「おくりびと」が米国アカデミー賞外国語映画賞を取りましたね。
56年にこの賞ができたらしいのですが、日本の映画の受賞は初めて。
すごい快挙です。
「映画は言葉を超えるということを実感した。この映画は死を扱っているようで、実は人間がどう生きていくのかということを扱っている。その意味で、人間の普遍的な感情を描けたと思う」
と、滝田洋二郎監督は言っていますが、本当にそうなんですね。
私も葬式の準備の話を、多くの方にしますが
「死の準備」をするには、それまでどう生きていくか?を考える事なのだと
いつも再確認させられます。
ところで、映画の中で行なわれる納棺は納棺師が行なっています。
私が葬儀社にいたころは、自分達で行っていました。
事前に故人の衛生処置をし直します。
それから旅支度をしていきますが
なるべくご遺族やご親族に手を掛けていただくようにして
私達は説明やサポートをしました。
遺族が故人の為に何かをする・・・事が
現在では皆無になっています。
全て葬儀社が代行してしまうのです。
遺族はただ、レールに乗って動けばよい・・・
そんな状況です。
心労の多いときに便利で簡単だけど、はたしてそれでよいのか?
そう感じていたので
旅支度やお化粧は出来るだけ手を掛けてもらったのです。
ある日「納棺」の会社が営業にこられ
納棺のビデオを見せていただきました。
「おくりびと」と同じ内容で
実に綺麗に着せ替えをされ、故人の身支度をしていました。
見ていて、感動したのを覚えています。
でも、私は例え、かっこよく出来なくても
スタッフと遺族で故人に関わって欲しかったので取引はしませんでした。
遺体の衛生を保ち、綺麗に管理することが出来ない葬儀社は
まだまだ、沢山あります。
その場合は、納棺師を頼んだほうが故人は良い状態が
保てますし、遺族も心が穏やかになります。
納棺師はただ着物を着せ替えているのではなく
その前に腐敗を遅らすための衛生処置も行っているのです。
その点においても高い技術を持っています。
どの様な形でも良いのですが
故人に優しい、遺族に優しい旅立ちをしてあげたいものです。
「おくりびと」は葬式以外で「死」を感じさせてくれた映画です。
56年にこの賞ができたらしいのですが、日本の映画の受賞は初めて。
すごい快挙です。
「映画は言葉を超えるということを実感した。この映画は死を扱っているようで、実は人間がどう生きていくのかということを扱っている。その意味で、人間の普遍的な感情を描けたと思う」
と、滝田洋二郎監督は言っていますが、本当にそうなんですね。
私も葬式の準備の話を、多くの方にしますが
「死の準備」をするには、それまでどう生きていくか?を考える事なのだと
いつも再確認させられます。
ところで、映画の中で行なわれる納棺は納棺師が行なっています。
私が葬儀社にいたころは、自分達で行っていました。
事前に故人の衛生処置をし直します。
それから旅支度をしていきますが
なるべくご遺族やご親族に手を掛けていただくようにして
私達は説明やサポートをしました。
遺族が故人の為に何かをする・・・事が
現在では皆無になっています。
全て葬儀社が代行してしまうのです。
遺族はただ、レールに乗って動けばよい・・・
そんな状況です。
心労の多いときに便利で簡単だけど、はたしてそれでよいのか?
そう感じていたので
旅支度やお化粧は出来るだけ手を掛けてもらったのです。
ある日「納棺」の会社が営業にこられ
納棺のビデオを見せていただきました。
「おくりびと」と同じ内容で
実に綺麗に着せ替えをされ、故人の身支度をしていました。
見ていて、感動したのを覚えています。
でも、私は例え、かっこよく出来なくても
スタッフと遺族で故人に関わって欲しかったので取引はしませんでした。
遺体の衛生を保ち、綺麗に管理することが出来ない葬儀社は
まだまだ、沢山あります。
その場合は、納棺師を頼んだほうが故人は良い状態が
保てますし、遺族も心が穏やかになります。
納棺師はただ着物を着せ替えているのではなく
その前に腐敗を遅らすための衛生処置も行っているのです。
その点においても高い技術を持っています。
どの様な形でも良いのですが
故人に優しい、遺族に優しい旅立ちをしてあげたいものです。
「おくりびと」は葬式以外で「死」を感じさせてくれた映画です。
美しい映像だけでなく、誰にでも訪れる死というものを受け入れることが・・・
映画を見に行っている人たちも心なしかお年を召した方が多いような気がしたのですが。
自分にも必ずやってくる死を、こんな風にお願いできたら、こんな風に周りの人々が悲しいのか、そういう思いもあるのではないかなと。
死の世界は、生きていれば世界中の誰もが平等にやってくるのです。日本の美しい景色ともっくんの動きの美しさにため息です。
世界中が大切な物を見つけたいと切実に感じているのでしょうか?
大変な世の中だけど、もしそうなら
人間はまだまだ、捨てたもんじゃないなー
そして、この映画を見て、癒された人がたくさんいたということなんでしょうね。