柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

エンディングノートは何歳で書くの?

2023年06月19日 | 終活セミナー

終活セミナーでエンディングノートを持っている人は半数もいません。

書きあげている人は1割くらいです。

何故書かないのか?と質問すると

「まだ、書くことを決められない」

「まだ 早いかな」など曖昧な答えが戻ってきます。

要は80代、90代の方でも「まだ死なない」と思っている訳です。

寝込んでいる訳でもなく、認知の症状もない、身動きも問題ない、だからまだ大丈夫!

「私は一人暮らしで頑張っているから元気なの」という方もいます。

義母は夜中に脳梗塞を起こし、朝には半身まひを起こし会話すら出来なくなっていました。

叔母は、前夜まで元気でしたが夜中に緊急電話が鳴り、かけつけた時は虫の息でそのまま亡くなりました。

交通事故や災害に巻き込まれることもありますし、コロナに感染すれば数日で命を落とした人をたくさん見てきましたね。

人はいつ死を迎えるのかわかりません。

死まで至らなくても自分の意思を伝えられない状態になることは大いにあり得ます。

 

エンディングノートは

「明日あなたがどんな状態になっても、周囲の人が困らないように」

書いておくのです。

同世代の友人、知人が亡くなったときなどが死を感じるきっかけになることもあります。

50代、60代ではまだ介護や認知、葬儀、相続など考えられないはずですが、90代になっても結論を持っている人は多くありません。

「明日、病気で倒れたら、もしかして死んだら、どうしたいのか」

今の意思表示を書くのがエンディングノートなのです。

 

もし、おひとり様で生きていくおつもりなら、その決意をしたときに書くべきです。

身動き取れなくなってからでは、人に託すこともできなくなります。

自分自身が困りますし、周囲にも一番迷惑をかけることになりますよね。

 

エンディングノートは一度書きあげたら完成ではありません。

状況が変われば、生活環境も、考え方も変わります。

だから、その都度書き直しをするものなのです。

私は鉛筆で書くことを推奨していますよ。

簡単に書き換えられるでしょう。

 

高齢者の範疇に入ったら、全員がエンディングノートを当たり前のように書くことを私は望んでいます。

周囲が困らないだけでなく、ご自身が希望する生き方を見つけるためにも必要だと思います。

 

 

そんな考えで作成したのがアクティブノートです。

書く上でのヒントをお教えしたくて「書き方ガイドブック」をつけています。

もちろん書くタイミングも載っていまし、シバタイズム満載のノートです。

 

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