お正月に妻の実家に帰省した際、本棚で見つけた「生物と無生物のあいだ」。
昔、かなり話題になってたのに読んでなかったよな...と思い、借りてきたのですが、帯の「読み始めたら止まらない」の通りなおもしろさ。
個人的にはビッグバン宇宙論並みに面白かったですよ、これ。
興味のある方には是非どうぞ。
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さて本題、1回飛ばしてしまった外郭団体に関する一般質問の続きですよ。
前々回のブログで報告した、なんとも歯がゆい答弁を経てのやりとりの続編です。
それでは、どうぞ。
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【意見要望・再質問】
「自らの身を律することこそが最優先であるべき!」という質問に対する答弁は正直よく分かりません。
「計画にお示しした項目に留まることなく優先的・積極的に取組を進めていく」とのことでしたが、なぜ、それを先にやらずに市民に負担を求めようという話になるのか、私には皆目理解できません。
「個々の外郭団体について、改めて課題を整理した上で各課題についての対応を検討するとともに、外郭団体全体に関わる課題についても整理し、対応を検討」するとのことでした。
本来、こうした見直しをこそ、市民に負担を求める前に行うべきではないのでしょうか?
「できる見直しはやりつくした。時間がかかるものについても方針は定めた。その内容は極めて厳しいもの。それでも、どうしても、このままでは財政がたちゆかないから市民に負担を求めざるを得ない…」という順序であるべきではないのでしょうか。
外郭団体への元職員の就職などは、その最たるものです。
就任について「市が一定の関与を行うことが多いものの、統一的な基準や手続きは定めて」いない。
任期等についても「市として基準を設けて」いない。
「役員としての在任期間が長期に及ぶ元職員がいることも事実」であり、「外郭団体役員への元職員の就任に関する基準の設定について、他市での運用も参考にしつつ検討してまいります」とのことでした。
要は、今の段階で決まっていることは何もない。
この対応の鈍さと危機感のなさは一体何なのでしょうか。
一点、再質問します。
外郭団体に関する多くの問題について「いつまでに」「何を実施するのか」を明確にすべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁×再質問】
先程の答弁内容と重複いたしますが、まずは「各外郭団体の役割や個々の業務が時代に見合ったものであるか、市の人的・財政的関与が適切であるか」などの視点から、現在における外郭団体の「必要性」をしっかりと検証すべきと考えております。
その検証を踏まえた各外郭団体における今後の方針について、財政構造改善実施計画期間内の出来るだけ早期にお示ししたいと考えております。
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【最終意見要望】
今後の方針をできるだけ早期に示したい旨、ご答弁頂きました。
言いたいことはまだまだありますが、大項目4(人事給与制度)に関する質疑と通底する内容が多いため、一旦切り上げ、次の質疑に移ります。
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この内容から、既に掲載済の人事給与制度に関わる問題に移行するというわけです。
煎じ詰めれば、私の言いたいことは「市民に負担を求めるより先にやるべきがあるでしょ!?」ということ。
つくづく、こうした問題に目を背け、放置してきた結果、ここまで西宮市財政を悪化させてしまった石井市長以下、現執行部の責任はきわめて重大と思います。
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【ご参照】
①日本一高い職員給与はほっといて、市民に負担を求めるなんてあり得ない。まずは西宮市職員の給与に関わる問題を知って下さい!
②「人件費抑制は不可欠!」と考えてるなら、なぜ先に取り組まないのか?難しい課題からは逃げる姿勢が目に余ります!
③元々、西宮市より給与水準が高かった芦屋・宝塚・川西各市は時間をかけて見直しを進めてきた。西宮だけは、そういう当たり前の取組をしてこなかったということですよね?
④財政危機の最大の責任を負うべきは、市長以下の執行部。市民に責任転嫁しているようにさえ見える姿勢は、あまりにも無責任であり不誠実です。
引き続き、厳しい姿勢で現市政に対峙してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。