1981年製作公開の日活ロマンポルノ作品の一本ですが
ロマンポルノ自体は70年代中盤から市民権を得て
結構名前が売れてる女優さんとか男優さんが出演されるようになってきてて
なんとこの作品東映の鈴木則文さんが勝目梓さんの原作を脚色された作品
則文さんはロマンポルノ作品としては79年には「堕靡泥の星 美少女狩り」を一本撮っているんですね
そしてなんと古巣にお帰りなさいと言っていいのかなぁ
この人、中尾彬さんが出演されてるおりますし
悪女軍団の親玉として
八並映子さんがロマンポルノ初出演
年増の役を演じていらっしゃって立川の老舗ヤクザの後妻さん
でその義理の娘の姉に
と
のお二人
もうロマンポルノ主演級が三人もそろい踏みでしたねぇ
で立川米軍基地返還に伴う利権をめぐって古いヤクザが国会議員と新興ヤクザの親分に殺されて
その仇を討つという使い古されたシノップスを則文さんが脚色してるから
日活映画なのにどこか東映の香りがしていた作品
ロマンポルノとして復讐を我が肉体を餌にっていうか、女の武器で一人一人で倒していくだけのお話かと思ったら
原作がそうなのかはわかりませんが、代議士の妾腹のJKをレズで誘って一億円の件でのオチにはちょっとやられたんですが
もう一段お金になんないオチをつけてきましたねぇ
則文さんですから、復讐がバレて身がやばくなった八並さんに中尾さんがこのまま行ったら血を見ることになるとの忠告に返した八並さんの
“血が怖くて、女がやっていけると思うの”
って言う台詞がじつに刺さったなぁ
って言う台詞がじつに刺さったなぁ
切り口の違う記事はコチラ
1981年製作、日本映画、日活ロマンポルノ作品
勝目梓原作、鈴木則文脚本、小沼勝監督作品
出演:八並映子、風祭ゆき、泉じゅん、広井純、中尾彬、伊藤京子(新人)、高木均、
宇南山宏、益富信孝、吉原正皓