BS日本映画専門チャンネルのピンク映画特集上映企画の“おとなの桃色シネマ白書”が七月から始まり九月の二作品のOAが月早々に始まり
今月は二日、三日と月初に集中

まずは1999年田尻裕司監督の国映製作で新東宝系列館でしょ上映されたピンク映画ながら、第9回日本映画プロフェッショナル大賞ベスト7位にはピンク映画として初めて選出された名作ピンク映画のOAですか
こう言った作品を作ろうと現在OP映画がピンク映画というジャンルのが仲でもがきつつある最近の製作の原点がこの映画なんだろうなぁ
っておもわされる作品

ある意味じ女性に見てもらいたい作品の第一候補
なんでもないどこにでもいるような平凡なOLの平凡な日常を描いているだけ
ただピンクですから濡れ場があるっていうだけで、それがちっともエロくない
ヒロインは28歳のどこにでもいるOL
ある日突然6年間付き合っていた男性から別な女ができたからって一方的に別離宣言される
このシーンでも実は破局宣告されて泣き出すのは男の子新しい彼女の方で
ヒロインは涙一つ流すことなく受け入れるものの

その帰り道終電車で見知らぬ男の子に肩を乗っ取られて動くに動けず終着駅までにっていく
彼を見てるうちに衝動的に唇を重ねてしまいカレに気付かれて
終着駅で慌てて下車するものの
そのまんま見知らぬ男とラブホ直行
その日以来8歳年下の写真学校の学生と体の関係が続く
年下男の甘えにあまんじて過ごすうちに
だんだん気持ちにズレが生じてきて・・・
女心の微妙な揺れを描いている作品でして
ピンク映画の範疇を完全に超越した作品
プログラムピクチャーとしてはベルトコンベアー式に大量生産されていく中でたまにこう言った作品が出てくるのは当然でして
ピンク映画って言うジャンルが唯一日本的なプログラムピクチャーシステムでなければ決して生まれない作品だったんでしょうね
ヒロイン演じてる久保田あづみさんの魅力がすべての映画だと言ってしまっていいだろう
どうやら女優さんということで裸も厭わない演技力とちっぱい気味な美乳と整ってはいる顔ではあるがどこにでもいるような顔。およそピンク映画のヒロインらしからぬ清楚さと儚さを醸していてじつに魅力的だった
さらに林由美香さんのキャスティングも効いていた
さらに林由美香さんのキャスティングも効いていた
新東宝や大蔵映画と言った大手からではなく国映からこう言った作品が生まれたってことが私には嬉しい限りではあるんですが
今唯一のピンク映画製作会社OP映画がこう言った作品を作ろうって自社のが将来を模索しているんですよね
切り口に違う記事はコチラ
1999年製作、日本ピンク映画、国映作品
田尻裕司監督作品
出演:久保田あづみ、林由美香、コマツユカ、佐藤幹雄、澤山雄次、森永徹、羅門ナカ
