まずは最初に断って置きますが、2018年に自主製作映画として作られたこの作品
ようやっとパッケージ化されリリースされたのが2023年の5月でした
一応テアトル新宿だかで劇場公開は2019年2されておりましたが
内容が後述する通りじつに重たい作品です。
そう2008年に起きた秋葉原通り魔殺傷事件をモチーフにして作られておりますが、扱っている内容は秋葉原通り魔事件だけでなく、いろんな意味でこう言った同様の無差別殺人事件を通してヒトの命を奪うとは・・・
って言うテーマで作られてる作品でした。
って言うテーマで作られてる作品でした。
一応主人公って言うか主要登場人物は十代後半の若者3人とその家族となっておりまして
1人はこの秋葉原無差別通り魔事件によって母親を殺され現在アキバではギリセーフのフーゾクまがいの集金システムのお姉ちゃんをしつつ兼業で地下アイドルをしている美沙とその父親
母親と離婚した父と同居してるものの家庭内では父親と疎遠になってる高校生里恵
そしてグータラで金にしまりのない母親と母子家庭生活を送りながら大学進学を目指しつつ宅配アルバイトして生活している健
この3組の縁もゆかりもない親子たちが秋葉原という土地を接点としてるだけで全く絡まないものの1人は件の事件の被害者として
そしてもう1人はは母親が自分を置いて借金踏み倒して逃げてっていうか失踪してしまい
そのどうにもならない捌け口として空想の理念として無差別殺人を起こすと万世橋警察に犯行予告の電話はだけは毎日公衆電話からかける健
娘との距離が掴めずにどんどんその差がひらいていく中で若者の心理を見たいとアキバ通いしてなんと地下アイドルの里紗にハマってしまう里恵の父親
そう言った人々に焦点を当てつつ現代社会の抱える闇というか
まずはヒトとしてのコミニュケーションの能力不足っていうか
社会とのつながりの薄さとか、それが実際に社会よりも小さい単位でお互いが理解し合えるはずの家庭
そう絶対的に言葉などいらないはずの親子関係がまずは構築できないではいるこの現代日本ノーカット現状を
羅列しては見せてくれてゆく監督の力量がすごいし
コミュ力が取れないとこからくる人間不信とかいろんな現代社会の表層を描きつつ
秋葉原の無差別殺傷事件の加害者にも被害者に物語いつでも誰でもなれるっても言う事を描きたかったんでしょうかねぇ
そこには加害者と被害者は紙一重であり、この二種類しかなく人は傍観者っていうか第三者的な立場は取れないって言うことを強調していたように思える
2018年製作、日本映画、映画「NOISE」製作委員会作品
松本優作製作・脚本・監督作品
出演:篠崎こころ、安城うらら、鈴木宏侑、岸建太朗、來河侑希、仁科貴、小橋賢児、布施博