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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

リーインカーネーション

2023-06-22 20:08:43 | 洋画
昨日邦画の「月の満ち欠け」を、何の予備知識のない状態で視聴したら
なんとこの映画Reincarnationの作品でした
ってことで今日の洋画はそのReincarnationをテーマにした1974年製作、76年に日本で公開されたこの作品を
そうReincarnationの世界観が日本と西洋でどう違うのか、いやその根本はおんなじなのか
って比較して見るのも面白いかなって言う
ある意味自己満的にブログを構成しようかなって思ってだけで
 
って言うのもちょうど一年くらい前にこの映画の4Kレストア版さらにTBSでの“月曜ロードショー”でOAされた時の日本語版同時収録って言うこの作品のBlu-rayを購入しており未見の山に眠っているのを知っており、見る機会を失っていたって言うのも事実でしたので
これはこの機会に見比べてブログにするのもいいかなぁって言う思いついての視聴でした
 
70年代の映画だから90分くらいだと思っていたらなんと105分も尺があったのね
さらにTVOAでカットされた部分は字幕表示されてカットされた部分もわかるようになってる優れもの
 
こちらの作品は大学教授のピーターが夜ごと夢で暗闇の湖で泳いでいると、妻にオールで殴り殺されるシーンだった
そこで何の悪夢なのか探ってるとTVである町の風景を見て驚いた。夢でみたのと同じなのだ。早速、ピーターは町を訪れる。そして新聞社に行き、過去の殺人事件のファイルを探り始めると、1946年9月27日、ジェフという銀行頭取の養子が、湖で水泳中に溺死した記事を見つけ
早速未亡人マーシャと遺児アンが、今も生存していることを知り、ピーターはまず美しく成長したアンに近づきテニスを介して親交を深めていきデートを重ねる中で2人は恋に落ちていく・・・

マーシャはピーターがジェフのくせを見せることと養老院にいるジェフの母親がピーターを見るなり“ジェフ!”と、意識を取り戻したのだった
そこでピーターを探り出したマーシャはジェフと似ても似つかないピーターが今やジェフの生まれ変わりだと確信し
マーシャはピーターにアンはあなたの娘なんだと言うがピーターは結婚を考えてるというしジェフであることを隠すこともなかったために
 
マーシャは意を決して35年前の出来事を再現させようと・・・
 
こちらの作品は悪夢の原因を探ってるうちに自分が生まれ変わりだと知り
そして殺されたことも知りながらも
自分の娘と恋に落ちていく男を再びマーシャが娘と自分のために・・・
って言う因果は巡るおぐるまの的なお話になっていたようですね
 
1974年製作、アメリカ映画
J・リー・トンプソン監督作品
出演:マイケル・サラザン、ジェニファー・オニール、マーゴット・キダー、コーネリア・シャープ、ポール・ヘクト、トニー・ステファノ、デブラリー・スコット、スティーヴ・フランケン
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月の満ち欠け

2023-06-22 05:05:52 | 邦画
この作品も日本映画を積極的に見ていこうって言う企画で視聴した作品
最初はBlu-rayを購入してもよいかなぁって思ったんですよ有村架純さんだし
でも購入する前にGEOさんに行つたら10何本導入されてて誰も借りてない
そんな人気なかったんかい
先に見た「ある男」と今年のアカデミー賞を争って完膚なきまでに負けた作品
優秀賞でのノミネートだけに終わってしまった作品
 
原作ありきである意味上質なミステリー作品と共通点が重なりすぎた模様
あちらは愛した男の愛と過去を探るヒューマンミステリーであったんですが
こちらはなんて言うんだろう壮大な過去と現在を結びつけるReincarnation (リーインカーネーション)つまり輪廻転生というか転生輪廻の生まれ変わりの物語でミステリーホラーの範疇に入る作品
個人的には私はこっちの作品の方を推します
ってことで今度都心に出たらBlu-rayを購入してコレクションしておこう
 
そう生まれ変わりをテーマにした27年にわたる時空を超えた男女の究極の愛を描いた作品ということになっていたんですね
 
この作品大泉洋と柴咲コウの娘小学二年生の瑠璃がある日帰宅途中に高田馬場の中古レコード屋にアルバイターの三角という男性を訪ねて
親と警察は必死になって探すものの
三角はとうの昔にアルバイトを辞めており行方がわからない
そんな親子の幸せな家庭生活と並行し
先に書いたアルバイト大学生の三角は高田馬場の店で出会った年上の有村架純演じる正木瑠璃と恋に落ちていく
 
その恋の過程と大泉洋夫婦の娘が成長していく様を交互に見せつつ
映画はあたかもこの2組の時制を同時進行のように描いていく
一種のトリックでもあるんですが
そこは馬場駅のシンボルでもあるビッグボックスの風景がきっちりと違う景観を示しており
三角と瑠璃との為さぬ恋路の時はなんと27年も前の風景
西武線につながる外階段はこの当時あったんですね
そしてビッグボックスの向かいには高田馬場東映がこの時代にはまだ存在していたような
そして早稲田松竹も実際当時存在してはいましたが
今回劇場内での撮影が許可されていましたが二十数年前の早稲田松竹の座席はあんな綺麗な椅子ではなかったですよね
赤いビロード生地で肘掛は木製で椅子もいくつか壊れていたり・・・
 
廣木隆一監督も当時の街並みの方は当時の風景写真をCG合成させてグリーンバックで撮影したんでしょうが
早稲田松竹は外観からして現在のはものだったし(当時は入り口上部の壁面にローマ字で劇場名表記されていたような)
ちなみに劇中映画は小津の「東京暮色」
 
そうですよね馬場駅は西武新宿線も入っているわけで
っていうか山手線は踏切がない(実は一箇所だけ存在する)わけで
瑠璃が踏切事故で死ぬのは西武新宿線それも下り方面にしかない
だから三角はあれだけ走っていくんですね
 
まぁ大泉洋の娘の名前が瑠璃であり三角が恋に落ちる人妻の名前が瑠璃
さらに柴崎コウ演じる母親と事故死する18になる娘の名前が瑠璃
そして高校生時代の友人で、ある意味この物語の本質を見抜いて語り部的存在である瑠璃の友人役を演じる伊藤沙莉の娘の名前もまた瑠璃
 
そりゃ突然あなたが愛した娘は仕事関係での知り合いの奥さんだった瑠璃さんの生まれ変わりであり
私の娘はその奥さんの生まれ変わりであるあなたの娘瑠璃のこれまた生まれ変わりって突然言われたって普通の神経の常識人には到底うけいれられないよね
いくら昔の秘密の暴露的なことを言われてもねぇ
 
さらに八戸に帰ったら自分の母親の介護人の娘がねぇ柴崎コウの・・・
脚本が上手いよねオープニング大泉洋が仕事から帰宅したら介護人の娘がそう赤の他人なのにおかえりなさいって言うのを何気に入れてたんだよね
オープニングとエンディングが見事に繋がってくるんだよこれで・・・
 
こういうオカルトっぽい作品は好きですよ私は
田中圭はこの作品では悪人だったのね直接手を下してないものの3人も死なせているし・・・
 
2022年製作、日本映画、映画「月の満ち欠け」製作委員会作品、松竹配給
佐藤正午原作、橋本裕志脚本、廣木隆一監督作品
出演:大泉洋、有村架純、目黒蓮、伊藤沙莉、田中圭、柴咲コウ、菊池日菜子、⼩⼭紗愛、阿部久令亜、尾杉⿇友、寛 一 郎、波岡一喜、安藤玉恵、丘みつ子
コメント (2)
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