衛星劇場で偶然拾った、そうブログ書いててのながら見だったため
タイトル撮れなくて辛うじてキャストクレジットからの録画始動
っていうことで内藤洋子さん、多分東宝が力入れて売り出そうとしてたアイドル的な女優さん
しかしなんと13、4本撮ったらさっさと結婚だか海外行っちゃって芸能界から引退しちまった女優さん
ある意味この映画ボディダブルではありますが神山繁さんとのベッドシーンまである映画
ファッション業界を舞台に、一人の若き女性がしたたかにのしあがっていく作品
そうだったんですねこんな野心的で打算に満ちた女性を描けるのは、やはり有吉佐和子さんの小説『仮縫』が原作だったんですね。
1969年の日本と言ったら高度経済成長を遂げ、もはや戦後を意識せずに日本は豊かさを享受できるようになった時代をファッションという世界で作られた作品
東宝さんも当時は怖いもの無しの百貨店の王者三越さんと提携して作った作品でしたねぇ
ある意味内藤洋子さんですし当時はまだ19歳だとかでこんな“華麗”とは裏腹な女と女のドロドロした闘いが演じられるだろうかっていう危惧は不要だったようですが
ドロドロな女の戦いはだいぶ薄まっていたのも事実っていうか
ドロドロ感を見てるこっちに感じさせなく
一人の若い十代の女の成長物語として昇華させていたのは一重に内藤洋子の持ってた透明感だったんでしょうね
当時では最新ファッションなんでしょうがやはり平成も終わり三代前になる昭和は今見るとビルの形から街を走るクルマとかファッションまでやっぱレトロでしたねぇ
ここ2、3日で多分ここにもアップされると思われるフランス映画の「オートクチュール」っていう作品もディオールのオートクチュールのお針子のお話でしたが
こちらの作品は女のドロドロを描くもののそこにヒロインの野望とかからきたものですから
全く同じお針子さんの映画で始まるものの国民性の違いもあるのかなぁ
これは衛星劇場での<田村正和>特集とは別くちがっnたようですが
この作品でも田村正和さんも出演されていましたねぇ
ちなみに内藤洋子の映画を見るのは私はお初でしたって書き添えておきますね
1969年製作、日本映画、東宝作品
有吉佐和子原作、浅野正雄監督さくひん
出演:岸惠子、内藤洋子、神山繁、浜木綿子、市川和子、山田はるみ、平田昭彦、田村正和