西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

今日から2学期開始というのに、まだタブレットが配布されていない学校があることに衝撃... あと今後の学級閉鎖等についての方針が示されました。

2022-08-30 08:57:49 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

市内小中学校も、今日から二学期。
そんななか昨日、教育委員会から「今後の学級閉鎖等への対応について」とのことで以下の内容が告知されました。
 ↓
今後の学級閉鎖等への対応について@西宮市教育委員会×2022/8/29発出


ポイントは
-----
●「学級内で感染が広がっている可能性が高い」ことを学級閉鎖の必須条件としたこと
●学習支援についてはこれまで同様、対象は「学級閉鎖や感染及び濃厚接触者になった児童生徒」に留まること
-----
といったところかと。

なお学習支援について、対象が「学級閉鎖や感染及び濃厚接触者になった児童生徒」に留まること、非常に残念に思っています。
これだけ感染が拡大しているんですもの、基礎疾患があったり、家族の状況等によって登校自体を不安に思う方もいらっしゃるはず。
だからこそ、そういった方も対象に含めるべきと思うのですが...
と常々、思い、そういう主張もしてきている中、愕然とする話がありまして。

きっかけは、ある小学校の保護者からお問合せを頂いたことでした。
内容は「もうすぐ2学期が始まるが、うちの子(2年生)にはまだタブレットが支給されていない...」というもの。
まさか、そんなことが...と思いつつ、確認したところ
-----
●当該小学校では昨年6年生が使用していたタブレットを2年生が使用することになっている
→故障等、そのまま使用出来ないタブレットが多く、修理に出した
→未だに全部が帰ってきておらず、2年生全員に行き渡るだけの数が確保出来ていない
→よってタブレットを支給していない
-----
ということでした。
なんというツッコみどころ満載な...

言いたいことは山ほどありますが、とにかく2学期の開始までに必要なタブレットを用意するように教育委員会に依頼。
そうする旨、教育委員会からも確約を得たわけですが、この件で愕然としたのは教育委員会が、一部の学校がそうした状況にあることを把握していなかったこと。
そして学校側も、(そうした状況にあることを教育委員会に伝えていないことから伺えるとおり)こうした事態に対する危機感が甚だ弱いように思われること。
そりゃ、これじゃ「ICTを積極的に活用した」学校活動なんて出来るわけもないですよ...

この件、教育委員会も衝撃を感じているようで、他の学校も含めて状況の確認等を行うとのこと。
遅きに失した感は否めませんが、とにかく早急に対応することを求めています。
しかし、ちょっと言葉を失います、この現状...

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
 ↓
市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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コロナ第6波の際、最低限のオンライン対応さえできなかった学校が複数あったのは痛恨。全学校・学年・学級でICT教育を推進するべきです!

2022-08-26 17:24:57 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

ついにキター!
もうね、今からワクワクが止まらないですよ。
これは正座して見ねば!!
 ↓
井上尚弥VSバトラー 12・13日本開催に合意 日本人初の4団体統一へ@デイリースポーツonline



という、個人的に盛り上がっている話はさておき本題へ。
これで最後の6月議会×一般質問のご報告の続きですよ。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【質問⑤】
全ての学校・学年・学級でICTを活用した教育が推進されるよう、市・教育委員会が組織として統一的に進めるよう取り組むべきと考えるが、市の見解はどうか?
  ↓
【答弁⑤】
教育におけるICT活用の方向については、「GIGAスクール・セカンドパッケージ」や「西宮教育推進の方向」において示しております。
その具体的内容や手段について、校長会議をはじめ、学校CIO補佐担当者会や情報教育担当者会を通じて学校に周知しています。
特に、緊急時の備えとしてオンライン試行の実施など重要度の高いものに関しては、強く要請しております。
なお、ICT活用の具体的な実践については、学校や子供たちの状況、地域の実態に合わせ、各校で教育課程を適切に編成しています。
教育委員会としましては、円滑に実施できるよう、環境整備などの様々な準備を行っております。
あわせて全ての学校で一定の水準に引き上げ、保つことができるよう、取り組み状況を確認するとともに、課題のある学校については、詳細に状況を把握し、実態に応じた支援に努めます。
  ↓
【意見要望・再質問】
「取り組み状況を確認するとともに、課題のある学校については、詳細に状況を確認し、実態に応じた支援に努めます」とのご答弁でした。
答弁内容は妥当なものだと思いますが、大切なのは結果です。
「ICT活用の具体的な実践については、学校や子どもたちの状況、地域の実態に合わせ、各校で教育課程を適切に編成しています」とのことでしたが、適切に編成され、実践されていなかったからこそ第6波への十分な対応ができず、大きな混乱が起きたのだということを、よくよく認識して頂きたい。
責任を持って、全ての学校・学年・学級でICTを活用した教育が推進されるようにすること。それが市の教育行政を担う教育委員会の責任であると強く指摘しておきます。

その上で一点、再質問します。
「全体の1/3が、ほぼタブレットを利用していない」「教師の1/3が、タブレットに掲載されているソフトやコンテンツの使い方・活用方法が分からない」等の衝撃的な現状が明らかになったのは、現場を対象としたアンケートが実施されたからこそです。
私は今回の結果からも、改めて、教育現場の正確な現状を把握するためにアンケートを定期的に実施すべきと強く感じましたが、市の見解はいかがでしょうか?
 ↓

【答弁】
昨年12月に実施したアンケートは今年度も引き続き行う予定にしております。
加えて、今後の推進方針や研修計画に資する目的で、教員の活用状況が把握できるアンケートの実施を検討しています。
 ↓
【最終要望】
重ねてのご答弁ありがとうございます。
私は本市の教育行政に限った話ではありませんが、最大の問題点の一つが計画を立て、実施し、その結果を精査し、更なる行動に反映するといういわゆるPDCAサイクルの欠如だと考えています。
「タブレットの利用度は高くなっているはず」「研修が効果的なはず」「教育委員会が考える対応を進めれば、教師が自由自在にICTツールを活用できるようになるはず」。
いずれもそうであれば素晴らしいと思います。
が実際にそうなのかが、私には全く分かりません。
現状では検証するすべもありません。

市はコロナ第6波がやってくる前、「最低限、全ての学校で朝の会と終わりの会を開ける状況が整っている!」と豪語していました。
しかしながら実際に第6波がやってきた時、そうした対応を進めることができなかった学校・学級が多くあり、大変な混乱が起こりました。
きちんとした現状把握ができていない、そして当然、それを踏まえた対策もできていないという問題があったことは明らかです。
ICTツールの活用がなかなか進まない現状は、そうした問題をきわめて端的に、分かりやすく目の前に突き付けた一例だと、私は受け止めています。

「今後の推進方針や研修計画に資する目的で、教員の活用状況が把握できるアンケートの実施を検討しています」とのことでした。
アンケートは継続して実施するとのことで、少し安心しました。
しかし問題はICT教育の推進だけではありません。
学校教育全般において問題点を把握し、精査し、それを改善する。
そのための取組を全市で行っていく。
やってるところはやってるけど、そうでないところはそのまま。
それは学校の自主性を尊重するということであり、仕方がない。
そういう意識を教育委員会は根本的に改めるべきです。

「西宮市の教育」というのであれば、全ての学校・学級で一定以上の水準を保った教育を提供しなければならない。
それこそが「教育行政」の責務である。そういう意識を強く持ち、実際の行動で示して頂きたい。
この点、強く意見・要望しておきます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

と、これにて6月議会の一般質問ご報告は終了です。
が、実はこの話に関連する内容で、ちょっと愕然とした話がありましたので次回以降ご報告させていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


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「アンケートは昨年12月に行ったもの。今では状況は大きく異なってます( ー`дー´)キリッ」⇒いやいや、12月にこんな状況だったことを反省しましょうよ…

2022-08-22 13:34:49 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

お盆休みも、多くの方は終了ですよね。
というわけで本日は阪神香櫨園駅で駅立ちでした。
明日は阪急甲東園駅×東、明後日は阪急西宮北口駅×北西で頑張ります!
 ↓


さて本題、6月議会で行った一般質問のご報告の続き。
今日は前回ブログの内容を踏まえての具体的な質疑のご報告ですよ。
それでは早速始めます。
 ↓
【ご参照】
1/3の学校ではタブレットはほとんど使ってない、教師の1/3は使い方がよく分からんと感じているってどういうこと!?@前回のブログ

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【質問①】
全体の1/3が、ほぼタブレットを利用していないというアンケート結果についての、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁①】
GIGAスクール・セカンドパッケージに示したアンケートは昨年12月に実施したもので、ご指摘のとおり、3分の1の子供がほぼ使っていないことが把握できました。
昨年度は緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が発出され、臨時休校等の学びの保障として、オンラインでのタブレット活用を最優先に準備をしてまいりました。
毎日の授業やその他の教育活動でのタブレット利用については、コロナ禍で業務が逼迫しており、教員に研究や推進していく余裕がなかったことが要因と考えております。
今年度は、朝学習でデジタルドリルを利用する学校が出てきたり、各校の研究でも「タブレットを活用した授業研究」や「タブレットの授業内外での活用」といった内容が増えてきています。
そういったことからも、アンケート調査時期から数カ月経過した現在、利用度は高くなっていると考えております。
今年度は1日1回授業で利用することを目標としており、その実現にむけて、研究指定校での研究の推進、研修や実践事例の紹介などを行い、特に利用頻度に課題があると思われる学校を中心に、継続的な支援に努めてまいります。
 ↓
【意見・要望①】
「アンケートは昨年12月に実施したもの」、「アンケート調査時期から数カ月経過した現在、利用度は高くなっていると考えております」とのことでした。
多くの保護者が緊急時の対応について不安に思い、私共からも再三、指摘していたにも関わらず、昨年12月の時点で、これだけ使われていなかったこと自体が大問題です。
このような状態であったためにコロナ第6波の際、学校での対応が大きな問題となった。
そのことを十分、反省して頂きたい。
その上で、答弁にあった「今年度は1日1回授業で利用する」という目標を全校・全学級において早期に達成して頂きたい。

【質問②】
教師の1/3が、タブレットに掲載されているソフトやコンテンツの使い方・活用方法が分からないとしている。
市は現状をどのように受け止めているか?
また集合研修で、こうした声に対応することには限界があると考えるがどうか?
 ↓
【答弁②】
授業支援ソフトについては、昨年度、一昨年度と指導主事が学校に出向き、基本的な操作研修を行いましたが、アンケート結果から実際の授業で使うイメージがつかめていない教員が多くいることがわかりました。
教育委員会としましては、体験的な実践研修が、最も効果的な対応策だと考えており、今年度も集合研修に加えて各校へ出向き、より具体的な研修を行なっていきます。
さらに、実際の授業イメージがつかめる実践事例を数多く提供することで、ICT活用に対する困りごとの解消を図ります。
これまでに作成した、ICT活用実践46事例に加えて、授業に特化した1人1台タブレット授業実践事例を37事例作成しており、これらを共有することで、使い方や活用方法をより多くの教員に周知し、活用頻度の向上を図ります。
 ↓
【意見・要望②】
「体験的な実践研修が、最も効果的な対応策だと考えて」いる、「集合研修に加えて各校へ出向き、より具体的な研修を行なってい」くとの答弁でした。
手法についてはお任せするしかありませんが、これだけ多くの教師が「ソフトやコンテンツの使い方・活用方法が分からない」としていることに、強い危機感を持つべきです。
教育委員会が責任を持って、全ての教師がタブレットを有効活用できる状況を整えて頂きたい。

【質問③】
各学年・各教科におけるタブレットの活用方法について、市として整理・定型化し、全校で利用する取組を進めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁③】
先ほど示した1人1台タブレット授業実践事例には、活用目的や活用場面、使用するソフトやコンテンツを分類して示しています。
また、授業準備段階での活用や、一般的な授業スタイルに沿った場面ごとのタブレット活用例を示した「教科指導におけるICT活用の手引き」を作成し、教員へ周知しております。
この手引きと実践事例を関連付けた資料をマニュアルとして使用することで、授業づくりの場面で具体的なタブレット活用のポイントを理解し、最終的にはツールとして自由に活用ができることを目標としていきます。
 ↓
【意見・要望③】
全ての教師がタブレットを利用した授業を自由自在に展開できるようになるならば、なにも言うことはありません。
しかしながら私は、現実的にはそうなることは難しいと思っています。
だからこそ整理・定型化を進めることで、どの教師も最低限の利用はできるようにするべきと思いますが、市の考え方はそれとは異なるようです。
「手引きと実践事例を関連付けた資料をマニュアルとして使用することで、授業づくりの場面で具体的なタブレット活用のポイントを理解し、最終的にはツールとして自由に活用ができることを目標としていきます」との答弁でした。
重要なのは結果であり、全ての教師が答弁にあったように「ツールとして自由に活用ができる」なら、私の方から言うことは何もありません。
そうなるかどうかを今後もしっかり見ていきたいと思います。

【質問④】
教材についても、市として統一的なコンテンツを複数用意し、教師がその中から選べるようにすることで教師の負担を軽減可能と考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁④】
ご指摘のように教材の中で汎用性のあるものを、市として収集、整理していくことは教員の負担軽減の一助と考えます。
現在、公開している「まなみや」には民間企業のフリー教材や他の自治体が作成した教材などを紹介しております。
また教員向けの「まなみや」には各校が作成したものを整理しております。
今後も継続的に有益なコンテンツを収集、整理してまいります。
また、様々な機会を通して積極的な活用を促してまいります。
 ↓
【意見・要望④】
「教材の中で汎用性のあるものを、市として収集、整理していくことは教員の負担軽減の一助と考え」る、「今後も継続的に有益なコンテンツを収集、整理して」いく、「様々な機会を通して積極的な活用を促していく」との答弁でした。
一定評価できる内容と受け止めています。
一部の学校には手間をかけることを美徳としすぎるがために効率化につながる教材等、ツールの活用に後ろ向きな感覚があるようにも聞いています。
教師の負担軽減という観点からも、答弁にあった内容を積極的に進めて頂きたい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

事前の調整をしている中で衝撃的だったのが当初、教育委員会側が「このアンケート結果は昨年12月時点でのもの。なので現状はより良くなっています!」と自信満々な雰囲気を漂わせていたこと。
いやいや昨年12月時点で、こんな状況だったから第6波の際、混乱を極めてわけですが、そのことに値する反省の意識とかはあんまりないのか???と。
つくづく根深いと思います…

なお、この件、今後に向けて最も重要なのは、長くなりすぎるためい次回以降にまわした「質問⑤」に関するやり取りだと思っています。
なので次次回以降、この内容についてご報告予定ですので、暫しお時間くださいませ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

PS.
毎議会、本会議初日の一週間前に議会運営委員会が開催され、そちらで当該議会での重要案件等の説明が行われることになっています。
というわけで今9月議会の一週間前議運である8/24(水)に市長公約でもある「こども医療費の無償化」についての説明もあるものと思われます。
なにせ6月議会で「詳細は9月議会で!」とのことでしたし。
こちらの内容も次回ブログにてご報告予定ですので、暫しお待ちください。
 ↓
【ご参照】
節電のため、テレビをこまめに消しましょう&市長公約である「18歳までの医療費無償!」の詳細は9月議会で示されるそうです。


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1/3の学校ではタブレットはほとんど使ってない、教師の1/3は使い方がよく分からんと感じているってどういうこと!?

2022-08-19 11:29:54 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

気が付けば8月も、そろそろ後半。
時間が経つのは早いですね…
そろそろ9月議会も始まるし、それまでに6月議会で行った質疑のご報告も完了させたいところ。
というわけで早速始めますよ。
それでは、どうぞ!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ICTを活用した教育の推進についてです。
本年4月にGIGAスクール・セカンドパッケージと現在の状況に対するアンケート調査の結果が公表されましたが、その内容には複数の衝撃的な内容が含まれていました。
資料⑥をご覧ください。
 ↓

 ↑
調査の結果、「家庭や学校で1週間にどれくらいタブレットを使っていますか?」という質問に対して週1回未満が全体の24%、使っていないが8%と全体の1/3は、ほぼ使っていない状況にあったことが明らかになりました。
中学生では、この合計が44%と半分近くに上ります。
多額の費用を投じてタブレットを導入し、活用の必要性が指摘されてきた中で、この利用頻度の低さには愕然とする思いです。

加えて、アンケートに答えた教師の34%が「導入されているソフトの使い方が分からない」、32%が「ソフトやコンテンツをどのように活用するとよいかわからない」と答えているのも問題です。
私は1/3もの教師がきわめて初歩的な内容で戸惑っている姿が明らかになったことに強い危機感を覚えています。

こうした現状について、市教委は「これらを授業でどのように活用するのか、具体的な授業の場面を想定した研修を計画しています」としています。
しかしながら同じアンケートの中で、現場の教師からも「研修を受けて、一人一人が技量を高める必要があると感じるが、授業でスムーズに使えるようになるまでの研修の時間数となると難しいと感じる」という意見が上がってきています。
私も「研修の充実」だけで対応するには限界があると考えます。
市はより具体的で効果的なICTの活用に向けた方針を考え、示し、全校・全学級でのICT活用につなげるべきです。
資料⑦をご覧ください。
 ↓

 ↑
これは実践事例集で、ある小学校の取組として示されたものですが、どの教科で、どのようにタブレットを活用するかといった考え方の基本を示しています。
こうした方向性をもっと深め、学年ごとに「どの教科で、どのように利用するのか?その場合に利用するツールをどうするのか?」といった点を定型化し、全校で利用する等の取組を進めていくことが必要ではないでしょうか?

また、その場合、教材もそのまま使えるものを作ってしまえば便利なはずです。
アンケートでも「自分の授業で使うときに一から教材を作成することに、多大な時間と労力をかけている現状があると思います」という声が上がっています。
市内であれば教科書も一緒ですし、使いたい教材はそれほど変わらないはずです。
定型的なものを用意して、だれもが使えるようにすることで教師の負担軽減にもつながるのではないでしょうか。

私は「GIGAスクール・セカンドパッケージ」には事例集や、困った時の辞書的な意味で一定の意義があると受け止めています。
しかしながら、この内容は結局、「こんなこともこんなこともできますよ。あとは皆さんの自主性に任せますので頑張ってください!」というものに留まっていると感じています。
これでは今年の年初、各校で学級閉鎖が大量に発生した際に、学校・学級によって大きな格差が生じた根本的な原因は是正できません。
そして残念ながら、ここで示された市教委の姿勢には、そこに対する反省が感じられません。
市は全ての学校・学年・学級でICTを活用した教育が推進されるよう具体的な取組を進めるべきです。
それでは以上の内容を踏まえて5点質問します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

この件、4月にアンケート結果が公表された時から疑問に思っていた内容を整理してぶつけた内容です。
既視感のある方には、そういうことですので、ご理解ください。
 ↓
【ご参照】
大切なのは計画を立て、進捗を管理すること。学校のICT化推進の現状に関する調査結果が示されました。@2022年4月のブログ
「学校・学級の自主性に任せる!」では、組織のあり方として失格でしょ!?全ての学校で、全ての教師がICTを有効活用できるようにすることが市の責務です!@2022年4月のブログ

2学期の始まりが見えてきた中、新規感染者数が著しく高い水準でとどまっているのは、なんともいやなところ。
本来であれば、こうした取組を積極的に進め、出席を希望しない家庭については在宅学習を選択できるような取組を進めるべきだったと思うのですが…
つくづく「子育てするなら西宮」が看板倒れになっている観、強いと思います…

ここまでの内容を踏まえての具体的な質疑については次回以降、ご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。

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2025年度に西宮甲山高校と西宮北高校が統合されるそうです。以下、情報提供。

2022-07-15 12:19:05 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

以前から噂には聞いていた、西宮北高校と西宮甲山高校の統合。
どうやら本決まりのようですね。
 ↓
〈県立高校再編〉西宮北、甲山高と統合へ 両校の規模拡大で特色発展「より魅力ある学校に」@2022/7/15付・神戸新聞WEBニュース


以下、記事より抜粋。
-----
【県教委】
●西宮北高の「グローバル化に対応した教育」や甲山校の「教育人材を育成する教育」といった両校の特色を発展させ「より魅力ある学校にしたい」
●年末までに基本計画を発表し、統合校の場所や学科を示す

【今後の推移】
●23・24年度に入学する生徒は、25年度の統合後もそれぞれの学校に通い、両校の生徒として卒業する予定
●学校側は15日から順次、統合について生徒や保護者に説明予定

【市教委】
●「統合の枠組みは初耳。どんな学科・コースを設けるのか注視する。」
●地域全体で中学生の受験先に大きく影響するため「生徒や保護者に進路の選択肢をしっかり示していきたい」
-----
とのことです。
も一つ関連記事もありますので、よろしければ。
 ↓
県立高校再編、25年度の統合は14校を6校に 新たな場所や校名など協議へ@2022/7/14付・神戸新聞WEBニュース

この件、主導しているのは兵庫県教育委員会ですので新聞報道以上の詳しい内容は分かりません。
が、興味おありの方も多いことと思いますので情報提供として。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。


昨日のブログでお知らせした駅立ち、急激なコロナの感染拡大を受けて一旦延期することとしました。
もう少し状況が落ち着いてきたら、再開したいと思います...

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P協からの依頼やはたらきかけを前提に、「PTA規約」「入退会届」「個人情報取扱規則」等のフォーマットを整理する意向を教育委員会が示しました。

2022-07-12 10:16:01 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

安倍元首相に対する凶行の衝撃を、今なお受け止めかねています。
故人のご冥福を、心からお祈り申し上げます。

そして参議院議員選挙の結果が示されました。
個人的に思うことは様々ありますが、示された結果こそが民意。
現職・新人にかかわらず国会議員の皆様には、 課題が山積するこの国の大きな舵取りを適切な形で担っていただけるよう心から願います。
候補者の皆様には厳しい選挙戦、本当にお疲れさまでした。

さて本題、先日のPTAに関する質疑の続きです。
それでは始めます。
 ↓
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【質問①】
P協と協力して「役員・委員・会員のためのPTA活動ハンドブック」を作成するべきと考えるがどうか?
その際、PTA活動や役員(委員)の役割・意義や注意事項を示した「PTA規約」「入退会届」「個人情報取扱規則」等のフォーマットも併せて整理するべきと考えるがどうか?
【質問②】
上の内容を保護者が直接確認できるよう、協力してP協のHPを作成するとともに、HP上に各種フォーマットも掲載するべきと考えるが、どうか?
またHP上によくある質問と回答を掲載することでP協・単P役員の負担の軽減が可能と考えるが、市の見解はどうか?
【質問③】
PTAが本来の役割である子供たちのための活動に注力できるよう、負担軽減をはじめ様々な観点から、市が積極的に支援するべきと考えるがどうか?
 ↓
【まとめて答弁】
PTAは社会教育法に定める任意の社会教育関係団体で、同法第12条において「国及び地方公共団体は、社会教育関係団体に対し、いかなる方法によっても、不当に統制的支配を及ぼし、又はその事業に干渉を加えてはならない」と定められております。
一方で、同法第11条では「文部科学大臣及び教育委員会は、社会教育関係団体の求めに応じ、これに対し、専門的技術的指導又は助言を与えることができる」とも定められております。

昨今、PTAの活動に関しましては、さまざまな意見が寄せられており、教育委員会といたしましても、PTA活動についての問題や課題は認識しております。
学校・家庭・地域の連携や子供たちのよりよい育ち、安心・安全な教育環境のためには、単位PTA(以下、単Pと申し上げます)の活動は必要であると考えております。
また、西宮市PTA協議会(以下、P協と申し上げます)は、単Pの連絡協調や単Pに共通する課題解決のほか、市の審議会などにご出席いただき、保護者の代表としてさまざまなご意見をいただくなど、重要な役割を担っていただいていると考えております。

議員ご提案の「PTA活動ハンドブック」の作成や「PTA規約」「入退会届」「個人情報取扱規則」等のフォーマットの整理は、単Pの活動内容や組織体制の見直しにつながり、また、P協のホームページ作成、各種フォーマットの掲載、よくある質問とその回答の整備につきましても、P協や単P役員の負担軽減につながるものと考えられます。
これらの取組は、PTAが学校と地域の架け橋となり子供たちのための活動に注力していくうえで効果的であると考えます。
教育委員会といたしましては、P協からの依頼やはたらきかけに応じながら、P協が主体的に課題に取り組み、PTAの負担軽減や持続可能なPTAの活動に寄与できるよう支援してまいります。
 ↓
【まとめて意見要望】
丁寧なご答弁ありがとうございました。
保護者の働き方の変化等の要因により、ボランティアを前提とするPTA活動に全ての保護者から同意を得ることは難しくなっています。
一方で、子供の健やかな育ちは学校の力だけで実現できるものではなく、保護者や地域の力が必要です。
私は学校と保護者、地域をつなぎ、子供たちのより良い育ちや安心・安全な教育環境を守るという観点から、PTAの存在は極めて重要だと考えています。
我田引水的な話になりますが、大きい2項目目で挙げた中学校の卒業式の日程や、過去に本会議場で取り上げてきた校則や制服の見直しも、PTAから声を上げて頂けるなら効果は大きいはずだと思っています。
個人的には是非こうしたところの見直しを、力を合わせて進めていくことができればと考えています。
 ↓
【ご参照】
「卒業式日程の決定権は学校にあり、市として強制的に変更できない。でも地域や保護者から、学校へ声が上がってくるなら大切に受け止めるべきと思う...」だそうです。@2022年7月のブログ
制服だけでなく、見直すべき要素は沢山ある。大切なのは、生徒が中心となって見直しを進めることです!@2021年7月のブログ

一方で、現在のPTA活動の在り方に問題があることも事実だと思います。
ただ、その背景には「P協であれ単Pであれ、一保護者でしかないボランティアの方々が、あくまで仕事や生活の合間に行っている活動である。にもかかわらず、負担感が強過ぎる…」という現実があると感じています。

PTAの重要性を念頭に、その在り方をより時代に合ったものにするためには教育委員会がP協・単Pの活動に寄り添い、積極的に協力・支援することが欠かせません。
社会教育法の縛りは理解しますが、それを盾にするのではなく保護者に寄り添い、積極的に課題解決に取り組まなければならない!という意識を、強く持って頂きたい。
答弁の中で「負担軽減につながる」「効果的であると考え」ると述べた取組を、P協・単Pと協力して積極的に進めるよう要望します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

答弁の最初で述べられている通り、社会教育法の縛りがあるため、こうした取組を進める前提はP協(や単P)からの働きかけがあることが前提となります。
要は「教育委員会が一方的に進めることはできない…」ということですね。」
一方で、こうした意思が公式の場で示されたことの意味は非常に大きいと考えています。
この問題、強い興味と関心を持って今後の推移を見守ると共に、自分にできる形で直接良い方向にもっていくことができるすべがないか、模索していきたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。

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訴訟に至る事例も散見されるPTA問題。関係者の負担軽減のため、市は積極的に活動を支援するべきです!

2022-07-07 12:14:24 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

宮っ子を見ていたら、上ヶ原中学校の制服も見直しされたそうですね。
  ↓

  ↑
我が母校・浜脇中学校でも昨年度、制服が見直されたとのこと。
生徒達が中心になって、こうした見直しが進められるなら、これほど素晴らしいことはないですね。
とても、よい動きだと思います。
 ↓
【ご参照】
【予告編】中学校の制服は、もっと安くならないのか?ただ今、調査・調整中です!@2021年5月のブログ

さて本題、6月議会で行った一般質問のご報告の続きですよ。
前回ブログでの意見要望で「大きい4項目目、PTAに関する質疑の中で今一度、取り上げる」と述べたこともあり、今日はそちらについてのご報告です。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

PTAが学校園を支える重要な存在であることは言うまでもありません。
一方で昨今PTAについてはご意見やお問い合わせを頂く機会も多く、中にはトラブルにつながりかねない事例も見受けられます。
こうした声を放置しておくことでPTA活動や学校運営に支障をきたすなら、地域にとっても学校・保護者にとっても大きな不幸だと私は考えます。
資料④をご覧ください。
 ↓


PTA活動について問題とする声には複数の内容がありますが、主なものは
-----
●「同意を取ることなく、勝手に加入させられた」等の入退会に関する問題
●「役員選出の日に自分の病気のことを会員全員の前で説明し、了解を得なければ免除にならないと言われた」等の役員(委員)の選出に関する問題
●「学校園が取得した個人情報が本人の承諾なしにPTAに提供されていた」等の個人情報の取扱いに関する問題
●「知らない間にPTA会費が学校諸費用と一緒に引き落とされた」等のPTA会費の引き落としに関する問題
-----
の4つに分けられます。
とりわけ入退会や役員(委員)の選出に関する問題については、訴訟に至っている事案も全国的に散見され、早急な対応が必要です。

PTA協議会(以下、P協と言います)もこうした問題を重く受け止めており、各校の単位PTA(以下、単Pと言います)に対して、上記の内容に注意して活動を行うよう継続して働きかけています。
しかしながらP協が単Pを強制的に、この問題に取り組ませることは困難です。
また単Pにおいては、
-----
●あくまで家事・育児・仕事の合間のボランティア活動であり、現状の活動で手一杯
●専門的な知識がなく、具体的な改善方法が分からない
●見守り当番等の活動の担い手が減少することを懸念
-----
等の理由から、現在の運用・ルールの見直しは困難というのが現実です。

また、こうした問題についてP協・単Pへ意見や批判の声が届くことも多いようです。
こうした声への対応に本来1人の保護者でしかないP協・単Pの役員が多大な負担を強いられ、個人の生活にまで影響が及んだり、子供たちのための活動に手が回りにくくなっている事例さえあることに、私は強い問題意識を持っています。

こうした状況を踏まえ、教育委員会は学校に向けては「校園長のためのPTA活動ハンドブック」を作成し、資料④に示した内容に留意してPTA活動を行うよう求めています。
ところが、保護者にはなにもありません。

市はP協と協力して「役員・委員・会員のためのPTA活動ハンドブック」を作成するべきです。
その際、ハンドブックとあわせてPTA活動や役員(委員)・会員の役割・意義や注意事項を示した「PTA規約」「入退会届」「個人情報取扱規則」等のフォーマットを作成することで、単Pも変革を進めやすくなるはずです。
また、こうした内容をより多くの保護者に知っていただくためP協のHPを作成し、そちらでも同様の内容を示すべきです。
なにより市は、P協・単Pの負担を軽減し、PTAが本来の子供たちのための活動に注力できるよう、ひいては、より良い地域・学校環境を実現するためPTA活動を積極的に支援するべきです。
それでは以上の内容を踏まえて、P協・単Pから教育委員会への依頼や働きかけがあることを前提に質問します。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「P協・単Pから教育委員会への依頼や働きかけがあることを前提」としているのは法の関係上、「依頼がないのに教育委員会側から勝手に働きかけることはできない…」ということになっているからです。
ほんと色々と難しく、ハードルが高いんですよね、PTA関係の話って…

具体的な質疑の内容については、次回以降のブログにてご報告します
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

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市内の感染状況@西宮市HP

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「卒業式日程の決定権は学校にあり、市として強制的に変更できない。でも地域や保護者から、学校へ声が上がってくるなら大切に受け止めるべきと思う...」だそうです。

2022-07-05 11:21:42 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昨日、総務局長と人事課長から説明とお詫びを受けた件。
また、逮捕的な案件ですか...
 ↓

 ↑
22歳の若い身空で、こんなことで人生を棒に振るとかホンマなにをやってるんですかね...
一方の職員なんか、ついこないだ採用されたばっかりだってのに。。。
いろいろと思うところはありつつ、厳正な対処と、処分も含めた内容を職員全体に共有してもらうよう強く要望しておきました。
言うまでもなく、人事の方でも分かっている様子でしたが。
つくづく根深い。。。
 ↓
【ご参照】
職員採用方法の見直し・庁内での不祥事事例の通知など、人事部の取組は評価できるもの。アンケート結果を踏まえた、更なる取組に期待します!@2020年5月のブログ

さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
今日は「中学の卒業式って、高校入試の後にならないものですかね…」という話の具体的な質疑の内容です。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問①】
市立中学校の卒業式が、公立高校の入学試験直前に行われることによる生徒の負担について、市はどのように考えているのか?
 ↓
【答弁①】
本市の中学校・義務教育学校(後期課程)の卒業式は、公立高校学力検査日の2日前を基準に実施されております。
しかしながら、県教育委員会が実施する特別支援学校の入試日が、その基準日に重なる場合はやむを得ず、公立高校学力検査日の前日に卒業式が行われております。
各学校においては「卒業式前に、全ての教育課程が修了している」こと、また、「卒業式後の短い期間に、進学関係書類や法令に基づき作成する生徒の記録、入試不合格者への対応、新入生受入れ事務等を、確実に行う必要」があり、卒業式の日程を現在の基準で決めている実情もあります。
議員ご指摘の公立高校学力検査日前の卒業式実施を、負担に感じられているご意見があることについては、受け止めさせていただくとともに、各校の管理職と共有したいと思います。

【質問②】
保護者や地域から提案があった場合、積極的に日程変更を検討すべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁②】
現在、学校が地域や家庭と連携・協働し、教育活動を充実させることが求められており、卒業式を含む学校の教育活動について、学校運営協議会や教育連携協議会などで保護者や地域から提案があった場合は、熟議し、学校運営の参考とすることは大切だと考えております。
教育委員会としましては、県や近隣市町の動向を注視しつつ、校長会と連携し、必要に応じて、取組みを進めてまいります。

【まとめて意見・要望】
丁寧なご答弁ありがとうございました。
「負担に感じ」ている「意見があることについては」「各校の管理職と共有したい」とのことでした。
最近、川西市でも同様の声が上がっているという記事を目にしました。
多くの生徒・保護者は日程変更してほしいと感じているはずです。
 ↓
【ご参照】
来週月曜日(27日)の午後4時30分頃から議場にて登壇予定。というわけで、その内容をお知らせします!@2022年6月のブログ

「保護者や地域から提案があった場合は」「学校運営の参考とすることは大切」であり、「教育委員会とし」ても「校長会と連携し、必要に応じて、取組みを進めてまいります」とのことでした。
一定評価できる内容と受け止めています。
私自身、今回のやり取りを少しでも多くの方に知っていただけるよう広報することも含めて、様々な形で保護者・地域が学校に働きかけるようにしていきたいと思います。
この件、大きい4項目目、PTAに関する質疑の中で今一度、取り上げることを述べて、次の質疑に移ります。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇

てな感じです。

誤解されがちですが、教育委員会と学校の関係は「教育委員会=本社、学校=支社的な感じで、教育委員会からの通知が学校に届き、それが学校で徹底される!」というものではありません。
教育委員会と学校はあくまで対等な関係と定義されており、むしろ立場的には学校の方が強い。
教育委員会から何か伝えたいこと等あれば、学校にお願いしていくしかない..というのが実情に近いのかな、と感じる場面も多いです...

両者の関係性がそうであることを前提に、今回の答弁は
-----
●卒業式日程の決定権は学校にあり、市が強制的に日程を変更することは出来ない
→なので、こうした意見があるということは受け止める
●その上で、学校に対して保護者や地域から意見があった場合、学校が変更も含めてじゅうぶん考えることは重要と思う
→状況に応じて、教育委員会としても関与していくかも...
-----
ということになろうかと。
なので、この内容に賛同頂ける方で、お子様(もしくはご自身)が市立中学校に通学中であれば是非、PTA等を通じて学校に意見を伝えて頂ければ...と思います。
そして、あげた声への反応も含めて教えて頂ければ、また次の動きも出来ようかと。
私自身、今の段階でここには書けませんが考えていることもあり、継続して働きかけていきたいと考えています。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。

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公立高校入試の直前に、中学校の卒業式が行うのは全国的にも少数派。日程変更を検討するべきです!

2022-07-01 12:17:42 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

市の業務遂行を主に会計的観点からチェックする監査委員。
その代表を務める代表監査委員が、市OBから外部の方にかわった結果、なんだかとてもよい感じになりそうな雰囲気を感じているというのは以前にも書いたとおり。
 ↓
代表監査委員が市OBから外部の方にかわったことで、変わりつつある内部監査。改めて、外部の力の重要性を痛感しています!@2021年6月のブログ

で令和4年度第一回目の監査報告がこの度、公表されたわけですが、やはり、その感覚は正しかったな...と。
 ↓


従来の内部監査は「印鑑or日付が抜けてる」的な、ごく些末な内容がほとんどで、正直あまり読む気にならなかったんですよね。
もちろん、それが大切なことも分かっていますし、そもそも何度それを指摘されても、性懲りもなく続くという体質自体どないやねん...という話はあっての上ですが。

が今回の監査報告、そこらへんに対するチェックはもちろんした上で
-----
○公民館使用料の口座振替にかかる問題
○段上児童館の運営費等にかかる問題
○選挙公報の配布業務にかかる問題
○水道事業におけるアセットマネジメント計画の活用
-----
など「内部委員のままやったら、ここらへんの話は出てこんかったやろな...」と思われる話が複数ありました。

もちろん組織・体制を形式上、整えることは大切。
が、ある意味、それ以上に「誰がどのようにやるか!?」という話も大切やよな...と改めて。
私も「この人だからこそ!」と思って頂ける存在であることが出来るよう頑張らねば!ですね。

さて本題、一般質問のご報告の続きをば。
今日のお題は「市立中学校の卒業式の見直しについて」ですよ。
それでは早速始めます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
西宮市立中学の卒業式は例年、公立高校入試日の1~2日前に挙行されています。
神戸・芦屋・尼崎等の阪神間各市町も西宮市同様、公立高校の入試前に卒業式を実施しています。
しかしながら、この日程について
-----
●入試のことが気になって落ち着かない
●体調を崩しやすく感染症も広がりやすい時期で心配…
-----
という声を聞く機会が多くあります。

実際、市立中学の卒業式が、公立高校の入試前に行われているのは全国的に見ても珍しいようです。
都道府県庁所在地で、公立中学の卒業式が、公立高校の一般入試より前に設定されているのは神戸市、新潟市、名古屋市、和歌山市、大分市の5市のみ。
他の都道府県では、公立中学の卒業式は公立高校の一般入試の後です。
加えて、高校入試より前に卒業式を行っている数少ない自治体の一つである名古屋市も、2023年度から卒業式日程を公立高校の入試より後に変更する考えを示しています。

近くに目を転じますと、神戸市立桃山台中学校の事例があります。
同校は2021年度の卒業式日程を年度当初、兵庫県の公立高校入試日の前日に予定していました。
ところがPTAが保護者の意見を集約した結果、回答したほぼ全員から延期要望が出されたことから、卒業式を入試翌日の12日に延期しました。

こうした事例も念頭に、私は、より多くの生徒が、より明るい気持ちで、より負担少なく卒業式の日を迎えられるよう、公立高校入試の後に中学の卒業式を実施するべきと考えます。
それでは以上の内容を踏まえて、二点質問します。
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以上の内容を踏まえての具体的な質疑の内容については、後日報告いたします。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

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【予告編】いわゆる「ブラック校則」撲滅に向けて調査中。皆様からのご意見お待ちしています!

2022-05-24 17:03:33 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

16年前に私の事務所でインターン活動をし、今は某中央官庁で働いているF富さんが「仕事の関係で、こっちにきたので…」ということで顔を出してくれました。
 ↓

 ↑
しかし、こうやっていろんな人間関係が続いてくれるのって、ほんと嬉しく、ありがたいことですよね。
卒業生たちに恥ずかしくないように自分自身、精進していかなければ!と改めて。

で、そういう関係性でいくと14年前に私の事務所でインターンとして活動し、今は机を並べて行動しているのが西宮市議会・若手のホープたかのしん議員。
彼が議員として同じ会派に来てくれたことによって我が会派の政策能力は、一段と向上したと思っています。
その一例として、私の手が回らないことについて彼と協力できる場面があることは、とてもありがたい…

例えば私、約10年前に
-----
●西宮市の公用車の台数は、近隣他市に比べて多すぎる!
⇒公用車の大量保有によって購入費は勿論、車検・保険・税金・点検費用等、様々な費用が発生
⇒一方で、利用時間が8時間で走行距離が3㎞等、???な事例が多数存在する
⇒こうした事例が起こることのないよう利用ルールを設定すべき!
⇒併せて、公用車の保有台数削減に取り組むべき!!
-----
という問題提議をしました。
 ↓
しぶやの市政報告30号×裏面@2012年8月発行


上に記載の通り、その時は市も問題を認め、改善に取り組むことを約束しました。
また、この件については毎年の会派としての予算要望でも出し続けています。
でも正直なところ、車両台数が減っている様子はないんですよね…
かといって、それをツッコミなおすには再度、全面的な調査をせねばならず、そこまではなかなか手が回らない…

そんな中、たかの議員と話していたところ「その件、是非とも調査しなおしたい!」という申し出があり、徹底的な調査のうえで先般の3月議会で取り上げてくれました。
結果やはり、またもやおかしな事例が多数出てきたようで、この件、本当によかったと思っています。
今度こそちゃんとルール設定し、それを徹底する等、相応の対応をしてくださいよ、担当&市の皆さん!!!
 ↓
【ご参考】
公用車の保有台数が多すぎます!@たかのしん公式ブログ
それ、車を使わなきゃダメですか?@たかのしん公式ブログ

そんな中、現在絶賛コラボ中なのが、学校の校則の話。
いわゆる「ブラック校則」が社会的に問題となる中、西宮市内の学校の状況を調べたいと思い、教育委員会の担当部局に市内各中学校の校則を入手したい旨、話したところ
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●現在は生徒手帳などがない学校が多い
⇒そうした学校では、生活の手引き・学校生活のルール等で規則を示している
●入学の手引として公開されていた小6児童に向けた中学校のルールを提供する
-----
という回答があり、資料が提供されました。
が、それに基づいて調べていくと、いろんなことについて違和感が膨らんできました。
そんな中、この話をたかの議員としていたところ「その話、是非ともやりたい!」という話になりまして。
というわけで、この件についても、たかの議員を中心に絶賛、現状調査&まとめ中です。
こっちも、いい感じで進めることができるよう、ガッツリ持っていかねばですね!
私も言いっぱなしで終わらないよう、しっかり側面援助していきたいと思います。
ブログへのコメント、メールやSNS等、どんな手段でも結構ですので、お気づきの点やご意見等あれば頂けるとありがたく。
是非是非よろしくお願いします。
 ↓
【ご参照】
制服だけでなく、見直すべき要素は沢山ある。大切なのは、生徒が中心となって見直しを進めることです!@2021年7月のブログ

政策研究&議会内外での折衝等は勿論、陳情対応に地域活動・広報活動と議員の活動は多岐にわたります。
私はアウトプットできる内容の質・量はインプットする内容の質・量に大きく依ると思っていますし、その時間も、しっかり確保したいところ。
なので「ネタを提供(?)⇒そこに関心を持ってくれた場合、高いレベルで仕上げてくれる!」という、たかの議員とのコラボ関係は本当にありがたいことだと思っています。
これからも、こういう関係大切にしていきたいですね。
ほんと、我が会派はよい感じです♪

というわけで、この環境をより良いものにしていくためにも、引き続き、頑張ります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。

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