えっ?思ってたのと違いすぎてびっくり
完全に映画としてのセオリーを壊してるっていうか
一体何が言いたかったんだかまるっきり伝わってこない作品だった
映画の情報全く入れないから、レンタル店の店頭のジャケットの滝藤賢一さんの艶やかさでレンタルしてきただけで
書き出し一行目の感想を持ち
映画としてのエンディングを迎えて二行目を思い
そして結論が三行目
ジャケットのいわゆるオネェの連中のパイセンに当たるカンニング竹山が仕事場で急死したことから
彼女?の現状が母親にバレないようにって悪戦苦闘する後輩滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉の3人のオネェたちが悪戦苦闘してなっちゃんの故郷で行われる葬儀に参加しようって言うロードムービー的な要素を含み混んでる一応コメディ要素の強い作品なんだけど
そのコメディ部分が一つも笑えないっていうか空転しっぱなし
さらにオネェとして生きてる彼らにもそりゃ生きてるんだから
問題や悩みの一つや二つあるだろうし喧嘩もするだろう
でもそれも夫婦と同じで生きていくための明日への活性剤であるだけでたわいのないものであるっていうのは一応伝わって来るんだけど
あそこまでなっちゃんがひみつにしていたことだし郡上八幡っていう田舎の風土だし
ってオネェであることを隠そうっていうか隠し遠そうってするのは
10年前のお話に過ぎず
今ではテレビつければオネェが幅をきかせてる時代だし
世の中LGBTQのマイノリティーが幅をきかせてるというか市民権を獲得してる今日
あの菅原大吉・生稲晃子夫婦の家で渡部秀と前野朋哉のは2人のドラァグクイーンダンスを見せるのではなく
なっちゃんの葬式で滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉の3人のドラァグクイーンダンスでなっちゃんを火葬場に送り出してやるのが映画としてのセオリーであり
この映画のケレンとなるクライマックスになるんだって思っていたのはどうやら私だけだったようで
なんなんだ滝藤賢一さんのあの湿ったセリフで映画を締めてしまったのは・・・
もう一回言わせてもらう、田中和次朗さんてどんな作品作られたか知りませんが一応本も書けるようですが根本的にお客様をしんみりさせるのがいい作品だって間違った思考の持ち主なんでしょうかねぇ
あくまで映画は娯楽。そこは嘘で固めていいんですよ所詮映画は作り物なんだから
変にリアリティに拘っちゃあかんでしょう
プログラムピクチャーに慣れ親しんだ私にとっては
ちっとも楽しい映画ではなかったなぁ
製作委員会システムで映画製作してる歪みが出たような作品だったなぁ
三角マークが泣いている!!
2022年製作、日本映画、「ひみつのなっちゃん。」製作委員会作品、東映ビデオ配給
田中和次朗脚本・監督作品
出演:滝藤賢一、渡部秀前野朋哉、カンニング竹山、豊本明長、本多力、岩永洋昭、永田薫、市ノ瀬アオ、アンジェリカ、生稲晃子、菅原大吉、本田博太郎、松原智恵子