ものの怪病院

多分先月に衛星劇場の深夜枠で拾ってあったこの作品

我が敬愛して止まぬ山内大輔監督がピンク興行恒例の夏企画興行ってまだ続いているんですねぇ怪談映画

って事で2022年の夏にR -18作品として「いんらん百物語　喜悦絶叫！」というタイトルで公開されたものを

 

昨年末のテアトル新宿のは恒例企画興行＜OP・PICTURESフェス＞でR -15作品として「ものの怪病院」というタイトルで上映された作品

劇場公開版のタイトルにあるように

森羅万象さんが男たち2人を心霊スポットの廃病院に集めて妖怪っていうか幽霊譚を語らせて亡き妻の降臨を狙ったのである

 

集められた安藤ヒロキオは怪猫妻に河童、川瀬陽太は蛇女のはお話をして

それを映像化して見せる山内かんとくの真骨頂ですよね

そして蛇女の造形は噴飯物ではあるものの

なんときみと歩実さんの怪猫の特殊メイクは完全に谷ナオミさんの「怪猫トルコ風呂」へのオマージュですよね

いっちゃんリキ入っていたなぁ

 

下手なエロ映画に見るよりも山内監督のこう言ったエロチックホラーは下手なホラー映画見るよりも楽しめますよね

導入としての岬あずささんのエロチックシーンは良かったなぁ

このお方山内監督の千鶴サーガの一本「夜王伝説２ ネオン街の誘惑に踊る美女たち」ではなく心ときめかなかったのになぁ

 

なお、このR -15作品は8月2日にDVDリリース予定です

 

切り口の違う記事はコチラ

 

2022年製作、日本ピンク映画、OP・PICTURES作品

山内大輔脚本・編集・監督作品

出演：宝田もなみ、きみと歩実、岬あずさ、豊岡んみ、川瀬陽太、森羅万象、安藤ヒロキオ、赤羽一真、西山真来、折笠慎也、小林節彦

カタコンブ〜地下墓地の秘密〜

パリの地下にある地下墓地"カタコンブ・ド・パリ"に、明日入営って事で自由期間最後の楽しみと、やめときゃいいのに潜入した3人組の男女

一応案内役の男が同行してるとはいえ危険極まりないのには変わりはなく？

まずはこの案内役の男の友人達での友好的な"恐怖的な“おもてなしの洗礼を受けて

地下探検に出発したら、なんと

スキンヘッドのヤバそうなネオナチ連中が襲ってくるんですね

唯一の女性ソニアが拳銃でなんとか回避して、そこでやめときゃいいものを

さらに進んでいくから・・・

 

映画としては地下空間のさらに狭いトンネルなど抜けるシーンは、個人的に閉所恐怖症の私にはリアルでは完全ダメですが、これも潜水艦映画ではないですが他人事をみてる分にはOKですし、このハラハラ感は好きですが

何せ地下空間ですから、映像的に暗くてよく見えないシーンもあって怖さはある程度伝わるけれどほとんど何がどうなってるのかがわかんないし

閉鎖空間ですからトンネルをただただ進むと言う地味な展開が続くんですが

 

そんなパッとしない状況を救ったのがスキンヘッド集団だったもののソニアによって難を逃れるとまた同じような展開の会話劇になってきたときにいきなり足元にワイヤーの爆弾罠

さらに獣用の罠まで、こんなとこに誰が・・・スキンヘッドたちなのかってとこに

 

なんともの映画の設定が1991年に設定されてた意味を知らされる怪物？

そうなんと第二次大戦から今日まで生き残り、1人地下で戦っていたドイツ兵が登場したあたりから

なんでもなかったこの作品がいきなりホラー映画に変貌してくるんですね

そうドイツ兵はずーっと40年以上も地下に住みついているために目が・・・
完全に地下仕様に変化？否、進化？しててその容貌はまるでゾンビ

ってことでグロい映像なんかもここから増えるのですが、肝心のドイツ兵の活躍があまり伝わらず、映っても暗いしでなんか物足りない

結局ドイツ兵の登場が遅すぎるんですよ、って事でなんと男たちはこのドイツ兵に殺されていくんですね

 

結局、1人生き残ったソニアはようやっと池上につながる鉄のグレーチングまで届いてみるが蓋が持ち上がらず声も誰にも届かない・・・そうなんですよ結局はソニア自身も力尽きたのかドイツ兵に・・・でもって

そして誰もいなくなったって言うお話なんですが

 

このドイツ兵結局は人を食って犬と一緒に生き残っていたのでしょうか

ふつうイヌの寿命はせいぜい15年くらいですよね

って言うツッコミどころは突っ込んじゃいけない映画って事で

お後がよろしいようで

 

2022年製作、ベルギー・フランス合作映画

グレゴリー・ビギン監督作品

出演：ソフィア・ルサーフル、ヴィクトール・ムーテレ、カシム・ミースターズ、ジョゼフ・オリヴェネス