なんなんだろう
って1時間40分、私はヒロインの妄想を見させられていたのだろうか
そんなオチですよね、だって最近死んだっていうはずなのに永瀬さん演じる中年男の水死体はかなり腐敗してる
昨日や今日水死した死体でないんだもの
映画自体その辺を明確にしていないで2、3日前までヒロインは中年おっさんと倒錯したセックスしていたはずなのに
次に出てくる死体の腐れ加減はいい加減水に浸かっていたものだし
まぁ原作読んでませんからねぇ
映像的にはここまでの全てがヒロインの幻想であるって言うことを知らしめたって感じで
ある意味夢オチみたいな騙された感というのを禁じ得ない作品であり
ヒロインの中年男以外の若者とのセックスにしてもこれまた鬱屈したヒロインの幻想というか妄想であったと見ることができるし
父親が、そう死んだって言われてた父親とヒロインが旧交温めていたシーンで
そこいらに気づくべきだったのかもしれない
台湾女優さんだから脱がないってことはないっていうのはちょっと古いけどビビアン・スーとかスー・チーさんが映画でヘアヌードまでみせてることから
ないだろうし
引き絵ではこの作品でもヒロインのルシアの全裸でのセックスシーンがなんだか微妙
いわゆる脱いでることをあえておっぱいとかを見せないことで作品を高尚化しようとしているのか、それとも女性客の集客のためなのか
いわゆる脱いでることをあえておっぱいとかを見せないことで作品を高尚化しようとしているのか、それとも女性客の集客のためなのか
こう言った中途半端感は個人的に腹が立つ
おっぱい=エロという安易な考えもそうだし、そもそも裸になっているのにおっぱいさえ映さないのは
やっぱり映像的にも無理がある
最近では女性用のAVまである時代にある意味逆行してるように思うのはわたしだけ?
この作品自体のメインがSM的なセックスであるのに
そこが見せるものを見せないで作るってことで主題が薄まって来てるし
先にも書いたけどピンク映画館にも女性専用席を設けているような時代に
役者さんご自身は脱がれているのにあえて画角で見せないっていうのは役者さんにも失礼だって思うのも私だけ?
裸をありがたがる映画がある一方で、ギリで見せないことで日本映画の品位を守ってるって言うような悪い思い違いが完全にこの作品を壊していたように思ったのもやっぱりわたしだけ?
そんな作品でした。
2021年製作、日本・台湾合作映画
奥原浩志監督作品
出演:永瀬正敏、ルシア、菜葉菜、寛 一 郎、マー・ジーシアン、パオ・ジョンファン、大島葉子、リー・カンション
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/7f/8aee9a36d14ebd30801baf69a9957af6.jpg)