西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

近隣自治体の多くで、中学校の卒業式日程が見直されています。そんな中、西宮市だけはこのまま!なんて、あり得ないでしょ...

2023-06-27 08:44:34 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

お陰様で昨日、新任期初の一般質問を終えることが出来ました。
傍聴に来て下さった皆様、インターネット中継・さくらFMをご視聴頂いた皆様、気にかけて下さっていた皆様、全ての方々に心から御礼申し上げます。
というわけで本日からのブログのメインは、その内容のご報告シリーズですよ。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
中学校の卒業式日程についてです。
資料①をご覧下さい。
 ↓


西宮市立中学校の卒業式は例年、公立高校入試日の直前に挙行されます。
この日程について
-----
●入試が気になって、落ち着かない
●体調を崩しやすく感染症も広がりやすい時期で心配…
-----
という声を多く耳にします。
そこで私は昨年6月議会において、市立中学校の卒業式日程を公立高校の入試後に改めるべきという内容の質疑を行いました。
 ↓
(ご参照)
公立高校入試の直前に、中学校の卒業式が行うのは全国的にも少数派。日程変更を検討するべきです!@2022年7月のブログ
「卒業式日程の決定権は学校にあり、市として強制的に変更できない。でも地域や保護者から、学校へ声が上がってくるなら大切に受け止めるべきと思う...」だそうです。@2022年7月のブログ

残念ながら本市では、その後、見直しに向けた動きは見られませんが、神戸市では今年3月の卒業式日程が、公立高校の入試後に改められました。
また芦屋市、宝塚市・川西市・三田市・猪名川町も来年3月の卒業式日程を公立高校の入試後に変更する意思を示しています。
近隣市で見ますと西宮市・尼崎市・伊丹市が従来通り、公立高校入試の直前に卒業式を挙行する一方で、神戸市・芦屋市・宝塚市・川西市・三田市・猪名川町の卒業式は公立高校入試後と、対応が大きく分かれることになりました。

さて、この件で私がとりわけ重く受け止めているのは、西宮市と同じ第2学区に属する宝塚市・川西市・三田市・猪名川町が卒業式日程を入試後に改めたことです。
入試直前に卒業式がある西宮市の子供達が、入試が終わるまで卒業式がなく、直前日程を高校受験に向けて集中できる他自治体の子供と比較して不利になることも懸念されます。
このような現状には、大きな問題があります。
それでは以上の内容を踏まえて質問します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

一年前と大きく変わったのは、複数の近隣自治体で日程の見直しがなされたこと。
この状況の中、「西宮市はそのまま!」ってのはあり得ないと思うんですよね...

というわけで次回以降のブログにて、具体的な質疑の内容についてご報告します。
それでは今日のブログはこれにて失礼いたします。


少しずつ進んでいる家庭環境&健康調査票の見直し。ほんとはトップダウンで見直せればいいと思うんですけどね...

2023-05-16 09:19:04 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昨日で、今年の議会役職は実質、決定。
新議長には公明党議員団の山田ますと議員が、副議長には同じ会派の菅野雅一議員が選任されました。
早くも見えてきた課題もありますし、この陣容でしっかりと取り組んでまいります。
 ↓


さて本題、今日は継続して追いかけている、家庭環境調査票と健康調査票の話ですよ。
-----
●未だに毎年出さなければならない学校がある
●デジタル化を進めればいいのに...
●重複する内容が多いし、まとめればいいのに...
-----
といった主張を続けているのは、継続的にブログをご覧頂いている方々には先刻ご承知のことですね。
 ↓
【ご参照】
年度初めに提出しなければならない家庭環境調査票&健康調査票。これこそデジタル化できないんですかね???@2022年4月のブログ

個人的には
-----
●保護者の記入・入力の手間を極力減らすことを念頭に統一フォーマットを作成
→全校で統一様式を利用すると共に、運用も統一!
-----
というのが一番分かりやすいし、効率的にできると思っています。
が、いつもの「学校の自主性尊重!」という話から「各校に任せる!」という流れになるのは、なんともしがたいんですかね...

と言うのも、苦楽園中学校のように
-----
●2つの調査票を統合
→入力可能な形で整理し、学校HPよりダウンロード可能な形で整理
-----
という取組を進めている学校も存在します。
こういうのを全校で導入したうえで、全体で統一して、更に前に進める形を模索すれば、色々とよい形になりそうやのになあ...
ほんま、勿体ないというか、なんというか。。。
 ↓



なにはともあれ、こういう良い事例が速やかに広がっていってほしいものだと思います。
と簡単ながら、今日のブログは、このへんで。
さあ、今日も議会。
しっかりと職務に邁進してまいります!


【政策実現】11月から、市立保育園の欠席・遅刻・早退連絡がネットで出来るようになります!@元日記2022.10

2023-04-18 20:00:49 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

■浜脇小・浜脇中・明星高・京都大学卒。元・阪急電鉄株式会社勤務。
■「行動する政治」を掲げて日々奮闘中。5期・18年半の実績を持っています!
■無所属保守系・改革派議員が集まった「会派・ぜんしん」の幹事長。第91代西宮市議会議長。

☆☆☆☆☆☆☆

以前の選挙から大きく変わったのが、いわゆる政策ビラを配れるようになったこと。
ちなみに私のは、こんな感じで、えっちらおっちら配っています(^^)v
 ↓
【表面】


【裏面】

  ↑
これがあることで選挙戦での活動の仕方も、ずいぶん変わった気がします。
配ることができる時間・方法に制約が多いなど活用しにくい要素も多く、選挙期間中に法定の4,000枚を配るというのは甚だ厳しい...
とはいえ、この4年間で取りくみ、実現できたことには大いに誇りを持っていますし、その内容をぐっと凝縮したよい出来になっていると思います。
よろしければ是非ご覧下さい!

さて本題。
「市政への注目度が高まる選挙という機会を活かして、より多くの方に是非、私の普段の活動を知っていただきたい!」という思いから、選挙期間中は任期4年間で、とりわけ印象に残っているブログを順次、再掲載しています。
その再掲載シリーズも本日で第4弾。
というわけで、初めての方には是非!普段からご覧頂いている方には今一度!!ご覧ください!!!!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

本日、市内公立保育所に子供を通わせる保護者の皆様に「11月1日以降は、市立保育所の欠席・遅刻・早退連絡を、よい子ネットでできます!」旨、通知されました。
お知らせ内容は以下の通り。
 ↓


昔に比べて、両親とも働いている家庭、母子・父子家庭は大幅に増えています。
そうした要因もあり、学校への欠席連絡を電話や連絡帳の受け渡し等で行う従来の方法について、負担に感じる旨の声をたくさんお預かりしていました。
そこで、この問題に取り組んできた結果、昨年4月、市内全公立小学校で欠席連絡アプリを導入。
これによって児童が小学校を欠席する際、学校に電話連絡(or連絡帳の受け渡し)をする必要がなくなりました。
 ↓
【ご参照】
【提案実現】まずは夙川小学校で試験実施。学校への欠席連絡を、アプリでできるようになります!@2020年6月のブログ
しぶや祐介の市政報告65号@2021年4月発行


この取組、学校・保護者等の反応もきわめて良好だったとのこと。
そこで更なる導入範囲の拡大を求めてきた結果、今年4月からは市内公立全中学校でも導入されました。
こちらも好評を博しているそうですし、今回の保育所への導入も当然、よい反応を得られるものと思います。
非常に良い展開ですね。

ちなみに小学校・中学校で使われている欠席連絡ツールとは違い、保育所で利用されるのは以前にもご紹介した「よい子ネット」とのこと。
こちらも「重要な情報を提供するのが保育所の掲示板のみなんてのは問題でしょ?もっとネットを活用しましょうよ…」と指摘して以降、活用を進めてくれているようで、よい感じだと思っています。
 ↓
【ご参照】
保育所に関する情報提供方法が見直されました。ご意見頂いた皆様、前向きに対応してくれた担当課に感謝します。@2022年9月のブログ

一部の公立保育園でICTツールを利用しての欠席連絡を試験的に実施していることから、こちらでの導入が主軸に考えられているんやろな…と思っていたのですよ、私。
が「少しでも早く、できることから!」ということで、今回の形になったもよう。
保護者は勿論、現場の負担軽減にもつながる取組を、できるだけ早く、積極的に進めていこうという姿勢は評価できるものと受け止めてます。
 ↓
【ご参照】
保育所事務のICT化に取り組むことを約束した西宮市。おむつの廃棄も併せて、追いかけていきます!@2022年4月のブログ

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

と、ここまでが当時のブログですね。
ちなみに学校での欠席連絡ツールとして活用されているミマモルメ、13年近く前に私が動いていなければ、「あのまま世に出ることはなく、そのまま事業自体がボツになっていたかもしれません…」と、当時の担当さんから嬉しいお言葉をいただいています。その辺の経緯については、こちらをご覧ください♪
 ↓
【ご参照】
思い出話@ミマモルメが導入されるまで ←2013年4月のブログ

選挙期間中、「子育て支援に取り組みます!」的な主張をされている方は多いですが「なにしてくれんの?なにやってきたの?」といった具体的な話になるとモゴモゴする方も多いのではないかいな、と。
こうした具体的な取組を進め、成果を上げてきたことこそが私の強みだと思っています!
これからもしっかり頑張らせてください!

というわけで今日のブログはこの辺で。
明日も頑張ります。
それでは失礼いたします。


西宮と同じ「兵庫県×第2学区」の宝塚市が、中学校の卒業式日程を公立高校入試後に変更します。西宮市も同じ条件にしないと、不公平だと思うのですが...

2023-04-13 10:02:48 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

ブログを更新して、FBとtwitterに告知するのが、私の主なSNS利用法。
が今回はブログには掲載せず、FBとtwitterでだけ発信した話に反響が大きかったので、ブログで紹介という、ちょっと珍しい逆バージョンですよ。

昨年6月議会において、
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
●西宮市立中学校の卒業式は例年、公立高校入試日の1~2日前
⇒阪神間各市では同様に、公立高校の入試前に卒業式を実施
⇒が、この日程については不満を訴える声が多い
●全国的には、公立中学校の卒業式が、公立高校の一般入試より前なのは、ごく少数
⇒加えて、そうした少数派の自治体でも見直しの動きがある
  ↓
西宮市でも市立中学校の卒業式日程を、公立高校の入試日後に改めるべきでは???
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
という問題提議をしましたが、今のところ西宮市では動きがありません。
一方で、神戸市では今年から、市立中学校の卒業式日程を公立高校の入試後に改めたというニュースがあったのは既報の通りです。
 ↓
【ご参照】
神戸市の市立中学校卒業式は、公立高校の入試後に挙行されたとのこと。西宮市も、とっととそうするべきだと思うんですけどね...@2023年3月のブログ

これだけでも「だから、さっさと見直すべきや言うてんのに...」と思っていたわけですよ。
ところが驚いたことに(?)、宝塚市でも今年度から卒業式日程を見直すそうな。
 ↓
中学校の卒業式、県立高入試後に変更へ 「慌ただしい受験前はやめて」生徒や保護者から要望 兵庫・宝塚@4/10付・神戸新聞WEBニュース

この話が重要なのは、宝塚市は西宮市と同じ兵庫県の第2学区であるということ。
つまり、受験の直前に卒業式があった西宮市の生徒達と、受験後まで卒業式がない宝塚市の生徒達が、同じ日に受験を迎えるということになります。
大事な追い込みの時期、これによる受験への影響ってないんですかね???
 ↓


公平・平等といったあたりを非常に重んじているように見える、西宮市の教育行政。
であるなら、こういった他市に住む子供さんとの不公平な競争条件は早急に見直すべきだと思います。
この件、無事、選挙を勝ち抜いて戻ってくることが出来たなら、改めて、強く是正を求めていきたいと思います。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


神戸市の市立中学校卒業式は、公立高校の入試後に挙行されたとのこと。西宮市も、とっととそうするべきだと思うんですけどね...

2023-03-15 14:37:23 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
●西宮市立中学校の卒業式は例年、公立高校入試日の1~2日前
⇒阪神間各市では同様に、公立高校の入試前に卒業式を実施
⇒が、この日程については不満を訴える声が多い
●全国的には、公立中学校の卒業式が、公立高校の一般入試より前なのは、ごく少数
⇒加えて、そうした少数派の自治体でも見直しの動きがある
  ↓
西宮市でも市立中学校の卒業式日程を、公立高校の入試日後に改めるべきでは???
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
という質疑をしたのが、昨年6月議会でのこと。
  ↓
公立高校入試の直前に、中学校の卒業式が行うのは全国的にも少数派。日程変更を検討するべきです!@2022年7月のブログ
「卒業式日程の決定権は学校にあり、市として強制的に変更できない。でも地域や保護者から、学校へ声が上がってくるなら大切に受け止めるべきと思う...」だそうです。@2022年7月のブログ

残念ながら、その後、西宮市では具体的な動きは見えません。
が、そんな中、お隣の神戸市では今年から、市立中学校の卒業式日程を公立高校の入試後に改めたとのことです。
だから、西宮市もそうするべきやと言ってたのに。。。
 ↓
神戸市立中学校で卒業式 今回から入試後に「心から別れを惜しめた」:朝日新聞デジタル (asahi.com)


言いたいことは、記事中の
-----
●卒業生の「入試前に卒業式があった去年の先輩たちは、せっぱつまっていて別れをゆっくり楽しめない感じがあった。入試を終えて気負うものがないので、心から別れを惜しむことができた」との発言
●保護者の「受験をやりきって体調管理への心配もない入試後にやれたのはよかった」との発言
-----
に尽きると思うんですよね。
こういう見直しこそ、とっとと進めりゃいいのにと思うんですが、何かと遅れがちですよね、本市の教育行政。
これじゃ、文教都市が泣きますよ...

と今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


校則・制服の見直しで重要なのは、一過性の取組にさせないこと&学校ごとの格差をなくすこと。今後の展開に注目します!

2023-03-13 16:49:01 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

-----
●今後、あらゆる社会インフラの老朽化が深刻な問題となる
→中でも、水道管の老朽化は深刻…
●設置後の経過年数が同じでも、設置された場所の条件によって、老朽化の度合いは大きく異なる
→ビッグデータによって、より劣化が進みやすい場所を特定できる
→よりリスクが高い地区に優先的に対応することで、費用や手間を大幅に軽減することが可能
-----
という内容のこの本、とても興味深く読みました。
既に国内でも導入している事例があるというのがいいですね。
機会があれば是非、導入自治体に話を聞いてみたいぞ…
 ↓


さて本題、代表質問のご報告の続きですよ。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「子供に必要な『生きる力』を育むために、自ら解決すべき課題を見つけ、主体的に考え、多様な立場の人々と議論し、協働して納得のいく答えを生み出すような活動を学校教育の様々な場面に取り入れてまいります」とのことでした。
我が会派としては、同様の観点から、生徒が中心となって校則や制服の見直しに取り組むよう求めてきたところです。
各校における取組状況と、現状および今後の進め方について見解をお聞かせください。
 ↓
【答弁】
校則や制服の見直しについて、現在学校では、検討する際に、児童生徒の意見を聴取する機会を設けたり、児童会・生徒会等の場において、校則について確認したり議論したりする機会を設けることを大切にした取り組みを進めているところです。
学校では、一定の見直しが進んだ後も、児童生徒、保護者からの意見や要望を聴取する機会を継続して持ち、児童生徒が見直しに対して主体的に参画することで、身近な課題を自ら解決するといった教育的意義を有するものと考えております。
教育委員会としましても、校則の内容や見直し状況について定期的に把握し、継続して適切な取り組みとなるよう努めてまいります。
 ↓
【意見要望】
一定の進捗があることは分かりましたが、私はもう一歩踏み込んだ取組みが必要と考えます。
隣の尼崎市は昨年12月「校則の見直しに関するガイドライン」を策定し、市のホームページで公開しました。
その中には
-----
●少なくとも年1回は全児童生徒が参画した校則見直しの場を設定する
●児童生徒が校則の見直し過程に参画する仕組みを構築する
●校則見直しに際してPTA、学校運営協議会等から意見聴取する
●各校のホームページで校則を公開する
-----
といった内容が示され、市立全小中高校で校則の見直しを実施する考えも示されています。
重要なのは一過性の見直しに留まらせないこと。
そして前向きに取り組む学校もあるが、ある学校では後ろ向きで何もしないし、そのことが問題にもならない。
学校によって、進め方も基準も大きく異なるという、いつもの問題が起きないようにすることです。
こうした点から、尼崎市のガイドラインを策定する等、主体性を持って取り組む姿勢には大いに学ぶべき点があると感じます。
本市においても、同様の感覚と視点を持って、継続的に取り組むよう要望して、次の質疑に移ります。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

てな感じです。
意見要望でも述べていますが、尼崎市の「学校の自主性に任せます!」とは一線を画すやり方、学ぶところが多いと思うんですよね。
そうした視点を忘れず、今後の展開に注目してまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。


格差の連鎖を断ち切るために必要な学力向上支援策。学校・教育委員会も大きな役割を担うべきです!

2023-02-07 12:53:58 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

一般質問のご報告はいったんパスして、午前中にあった社会福祉審議会×児童福祉専門部会のご報告をば。
つらつらと思うところがあったもので。

本日の審議会では「西宮市子ども子育て支援プラン」に位置付けられた重点施策8つのうち
-----
●子供の貧困対策及びひとり親家庭支援の充実
●児童虐待防止対策の充実
-----
の2つの項目について審議してきました。
いろいろと意見が飛び交っていましたが、その中で、私がとりわけ強く問題意識を持っているのが「ひとり親家庭・生活困窮世帯を対象とした学習支援事業」でして。
 ↓


これは従来、中学3年生の生活困窮世帯の子供を対象に学習支援を行ってきたもの。
私の主張もあって今年度から、対象が中学1年生まで拡充されたのは既報の通りです。
 ↓
【ご参照】
小学校で7割、中学校で5割、高校で3割の生徒しか学校の授業を理解できていない、学校の七五三問題。この改善に向けた取組が必要です!@2022年3月のブログ
 ↑
なお昨年12月末時点での登録者数は中3が67人、中2が41人、中1が36人。
中1・中2の出席率も70%を上回っており、担当部局の予想を上回る状況だそうです。
ここらへん、とても良い話ですね。

一方で、「子供たちの学習支援のための取組を推進するべき!」という観点からは、
-----
●この事業しか行われていないこと
●担当部署として出てくるのが(ほぼ)子育て関連の部局のみであること
-----
に、強い違和感を持っています。
私は子供たちの学力向上という分野において本来、最も大きい役割を果たすべきなのは学校だと思っているので。
そういう意味で、
-----
●教師がより授業に集中できるような環境整備
●教師の授業力向上
●習熟度別学習の推進
●オンライン授業やネット・タブレットの活用
-----
といった取組を進めて、教育委員会・学校がこの分野においても主導的な役割を果たすべきでは???と思うんですよね。

今回の審議会でよかったのは、前回審議会で出された意見に対する当局の回答が示されたこと。
なので教育委員会の担当者がいない中でしたが「この分野に教育委員会・学校が強くかかわるべき!」という意見を強く述べてきました。
得意の縦割りでなく、市全体として強い問題意識を持って、この分野に取り組んでほしい。
学校・教育委員会が持つ力を向上し、最大限発揮できるようにしてほしいと思っています。
なによりも子供たちの学力向上のため、格差の連鎖を断ち切るため、できることをしっかり考え、進めていくべきと考えています。
私自身、こうした観点から、この問題に取り組んでまいります。

ということを述べて、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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インフレ状況を踏まえ、西宮市の学校給食費も値上げされます。ただし保護者が値上げ分を負担するのは令和6年度以降とのこと。

2023-01-27 19:35:26 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

販売場所にあった文房具屋さんの名前をお借りして呼んでいる、通称「スギ弁」。
議会棟から一番近いところで販売されていることもあり、まあまあの頻度で利用しているのですが、こちらも2/1から現在の550円を600円に値上げされるそうな。
電気ガスは勿論、食材費も含めた世の中のインフレ状況を考えると、そりゃ、そういう話にもなりますよね…

そんな中、本日の教育こども常任委員会で、学校給食についても値上げする考えが示されました。
内容は
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●小学校の給食費は現行の250円/食を25円(10%)値上げし、275円/食とする
●中学校の給食費は現行の297円/食を28円(9.43%)値上げし、325円/食とする
⇒実施は令和5年4月から
(ただし保護者が値上げ分を負担するのは令和6年度以降。よって保護者感覚では、実質的な値上げは令和6年4月以降。
-----
というものです。

そもそも西宮の学校給食は、
-----
●食材費は家庭負担
●人件費・設備費等、調理に必要な費用は市負担
-----
という形になっています。
令和元年度と5年度で、主な給食食材の仕入れ値を比較すると、圧倒的に値上がりしていることは明らか。
よって「食材費は家庭負担!」という原則に則り、値上げする!ということだそうです。
それにしても油代の値上がり状況とか、改めて見るとホンマにえげつないですね…
 ↓


一方で、今回の値上げ率は小学校で10%、中学校で9.43%と過去の値上げと比較しても大きいものです。
 ↓

 ↑
こういった状況や、現在コロナ対策で給食費の保護者負担をなしとしていることも踏まえ、
-----
●基金の枯渇を防ぐため、値上げ自体は令和5年4月に実施
→ただし令和5年度は、なんらかの形で、市が値上げ分を工面
保護者が値上げ分を負担するのは令和6年4月以降とする
-----
とのこと。

こういった経緯自体については一定理解せざるを得ないんでしょうね...
とは言うものの、色々と感じることはあるわけで。

そもそも保護者に負担を求める以上、市としても、できることに取り組まなければなりません。
現在、学校給食用食材の仕入れは
-----
●野菜は完全な価格による競争入札
●肉・魚・加工食品は品質も加味した総合評価
●米・パン・牛乳は県が決めた取引先から仕入れ(1日4万食という膨大な量を安定的に供給するためには、そうせざるを得ない…とのこと)
-----
という形になっていますが、入札参加業者の拡大などによって一層の入札の競争性向上を目指すべきです。

また食材の安定供給という観点からは現在、週3回となっている米飯給食の頻度を一層高めることも考えるべきでしょう。
給食のみならず、あらゆる局面において、国内で自給可能な米食を増やすこと。
これを考えておかないと、学校給食にとって、きわめて重要な「安定的な供給!」自体が、いずれ夢物語のようになってしまいはしないかと思ったりもするわけで。

なお現在、保護者負担となっている学校給食の食材費を全額公費負担にするためには、新たに年間20億円弱の予算が必要となるそうです。
なかなかの金額ですね…
 ↓

(※令和3年度の場合であれば、歳入18.7億円のうち2.3億円は就学奨励助成金や生活保護の制度によって所管課が支払っている。
  他年度も同様に、就学奨励助成金や生活保護よる支払いがあり、厳密には、全て保護者が負担しているわけではない。)

色々と思うところもありますが、今日のところは「学校給食が値上げされることになります」というお知らせのブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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西宮市の学校給食では当面「黙食」が続きます。「第8波が落ち着いたら、見直しを考える」とのこと。

2022-11-30 17:48:47 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昨晩、報道された
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●政府が25日に、国民向けの新型コロナの基本的対処方針を変更し、「飲食はなるべく少人数で黙食を基本とし、会話する際にはマスクの着用を徹底すること」とする記述を削除
→文部科学省も方針変更を踏まえ、各教育委員会に対して、黙食を求めていないことを改めて通知した
-----
というニュース。
 ↓
給食の黙食、文科省「これまでも求めてません」…全国の教委に通知@昨日付・読売新聞オンラインニュース


報道によると
-----
●文部科学省は29日、全国の教育委員会に「従前から必ず『黙食』することを求めてはいない」との通知を出した
→適切な感染対策を取れば「会話も可能」としている
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とのことでした。
なので早速、市教育委員会にも確認したところ
-----
●今後、第8波に向かうにあたり、西宮市でも罹患者が更に増えると予想される
●コロナ禍以前のような食事のとり方をすると、教室では充分な距離が取れない
→感染可能期間に登校している場合、濃厚接触者になり得る状況が危惧される
●よって当面、「給食中は会話せず、食事が終わった者からマスク着用し、会話する」という現状の形を続ける
  ↓
●第8波の状況が落ち着いたときに、改めて、運用の見直しについて考える
-----
というのが、現時点での教育委員会の方向とのことでした。
なお、この内容は近日中に、正式に教育委員会からも発出されるそうです。

個人的には、文部科学省通知に則った形で運用を見直してもよいのでは???という思いを持っています。
一方で、
-----
●西宮市の学校の教室の現状を考えると、十分な距離を取ることは難しい
●家族が持病を持っている等、多様な家庭の状況があり、様々なリスクを無視できない
●仮に感染が拡大した場合、クレームが来たり、責任を問われるのは学校(や教育委員会)であり、軽々な判断はできない
-----
等等、様々な要素もあり、市として決断しづらいのも理解できるところだとは感じます。
つくづく悩ましい問題だと思います。

何れにしましても、気になっている方が多い問題だと思われることから、取り急ぎの広報とさせていただきます。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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予告していた校則見直しに関する話を、たかの議員が徹底追及!そして私的・明日のメインは、かんの議員による市長の政治姿勢を問う質疑です!!

2022-09-07 18:10:36 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

-----
●いわゆる「ブラック校則」が社会的に問題となる中、西宮市の学校の現状について調査の必要を感じた
→調査を進める過程で、同じ会派のたかの議員から「是非、自分が取り組みたい!」と申し出があった
ーーーーー
ことは以前お伝えした通り。
その節、情報やご意見をお寄せ頂いた皆様には、誠にありがとうございました!
 ↓
【ご参照】
【予告編】いわゆる「ブラック校則」撲滅に向けて調査中。皆様からのご意見お待ちしています!@2022年5月のブログ

その後、頂いた情報やご意見は勿論、市内全公立中学校の校則を収集、精査した内容を踏まえた、たかの議員の一般質問が昨日行われました。
概要は校則の問題を「ルールの明示」「曖昧な規定の存在」「合理性を欠く規定」「学校指定品のあり方」「変更規定の不存在」の5つに分類整理し、そのそれぞれについてツッコんでいくというもの。
 ↓

 ↑
論点・内容とも整理されており、今後につながる、とても完成度の高い内容と感じました。
やるな...
しばらくの間、ご本人のブログで掲載されるようですので興味おありの方は是非ご覧ください。
 ↓
一般質問終了!校則問題のご報告を始めます。 | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

で、この質疑を聞きながら、つくづく思い出したのが、どうにも前に進んでいるように思えない制服・PTAの見直しの話であり、ICT化推進についての話でした。
私、これらの話の背景に西宮市教育委員会の「どこまでいっても見直しや推進の主体は学校やPTA。教委は直接関与できないし、する必要もない!」的な意識があるように感じてならないんですよね。
 ↓
【ご参照】
市が指定販売店の複数化・入札の実施等、制服価格見直しに向けた取組を約束!今後の展開を注視してまいります!!@2021年7月のブログ
訴訟に至る事例も散見されるPTA問題。関係者の負担軽減のため、市は積極的に活動を支援するべきです!@2022年7月のブログ
1/3の学校ではタブレットはほとんど使ってない、教師の1/3は使い方がよく分からんと感じているってどういうこと!?@2022年8月のブログ

制度上、直接介入出来ないというのはそうなんでしょう。
でも、そうであっても
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●見直し等の進捗状況の把握
→状況を全校でまとめて、一覧にして比較することで競争的な環境を創出
●具体的な進め方の提示
→とあわせて、進捗状況の把握+問題が起きた場合の相談を受け付けることで、より進めやすい環境を提示
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等、出来ることは色々あると思うんですよね。
そして、それをやってこそ初めて「西宮市の教育!」と言えるのでは???と思うわけで。
今のまま、いろんなことについて「やるところはやる。やらないところはやらない。それは各校の自主性であり、教育委員会から直接関与は出来ない!」的な姿勢を守るなら、先進的な取組を進めることなどいつまで経っても出来るはずもないですし。

そして明日の一般質問のオーラスは、こちらも同じ会派のかんの議員。
午後4時過ぎからの登壇予定とのことですが、石井市長の政治姿勢を問う質疑、個人的にかなり共感出来る内容になりそうで興味津々です。
こちらも興味おありの方には是非ご覧下さい。
 ↓
西宮市議会×議会中継


こうやって問題意識を共有しつつ、共に活動していける仲間がいてくれること、本当にありがたく、うれしいことだと思います。
つくづく、我が会派は充実していますね。
私も負けずに頑張ります!

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

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