1949年製作の大映映画ですからロゴの横書き文字が戦前仕様の右から左日本なっていました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/d5/df2b914bccc1a074a6ce5905330ad501.jpg)
まだ戦前のまま使用されてる
こういった発見は楽しいですね
衛星劇場の“蔵出し名画館”で拾って置いた作品、かなり古いのでどうかなぁって思ったけど
大団円では大阪府警全面協力で作られた作品
っていうか昭和24年、大阪府警ではなく“大阪市警察局”ですねぇ
戦後復興途上の大阪神戸を舞台にしての密輸団と警官隊とのクライマックスでは大銃撃戦まで協力してる
そうなんですか、昭和24年って言ったらGHQでの映画検閲があって
見出し写真は映倫前身の許可ナンバーだか、GHQの検閲済みナンバーだか不明ですが
そうなんですよね戦争に日本が走ったのは武士道精神だった
”武士道イコール日本刀“っても判断から映画の世界から日本刀排除って言う風潮があって
日本刀は1950年までダメなのに、拳銃での銃撃戦はOKだったですねぇ
そういう事で深夜の大阪梅田地下街で一人のが射殺死体が発見される。被害者の身許を調べるうちに害者は新聞記者関口の妹でかつて婚約の皆川刑事を裏切って、金の為に結婚をしたみち子の夫金子であることが判る、
このみち子に京マチコさん、皆川刑事に二本柳寛この二人を中心に映画は回っていくものの
警察主任に志村喬さんや伊達三郎さんに大友柳太朗さんくらいはなんとか見分けられた
捜査を続けて行く中で金子の背後には相当の大物があることが捜査本部でも判って来た。そんな警察を嘲笑う様に頻々と発生する貨車盗難事件、
さらに金子の殺害に使われた外国製の未登録拳銃とか、警察無線の盗聴とか警察なんぞのものという密輸団の存在が明らかになるものの
皆川がついに密輸団のボスに辿りつくもののみち子と一緒に拉致されて・・・
捜査がドキュメントタッチで進められる中で皆川とまち子のドラマを絡めていくというセミドキュメントタッチでの良くまぁこんだけの作品を作ったもんだが
テンポがちょっと悪いのが難点でしたが
戦後4年の大阪の復興した街並み何見られたのも楽しみな作品でした。
1949年製作、日本映画、大映作品
森一生監督作品
出演:二本柳寛、京マチ子、志村喬、高田稔、菅井一郎、近衛敏明、大友柳太朗、伊達三郎、大伴千春、阿部九州男、戸上城太郎、光岡竜三郎、上田寛
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