柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

エンディングノートの講座を受けたけど・・・

2020年07月09日 | エンディングノート
「以前、柴田さんのエンデイングノートの講座を受けました。
とても感銘を受け、エンディングノートも買い求めたのですが
まだ書けなくて。
どうしたらいいでしょう?」

実はこんな電話を頂くことが何度かあるんです。
それも講座を受けてから数年たった方が多いのです。

「どうして書けないのですか?」
との問いかけに
「まだ早いかな、と思って。それに深刻になっちゃうし」

最近はコロナ問題もあるし
地震も起きそうだし
豪雨被害も他人事ではないし
年金だけでは老後も心配だし

「それなら先ず、今持っている財産を計算してみたら」
「資産の一覧表に鉛筆で書いてみて」
とアドバイスします。

一番気がかりなことで簡単に手元資料で書けるからです。
もし老後資金が足りなくなったら家や土地を処分すれば何とかなる・・・
そう思っている人は多いはず。
でもね、地震や台風などで家が崩壊したら
そこは売りにくい土地になってしまいますよ。

コロナでオリンピックも危ういし、景気も落ち込んでいます。
財産を再確認しておくことは大きな意味があります。
資金の過不足もわからないのでは「子供に迷惑かけたくない!」なんて言えませんから。

エンディングノートは書き始めると
意外と先に進むものです。
私のエンデイングノートには
最低これだけは決めておいた方がいい項目しかありません。
想いや思い出は二の次になっているので
今すぐにでも書いてほしいのです。

決定打でなくていい、今の希望でいいんです
だから鉛筆書きがお薦めです。

それとよく聞かれる質問がもう一つあります。
「柴田さんはどこの葬儀社がお薦めですか?」
うーん、全国の葬儀社を知っている訳ではないので・・・
良い葬儀社を探すヒントはお伝えしています。

お問合せをくださった方々は書きはじめてくれましたか?