MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

OLの愛汁 ラブジュース

2022-09-03 23:26:07 | ピンク映画
BS日本映画専門チャンネルのピンク映画特集上映企画の“おとなの桃色シネマ白書”が七月から始まり九月の二作品のOAが月早々に始まり
今月は二日、三日と月初に集中
まずは1999年田尻裕司監督の国映製作で新東宝系列館でしょ上映されたピンク映画ながら、第9回日本映画プロフェッショナル大賞ベスト7位にはピンク映画として初めて選出された名作ピンク映画のOAですか
こう言った作品を作ろうと現在OP映画がピンク映画というジャンルのが仲でもがきつつある最近の製作の原点がこの映画なんだろうなぁ
っておもわされる作品
ある意味じ女性に見てもらいたい作品の第一候補
なんでもないどこにでもいるような平凡なOLの平凡な日常を描いているだけ
ただピンクですから濡れ場があるっていうだけで、それがちっともエロくない
ヒロインは28歳のどこにでもいるOL
ある日突然6年間付き合っていた男性から別な女ができたからって一方的に別離宣言される
このシーンでも実は破局宣告されて泣き出すのは男の子新しい彼女の方で
ヒロインは涙一つ流すことなく受け入れるものの
 
その帰り道終電車で見知らぬ男の子に肩を乗っ取られて動くに動けず終着駅までにっていく
彼を見てるうちに衝動的に唇を重ねてしまいカレに気付かれて
終着駅で慌てて下車するものの
そのまんま見知らぬ男とラブホ直行
その日以来8歳年下の写真学校の学生と体の関係が続く
年下男の甘えにあまんじて過ごすうちに
だんだん気持ちにズレが生じてきて・・・
 
女心の微妙な揺れを描いている作品でして
ピンク映画の範疇を完全に超越した作品
プログラムピクチャーとしてはベルトコンベアー式に大量生産されていく中でたまにこう言った作品が出てくるのは当然でして
ピンク映画って言うジャンルが唯一日本的なプログラムピクチャーシステムでなければ決して生まれない作品だったんでしょうね
ヒロイン演じてる久保田あづみさんの魅力がすべての映画だと言ってしまっていいだろう
どうやら女優さんということで裸も厭わない演技力とちっぱい気味な美乳と整ってはいる顔ではあるがどこにでもいるような顔。およそピンク映画のヒロインらしからぬ清楚さと儚さを醸していてじつに魅力的だった
さらに林由美香さんのキャスティングも効いていた
 
新東宝や大蔵映画と言った大手からではなく国映からこう言った作品が生まれたってことが私には嬉しい限りではあるんですが
今唯一のピンク映画製作会社OP映画がこう言った作品を作ろうって自社のが将来を模索しているんですよね
 
切り口に違う記事はコチラ
 
1999年製作、日本ピンク映画、国映作品
田尻裕司監督作品
出演:久保田あづみ、林由美香、コマツユカ、佐藤幹雄、澤山雄次、森永徹、羅門ナカ
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Miss.リベンジ

2022-09-03 17:00:00 | アジア映画
ちょっぴりお色気ありな中国版ガーリーアクション映画
9月新作の第一弾はやっぱこの作品でしょ
肉体アクションの華麗さとその美貌で魅せてくれたスパイアクション「Miss.デンジャラス」には続いてのシュー・トントンさん主演のリベンジアクション作品
前作ではエージェントとしての任務でしたが
 
今作では邦題の”リベンジ“が示す通り、ヒロインチンチョンの復讐劇
それも惹句にあるようにその復讐劇は二段構えになっている作品
場所は70年代の香港、麻薬売買で商売を成り立たせている組織に麻薬捜査官の兄を目の前で殺され、さらに家を襲われたので、行きがけので駄賃でレイプされたチョンチョン
兄の復讐を誓い敵対する組織の長ヘイフオを頼って殺しのテクニックを教わり、
遂に復讐を果たすものの、その組織はボスのが兄が継いだために香港自体を牛耳ろうとしているヘイフオに再び組織転覆を依頼され
仕事をきっちりと果たしたチョンチョン
その功績によってヘイフオの女として香港に君臨することに・・・
 
しかし、兄の同僚麻薬捜査官に出会い香港がヘイフオので麻薬によって汚染されていることを知り
ヘイフオから離れ麻薬中毒患者救済の安楽村に居候しヘイフオの麻薬工場を焼失させヘイフオとチョンチョンは訣別して過ごしていた時にヘイフオの子を孕っていることを知るが・・・
 
実は兄が殺された時にヘイフオがその場にいたことがわかり
さらにヘイフオの部下たちが安楽村を襲い、迎え撃ったときにお腹の子を流産してしまう
そんなヘイフオを倒すために一人復讐に向かうチョンチョンの男ものスーツ姿がじつに凛々しくて
ジャケットのようなシーンは皆無でして
一体この絵はどこからもってきたんでしょうかねぇ
 
ヘイフオは武術の師匠であったためにチョンチョンは結局歯がたたなくて
そんな究極の状況でとったチョンチョンの復讐の一手とは・・・
こんな手って他の映画でも数回見たことありますが
 
中国映画ではあるんですが組織と組織の対立での集団肉弾戦とか
全盛期の香港映画を彷彿とさせてくれて、それなりに楽しめる作品ではありました。
 
2021年製作、中国映画(日本未公開作品)
ジェニー・ツェン監督作品
出演:シュー・トントン、テレンス・イン、リャン・カイ、シュー・シャオウ、リー・ユウェイ
コメント (2)
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