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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

さすらいは俺の運命

2023-06-19 20:08:25 | 邦画
いつだかわかんないけどもチャンネルNECOで拾っておいたこの作品
どうやら小林旭の全8話作られた「黒い賭博師」シリーズの第5弾のようですね
サブにも何にも「黒い賭博師」ってついてきませんが
主人公のさすらいのギャンブラーの役名が氷室浩次と言うことと
 
今作では相手のイカサマを見破ったのが原因で逆恨みを買った氷室浩次が、目の前で恋人の利子を殺されその一周忌に利子の故郷に墓参りにやって来るところからお話が始まる
この恋人あっという間に殺されてセリフも全くありませんが日活映画デビュー二作目の太田雅子さん
そう梶芽衣子さんの映画出演二作目の作品だったようですが遠目の俯瞰で撮ってるから太田雅子でなくてもだれでもよかったような気もするけど
タブロイド誌での梶芽衣子さんの自叙伝によるとデビュー時のはギャラはどんな役でも一本十万円だったそうですから
これで十万なら文句なしですよね
 
どこかの港町の寂れたレストハウス、見晴らしのよい土地を巡って玉川伊佐男演じる土地のヤクザの親分延岡と政治家清水将夫とがこのレストハウスを狙っており
行きがかり上名乗るわけにもいかない氷室は、自分を殺しにきた川治民夫演じる政と一緒にレストハウスを守ると言う
ちょっと見長谷川神の『沓掛時次郎』をモチーフにしていろんな過去作品を色々拝借して一本の作品にしていたような気がする既視感だらけの映画だったかな
 
まぁあれだよねクライマックスではなぜかヤクザどもが洞窟の中で銃を撃ちまくって洞窟崩して水死しちゃいその葬儀に“おめでとうございます”って先代の三平さんが
って言うブラックなジョークで締めくくっているような
 
このシリーズ作品単発で何本か見ている気がするがよく覚えていませんが
旭のこれの前シリーズだった「渡り鳥」シリーズでのエースのジョー的な存在として川治民夫さんを配していたんだろうが
やっぱりジョーさんのようには機能してないのがいかにも残念で仕方ない
決して川治民夫さんが悪いわけでなくエースのジョーが偉大すぎてしまったせいでもあるんですよね
そう言う意味では宍戸錠さんのキャラをだれも超えられないって言うことなんでしょうね
頑張ってるだけで川地民夫さんがかわいそう
 
氷室浩次は悪魔の左手ギャンブラーっていうっことなんですが劇中旭さんの弾き語りシーンがあるんですが右利きでのギター演奏でしたねぇ
 
1965年製作、日本映画、日活作品
井田探監督作品
出演: 小林旭、川地民夫、伊藤るり子、上月左知子、玉川伊佐男、高品格、玉村駿太郎、野呂圭介、高橋明、太田雅子、立川博、バーブ佐竹、三界りえ子、清水将夫、林家三平、大泉滉、佐野浅夫
 
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女戦士クトゥルン モンゴル帝国の美しき末裔

2023-06-19 05:05:06 | アジア映画
これは珍しいモンゴル映画でしたねぇ
一応時代設定を13世紀後半に置いてるのでヒロインの一族はチンギス・ハンの子孫って言う設定になっており、ヒロインの父親がハイドゥという独立した国家そのまんま受け継いできた王家の子孫
まぁ中央アジアの民族ですから伝統的に男は狩りと兵力に
女は結婚して氏族を増やすと言う不文律な決まりのもとで繁栄してきた民族ですから
子供の頃から狩りや武力を嗜んで長男ってもこれまた腹違いの将来はこの民族を背負って立つ男より武力智力に優ってる主人公って言う設定になっていたようで
まぁこれも一夫多妻の首長の権力だったようですね
 
そんな中で年頃に成長したヒロインのクトゥルンは武勇と智力にに優れ、兄にも引けを取らない勇猛さを持ち合わせており長男から煙たがられており
父親は武力抗争を避ける意味でも隣国とクトゥルンとの婚姻をすすめようとしていたものの
王族間の対立が激化する中で最大勢力フビライ軍の陰謀により刺客が送られて王であるハイドゥが瀕死の重傷を負わされてしまい
一族に伝わる神聖な“黄金の教典”が奪われてしまうのであった・・・
 
まぁここの襲撃では違うけども他のシーンではなんと地に潜り木の上から飛来して襲ってくる黒装束に黒覆面でなんとその襲撃の様と煙玉を爆発させたりと
どっから見ても日本の忍者集団のような集団と戦うシーンもあったりするんですが
まさか忍者ではないですよね
そう剣戟でのこのような戦闘シーンはある意味チャンバラですがモンゴル映画界ではこれらのシーンで血飛沫のCGを全く使わないんですよね
中国語映画でかなりこういったシーンではCGとかワイヤーアクションで慣らされてる身としてはこういったノーCG、ノーワイヤーだとちょっと物足りなくなってきてますよねぇ
 
瀕死の父に代わって幼な馴染の5人衆の剣豪と父親襲撃に来た刺客の1人で昔仲間だったきアバタイを加えた7人衆でクトゥルンは奪われた教典の奪還にフビライ軍に攻め込んでいくのだった・・・
まぁクトゥルンも相手に捕まったりと無敵なヒロインではありませんでしたが
一応目的を果たしたことで女は言われるがままに男に従うのではなく
自由に自ら好きな男を選ぶと言う権利を主張して・・・
って言う映画だったなぁ
 
2021年製作、モンゴル映画(日本未公開作品)
S・バーサンジャルガル共同監督作品、シュウダツェツェグ・バータスレン共同脚本・共同監督作品
出演:ツェドー・ムンフバット、バドラク・バトトグトク、ウムラフダン・オユンビレグ、アルタントゥル・アルタンジャルガル、トゥムルトグトク・ダバーク―、レントセンバト・バトクヒシグ、ムンクトゥムル・ドンドフ
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