葬儀といえば「家族葬」が当たり前のようになりました。
ここで素直に頷けず「家族葬」の名前が受け入れられない私がいます。
私は高齢者所帯。子供は別居。皆それぞれに忙しい
私も現役時代「親は気になるけど何もなければ行かない」のが現実でした。
高齢者になった自分の現状は
日々を支えてくれいる人は、友人です。
メール、電話で近況を聞いてくれるし、こちらを察しって引くときは引いてくれる。
簡単な用事も引き受けてくれます
これって家族以上、親戚以上の付き合ですね。
その友人が亡くなればショックと悲しみが残ります。
でも「家族葬」って言われたら、参列拒否感が半端ないですよね。
少し年上の友人がご主人を亡くした時の話です。
「家族葬」ですることになり通夜は家族だけで執り行いました。
ところが翌日の式に友人やご近所が「お別れしたい」と集まってきました。
多分通夜は遠慮されたんでしょうね。
驚いたのは「うちは葬儀の時知らせないから、私も行かないよ」と言っていた隣人も来ています。
葬儀の後も「お参りさせて」と、立ち寄る人が多いのに又びっくりしたというのです。
「煩わしい?」と尋ねたら「ちょとね。でもね、嬉しい方が大きい」とのこと。
葬儀は比較しづらいものです。人はいかにも正論だと思える巷の話に「そうだ。そうだ」と同調しやすいもです。
でも体験して初めて知る真実もあります。特に人の想いの有難さがわかります。
自然に知れ渡ったのであれば「来る人は拒まず」で対応しませんか。