なんでレンタル専用の画像がないんだろう
もうこのポスター画像だと・・・
昭和60年代に流行した歌謡曲『こんにちは、赤ちゃん』みたいでしょう
昭和60年代に流行した歌謡曲『こんにちは、赤ちゃん』みたいでしょう
って邦題は「こんにちは、私のお母さん」原題は「你好,李煥英」で英題が「HI, MOM」って言うみんな同じタイトル中国原題は母親の名前になってるんですね
ってことで日中国交正常化50周年を祝ってではないですが
期せずして日中の親子関係を描いた作品の連続投稿に・・・
時は2001年生まれた初めて口にした言葉が、普通の赤ちゃんの“パパ”“ママ”じゃなくて“ご飯おかわり”だったのって言う18歳のデブJK主人公の思い出噺から始まり
その成長過程ですね、常に学校に呼ばれたり成績が悪かったりで苦労をかけてきたジア・シャオリン
実に小デブで老けた高校生です
見終わって調べたら、母親の実話を元にしてジア・リンって言う監督が自分で脚本書いて、さらに18歳のJKを自ら演じていたんですね
この撮影時ジア・リン監督齢39歳
39のババアが20もサバ呼んでずうずうずしくもJKですぞ
なんと老けた小太り婆さんだって気持ち萎えかけて見てたんですが・・・
見終わる頃には慣れていたけど高校生にはやっぱキツかった
母と自転車に乗ってて交通事故に遭い、意識不明の母を前にして数々の親不孝を嘆いて
こんなに母が不幸せなのは自分が生まれてこなければ良かったんだって言う結論を導き出したシャオリンはそう思った途端1980年にタイムスリップしていて
その時代では母はまだ独身で
母と仲良くなって父との結婚を阻止するために母の恋愛に狂奔する20年後の娘の姿をコミカルに描いた作品だった
父親と結婚させないと未来の自分の存在がなくなるわけですからねぇ
画風というか画角というか画質ば本当に古い映画のような画風になってて
そうデジタルで撮っているからフィルムのザラついた質感とかテクニカラー的な色彩感でもないんだけど
どこか古い映画を見てる絵質というかそんなものが伝わってくるし
今やGDPが世界二位の経済大国中国ではないまだ国民賃金が安くTVも一家に一台もなくまさに60年代の日本とかわりない中国人の日常の中で
お母さんの恋の後押しに奮闘する。そうなんとか自分の父親と会えさせなければ自分は生まれてこないんだって言う恋のキューピッドをやるわけですが
この監督芸人さんらしく随所に小ネタを挟みつつ笑わせながら自分が生まれない方向に持っていくという作品ですが
そこはちゃんと収まるとこに収まってしまうわけで子を思わぬ親がいるわけでなく
親を思う子がいるわけでもないわけで
さらにいくらタイムleapしたって歴史が変わる訳でもなく親子のあり方をしっかりと再認識
そうここまで改めてこういう風に見てるこっちを攻められるとあかんやろうって言う映画だった
小ネタで笑わさせられてるうちにしんみりさせらる作品だった
39歳の高校生だけは勘弁して欲しかったけど
見てるうちにまわりに溶け込んで世話好きなおばはんがまたやっとるでぇ見たいな感覚になっていっちゃうとこも監督の意図野一つだったのかもしれない
2021年製作、中国 映画(日本公開作品)
ジア・リン脚本・出演・監督作品
出演:チャン・シャオフェイ、シェン・トン、チェン・フー、リウ・ジア
ジア・リン脚本・出演・監督作品
出演:チャン・シャオフェイ、シェン・トン、チェン・フー、リウ・ジア
