私が講師を務めている「終活セミナー」は、有難いことに満席に近い参加者です。
毎年、エンディングノートの項目に関連した演題で講義をしますが、必ず前回の資料を手直ししています。
1年間に得た私の体験や周囲の状況を反映させるためです。
そして、心がけていることは「楽しさ」です。
90分近い講義は、聞く人の心を引き付けないと飽きます。
受講義中の受講者とのやり取りを入れたり、笑いが漏れる内容にしています。
先月のセミナーの後に主催者から「今回も笑いが起きた講義でしたが、次回の”荷物の整理”は特に面白くて笑い満載の講義です。お楽しみに!」
という説明が入りました。
そのお陰か今回は最高の参加数。
主催者のXにはこのような投稿が入りました。
「只今開催中。訪問看護ステーションが主催するコミニュティサロン『大人の学校』です 本日はあたご終活塾。テーマは『荷物の片付け』 耳の痛い、でも痛快なお話の目白押しです」
高齢者は終活に関心を持ち始めました。
若い世代が敬遠しがちなテーマ「延命」「死」「看取り」「グリーフ」を取り上げ、しかも参加者が減少しないのは
私自身が高齢者の域に達しているので、重いテーマも気軽な話にして共感を得やすいこともあるのでしょう。
高齢者自身は多様な知識を求めています。
それを提供する場が周囲に少ないのではないでしょうか。