・ウォー 史上最大の地下爆破作戦

2022-01-22 23:13:44 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミアで日本初OAされた後に
DVDスルーされた英国映画
お話は1917年ですから、第一次世界大戦ですか
ヨーロッパ大陸のフランスの国土で塹壕戦としてドイツ軍と対峙しているイギリス軍
このまま行くと空爆とかで英軍は連合軍としても敗戦濃厚
 
なんとか打開策をと考えた前線将校
塹壕よりも深い地下トンネルを掘って敵塹壕の下に爆薬仕掛けて起死回生を測ろうってアイデァが閃くものの
塹壕は土ですから普通に兵士たちが掘って作れるが
その下の地層は粘土質で素人ではトンネルが掘れないと、本国に帰り
上層部に作戦概要の許可を取り
彼が選んだのは鉱山会社の社員である民間人の穴掘り作業員の専門家たち
鉱山労働者達で粘土質の土層のトンネルを掘って敵の壕を爆破するという奇抜な作戦ってありそうでなさそうで・・・
巻頭でのスーパーでは”事実に基づいた云々“って言うような文言のスーパーは入らないのですが
どうやら史実に基づいた記録をもとにフィクションとしては作られた戦争映画のようです

主人公の穴掘り作業員のリーダーのお親父さんが実に渋いんですね。
民間人としても愛国心が強く、兵役を志願するも穴掘りがたたり肺に障害が起こり志願兵募集に不合格となっているという映像をしっかりとオープニングに挟み込んでおり
民間人ではあるものの一応最前線ですから、臨時徴用兵役としてトンネル掘りではあるものの自分が最前線に行くという僥倖に恵まれる
将校とのやりとりとか掘削での自己提案や、最後の無謀とも思える行動にしっかりとした説得力を与えていたんですね。

そんな主人公の背景はしっかり描かれていますが、他の4人の背景はありませんでしたが、一人の若者が故郷での恋人が自分が戦地に赴いている間に、
故郷で別の男と一緒になったことで、塹壕と敵塹壕の中間安全地帯を超えて敵の銃撃で自殺するという
ある意味心理的に残酷なシーンがありましたが
そんな女のために自ら死ぬことはないだろう
思い詰めなくても、他に最いい女にこれから巡り会えるだろうに・・・ある意味無駄死にというようなシーンがあって
戦争の悲劇の一面をも見せてくれていたような

ただ映画としては、英軍だけでなく、隠密行動でトンネル掘りは敵もやっていたようですが
映画としては穴掘りがメインですから
絵面としては実に地味なのと穴蔵で暗いのとで
絵面に変化がなく実に戦争の映画とは言え、かなり地味な映画ではありました。
 
2021年製作、イギリス映画
J・P・ワッツ監督作品
出演:サム・ヘイゼルディン、トム・グッドマン=ヒル、クリス・ヒッチェンズ、エリオット・ジェームス・ラングリッジ、サム・クレメット

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日本暴力団 組長くずれ

2022-01-22 17:32:43 | 邦画
東映チャンネルで、鶴田浩二主演の「日本暴力団」シリーズを一挙OAしたものを録画視聴
一応公開順にOAしてくれていたので「日本暴力団」シリーズの第3弾
今作の鶴田浩二はヤクザの組長ではなく、昔渡世の義理で恋人の父親である別組織の親分をたたっ斬って務めを果たして
堅気になった男
今では昔の子分たちにもクラブの従業員として堅気稼業一本でやってる
劇中の台詞から恋人の父親を斬ったことから、この稼業に嫌気が差したようで
頑なに堅気として生きてる人間
唯一渡世人として付き合ってるのは横浜の暴力団浜中組の代貸である山麟さん演じる
広野という
特攻隊での生き残りパイロット
鶴田中隊長に命を救われたと今でも思ってる
 
そんな横浜に鶴田の昔の兄弟分があの関西の一強の巨大組織の関東制覇の尖兵として横浜に芸能社を開き
荷物・・・いわゆるクラブに出演するマネージメント会社
そんな男に池部良
二大俳優の共演ですし、今まではオリジナル作品でしたが今作では生島治郎の原作の映画化作品
 
堅気とは言え、背広を着ていても原作生島治郎の原作とは言え
どっから見ても洋服をきた任侠映画にやっぱ他ならないのは仕方ないんでしょうね
戦争を引きずって生きているのは山麟さんだけ
 
堅気の兄弟分と一緒に仕事をすることにこだわる男と
どうしてもヤクザに見切りをつけたい男との葛藤の物語
結局ヤクザの常套手段である嫌がらせによって堅気や稼業人に四人の死人がでたことで
 
”気質かヤクザの問題じゃない、俺にはどうしても許せないんだ“と最後に巨大組織に向かっていく鶴田御大の姿は変わらないというシリーズ野パターン化ですよね
3作目になると大体わかってきます、このシリーズ鶴田御大のは堅気でもヤクザでも自分の意地を通して死んでいくんですね
工藤明子さんのバタ臭い姿態を充分に活かしてる作品
葉山良二さんが優柔不断な地元の組長
長いものに巻かれる役を好演
 
1970年製作、日本映画、東映作品
高桑信監督作品
出演:鶴田浩二、山本麟一、池部良、渡辺文雄、葉山良二、待田京介、若山富三郎、工藤明子、三条泰子、桂ルミ、八代万智子、砂塚秀夫、近藤宏、諸角啓二郎、久富惟晴、高宮敬二、永井秀明、片山滉、沢彰謙、日尾孝司、野口貴史、久地明、伊達弘、土山登士幸、佐藤晟也、花田達、高須準之助、北川恵一、河合絃司、須賀良
 
 
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