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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

真・夜王伝説3 女たちよ、極上の快楽に魅せられろ

2023-06-03 20:08:51 | OV
我が敬愛してやまない山内大輔監督が2014年の古川いおりさんのキャバ嬢出世物語として始まった「嬢王ゲーム 」からはや10年
キャバ嬢の世界で千鶴を嬢王に君臨させてからの、転落と金融王への転職を経てまた元のキャバ嬢の女王に返り咲き
って言う千鶴を中心にして描いてきたホステス、ホストそして夜の世界へのスカウトや闇金と言った世界観を千鶴サーガとして構築してきましたが
ここんとこはそんな千鶴を夜の世界に入れた黒崎で回ってるこの千鶴サーガの最新作
 
前作「真・夜王伝説2 ネオン街No.1の夢と肉欲の罠」ではラストで、多分今作に繋がる辻さくらさん演じるアミカが黒崎を訪ねるとこで終わっていましたが
どうやらリリースもキンキンの1ヶ月間隔のリリースってことから勘案してみても、そして今作との流れからして、山内監督は今作と前作の二本撮りで一挙に作った作品だったって事でこの二作品である意味一つのエピソードと言った形だったのね
そう黒崎をカリスマと崇め彼の位置にまで上り詰めようという流風を中心にして
今作は前作の前日譚でありさらに前作とのシンクロ補完を経ての後日譚と言った作品だったのね
 
ってもそこに気がついたのは流風が客に刺され入院したのを見舞いに行った黒崎が美谷朱里演じる紘菜を身染めるっていうシーンを見たときに
全てを察知できました
ってことで前作のラストシーンである今作のヒロイン辻さくらが面接に黒崎を訪ねてくるシーンをも今作の中に組み入れて
さらに二本撮りの利点である「真・夜王伝説2 ネオン街No.1の夢と肉欲の罠」の映像の使い回しだけでなく前作と重なる部分もある「嬢王夜曲2 美人キャバ嬢欲望満開ナイト」と「新・嬢王ゲーム SEX or LOVE」からも使い回ししてきてましたねぇ
後可児正光さんの写真も・・・
 
って事でなんと今作では女優さんの美谷朱里さんを筆頭に結城りのさんと椿りかさんまで二本撮りでの強みで前作と同じ役所
女優さんもきっちりと二本っていう契約で撮影に数日拘束だから安心して使えるわけだし・・・
まぁ表の筋は流風の栄光と挫折のお話ではありまして命までも落としてしまい
 
なんと紘菜が千鶴を迎え撃つっていう意思表示で終わるのね
って事で前作の時も書きましたが千鶴を勤めてきた古川いおりさんが引退されてしまわれたのが誠に残念至極

切り口の違う記事はコチラ
 
2023年製作、、日本OV、ネクスタシーEX作品
山内大輔脚本・編集・監督作品
出演:辻さくら、結城りの、椿りか、美谷朱里、竹本泰志、野村貴浩、只埜なつみ、加藤絵莉、東惣介、佐々木狂介、モリマサ、八ツ橋さい子
 
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ヒトラーのための虐殺会議

2023-06-03 05:05:54 | 洋画
昨日は強風と豪雨によってどこにも出られずに一日中ビデオを見つつ屋根や窓にあたる雨の音や風の音
そして区役所からの逐一入ってくるメール着信音にビクビクしていた一日だったかな
そんな中で今月のレンタル作品としていの一番に選んだのはこの作品

ナチスが1100万人のユダヤ人絶滅政策を決定した「ヴァンゼー会議」の全貌を、アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいてのただただ事実を克明に映像化して
いわゆる可視化して見せるだけの映画でしたので
 
まぁ映画としてのいわゆる盛り上がりみたいなのには欠ける作品ですが
事実の羅列として見てる分には
言葉は悪いですがなんの起伏もないけれどもラインハルト・ハイドリヒがユダヤ人虐殺をガスで殺していくって言う既定路線を言葉巧みに誘導していく様の見事さと
それに他の高官たちが誰一人異論を挟まずに
ユダヤ人1000万人の大量虐殺いわゆるジェノサイドが会議で決定されていく誘導を目的とした言論の理路整然とした説得力というか言葉の巧みさにただただ感動を覚えてしまうんですね
 
第2次世界大戦時の1942年1月20日正午、ベルリンのバンゼー湖畔にある親衛隊が有する大邸宅にナチス親衛隊と各事務次官が集められ、“ユダヤ人問題の最終的解決”を議題とする会議が開かれた。最終的解決とはヨーロッパにいるユダヤ人を計画的に誘導しいかに効率よく抹殺するかってことだったのだった
完全に素案が先にできており、それをいわゆるナチス高官達が合議で決めたって言う体裁が欲しいだけの名目的な会議であって
国家保安部代表ラインハルト・ハイドリヒを議長とする高官15名と女性書記1名により、移送、強制収容、強制労働、計画的殺害などの方策がハイドリヒ主導のもとで異論なく淡々とたった90分だ決定してしまうと言う
いわゆる合議というアリバイ作りのための会議だったんですね
だから議事録が必要だったわけでそれが現存してるって事で
 
ある意味自戒を込めてドイツが自国でアイヒマンの議事録に何の脚色も施さずに戦後約80年の今にして映像化したのも何か意図的なものも見えるような気もする
日本は戦後約80年も経つっていうのこういった自戒的な処理が下手な国なんだなぁって気もしないでもないんですが
逆にまだ遺恨を抱いてるって言う国ももなぁ・・・って思いつつ見てましたが

出席者たちがユダヤ人の大量虐殺について銃殺にしたら1,100万発の弾がもったいないとか、殺すドイツ兵の精神が心配だとか、ある意味冷静に判断してガス室さらに焼却に傾いていく様の見事さ
コレ自体事実ですからねぇ言葉と出席者の心情に訴えて議長の思い通りに議事を運ぶ言葉による巧みさに史実の重みを認識させられた作品だった。
 
2022年製作、ドイツ映画
マッティ・ゲショネック監督作品
出演:フィリップ・ホフマイヤー、ヨハネス・アルマイヤー、マキシミリアン・ブリュックナー、ジェイコブ・ディール、マルクス・シュラインツァー、フレデリック・リンケマン、マティアス・ブントシュー、ファビアン・ブッシュ、ゴーデハート・ギーズ、ペーター・ヨルダン、アルント・クラヴィッター、トーマス・ロイブル、サッシャ・ネイサン、ジーモン・シュヴァルツ、ラファエル・シュタホヴィアク、リリー・フィクナー
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