柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

怒ったり、感心したり、

2008年11月28日 | 世の中
今日は、仏壇がほしいと頼まれたので
仏壇をお届けに行って来ました。

葬儀社にいたころは、仏壇を販売するのも仕事のうちでしたので
よく、ご自宅へ納めにいったんですけどね。

今でも、葬儀全般のお手伝いなので、できる事はお手伝いしたいと思ってます。
80過ぎのおばあちゃんが、仏壇が届くのを待っていました。

設置しながら葬式の話やら、息子さんやお孫さんの話を聞かせてもらいました。
このおばあちゃんは、お店の留守番をします。
そのせいか、きちんとお化粧をしています。
偉いなー。

「おじいさんは耳が遠かったので、私がいないと嫌がるのよ。だから
どこにも行けなかったの」
「顔が優しいでしょ。本当は頑固なんだけど、商売してると
外ズラが良くてね、朝、学校に行く子供たちに手を振るんですよ。
だから、皆にいい人だって言われてね」

愚痴を言ってるような、褒めてるような
なんともいえない、いい時間でした。

でも、おじいちゃんのお葬式には大きな不満が残りました。

葬儀社への不信です。

見積と請求額が大きく違っていました。

会葬者が多くなれば費用も膨らむのは、解るけど
明らかに、了解無の追加商品が増えてる????

葬儀後に自宅に届けられた後飾りの壇は
漆塗りの高級な壇。
茶道具でも置きたいような・・・
おまけに小さな経机までついてました。

そんなことがあちこちで見受けられ
ケンカ状態で支払をしたそうです。

こんなに腹を立てても、遺族はお金を払います。
家族の死に関わることだからでしょうね。
なんだか、割りに合いませんね。

まだ、こんな葬儀社がいたなんて・・・
がっかりです。
この地域では、何十箇所もホールを持っている大手です。
皆さん、事前に葬儀社を調べておきましょうね。

どうやって?

先ず、葬儀社へ行って架空の見積を立ててもらいましょう。
それから、近所でその葬儀社を使った人がいたら、その人にどうだったか
聞いてみることです。
人の噂が一番かも。

午後からは
横浜市内の地域ケアプラザで「葬儀セミナー」を開催しました。
男性も多く参加されてました。
「遺言書は子供の孝行を見て毎年、書き直せ!」
と話したら、笑いと共にうなずきがありましたよ。

ここでは、看護士さんとケアマネージャーさんと社会福祉士さん達が
頑張って地域の方達のお世話をしています。

この一年で、議員は全て、役人も全て、信用できないと思い知らされましたが
地域の現場では、黙々と頑張っている人たちがいるんですね。
ここにくる人たちの笑顔を見てたら、働いてる人の頑張りが解ります。