柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

遺言書は必要、は54%でした!

2010年10月27日 | 世の中
10日ほど前になりますが、70代の方中心にした葬儀セミナーを行いました。
約60名の方が集まり、とても和気あいあいの楽しいセミナーでした。

家族葬の話、直葬の話、葬儀費用の話、葬儀の収支の話、宗教の話などで
みなさんの興味をひいたようです

最後にアンケートを頂きます。
95%の方が、とても役立ったとお答下さり
後の方は「まあまあ」だったようです。
「つまらなかった」がなくて、ほっとしました。

話す相手は葬儀社でも一般の方でも
「あっという間に時間が過ぎた」と思っていただけるよう
退屈にならない努力をしています。

アンケートからは他にも興味深い数字が出てきました。

自分の葬式や死後の処理を決めておきたい…と思う人が68%

遺言書は作る必要がある・・・・と答えた人が54%

尊厳死宣言をしておきたい人・・・が77%でした。


尊厳死宣言の確立は想像がつきましたが
遺言書は思っていたより、高い数字が出ました。

葬儀社向けのセミナーをすると
「生前契約は現実的じゃない」
「遺言書は書きたがらない」
などと良く耳にしますが、消費者の中にはその意識が存在することは確かです。

それを気安く、行動に起こさせる誘導力が世の中に足りないのではないでしょうか?

敷居が高く感じるのでしょうね。そこですね。


葬儀後に財産分けで、何らかのわだかまりを残す家族は約半数は要るといわれています。
皆さんの周りにも、良く聞く話ですよね。
遺言書はやはり書いた方がいいと思います。
アンケートの中に「父が遺言書を残してくれて、とても助かった」という
コメントが書かれていました。

葬儀に立ち会う立場なら、普段から遺言書の薦めをした方が
遺族の苦しみを一つでも少なくする事が出来るかも知れませんよね。

私も遺言書を書く薦めをしようと思います。