公園清掃→地域会議→イルミネーションの準備手伝い→秋祭りの最後の片付け、と充実しているにも程があった昨日のハードスケジュール。
こないだまで暑いくらいだったのに、いよいよ年末!という感じになってきましたね。
↓
そんな中、ご質問頂いた内容があったので、ご紹介をば。
市政ニュース最新号の4面にて上下水道事業の決算結果が発表され、
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●水道・下水道ともに黒字も厳しい経営状況が続く見込み
●皆さんの生活に不可欠なサービスなどの提供を安定的に継続して行っていくため、経営戦略について社会情勢の変化等を踏まえた見直しを図りつつ、効率的な事業運営に努めます
-----
といった内容が掲載されていました。
↓
市政報告 令和5年11月10日号×4面
上に書かれている内容とも重複しますが
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●人口減・家庭用機器の節水能力向上に伴う水道料金収入の減少
●水道施設の老朽化に伴う更新費用の増大
●耐震化推進に必要な費用の計上
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といった要因は全国的なものであり、今後、多くの自治体で水道料金の可能性が進められる可能性が高いと思われます。
実際、お隣の宝塚市では来年度からの値上げが確定していますし、
↓
水道料金改定案、宝塚市議会可決 来春から値上げ@2023/10/7付・毎日新聞
「水道料金 値上げ」でググってみると、こんな記事も出てきます。
↓
「しれっと上げやがって」全国で水道料金上がる “10倍”予測も 老いて破裂する水道管@TBS NEWS DIG
で、我が西宮市ですが、実は既に平成28年10月に水道料金の見直しがなされています。
ただし、当時の見直しは
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●値上げになる世帯と値下げになる世帯があった(とは言え、多くの世帯では値上げだったと思いますが...)
●値上げ幅は、概ね抑制されたものだった
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こともあり、そこまで大きな話題にはならなかったように感じています。
↓
【市政ニュース×平成28年4月25日号】
この料金改定を実施した際、「これで西宮市の水道料金は、令和10年度までは値上げの必要はない!」と聞いていました。
ただ、その後も利用水量の減少傾向が続いていることに加え、昨今の物価高騰に伴う電気料金等の値上げに伴い、その時期が前倒しになることも想定されるようです。
そこらへんが、市政ニュースでの書きぶりに反映されているということなんでしょうね...
ちなみに近隣市の2ヵ月分の上水道料金を税抜で比較すると
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【20㎥】伊丹市1740円 尼崎市2000円 宝塚市2740円 川西市2800円で、西宮市は2190円
【40㎥】伊丹市4640円 尼崎市4640円 宝塚市5740円 川西市5800円で、西宮市は5290円
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となっています(宝塚市は値上げ後)。
伊丹市・尼崎市に比べて、西宮市の水道料金が高くなっている理由は「両市は比較的平坦な地形→西宮市は北部地域があり、南部地域でも丘陵地帯がある→加圧送水が必要となり、中継槽施設が多くなる→減価償却などの負担が重くなる...」といったところだというのが市の見解です。
これに加えて、私は職員数が多いのも1つの要因だと思っていますけどね。
ほんま常に出てくるよな、多すぎる人件費問題。。。
↓
【ご参照】
●一般質問のご報告 ~水道事業の組織・人員効率化について① @2014年8月のブログ
●一般質問のご報告 ~水道事業の組織・人員効率化について② @2014年8月のブログ
いずれにしても、今後の展開をしっかり見守りつつ、必要な指摘・提案など行っていかなければなりません。
西宮市で生活する全ての方の生活に直接影響する話だけに、情報提供にも努めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
地球史上、少なくとも5回の大絶滅(=半数以上の種が100万年以内に絶滅)があり、現在は6回目の大絶滅が人類の手によってなされようとしているのではないか?というのは、とても陰鬱で有名な話。
個人的には、白亜紀末の恐竜絶滅がユカタン半島への隕石墜落だけでなく、火山活動による影響を多大に受けているのでは?という辺りが新たな知見でした。
それにしても過去の大絶滅の多くに温室効果ガスの大放出(過去のものは火山活動等によるものであり、現在の人為的なものとは大きく異なりますが…)の影響があるという話は、現在の状況と照らし会わせても、なんとも陰鬱な...
とは言え、とても興味深く読ませていただきました。
やっぱり読書って素晴らしい。
↓
さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
5月にあった大雨の際、市からの情報発信がなかったことを受けて「姿勢を改めるべき!」と訴えた際の、具体的な質疑の内容です。
それでは、どうぞ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問①】
災害情報の発信のあり方を見直すべきと考えるが、市の見解はどうか?
↓
【答弁①】
市では、大雨や台風などによる災害の恐れのある場合に、気象情報や避難情報、通行止め情報等、災害時の行動に必要な災害情報を速やかに市民に周知するため、様々なツールによる情報発信の多重化に取り組んでおります。
災害情報のうち、気象情報につきましては、気象台からの情報をにしのみや防災ネット(以下「防災ネット」という。)によるメール送信やテレビのデータ放送などによる緊急情報として発信されております。
また避難情報につきましては、市が、災害の状況に応じた避難レベルを判断し、防災ネット・SNS・ホームページの他、テレビなどの手段を通じて情報発信を行っております。
今回の事案では、気象台や近隣市などと気象情報や防災情報を共有しながら、本市の気象状況や降雨予測などを総合的に検討したうえで、市内で災害発生の可能性は、低いと判断し、市からの避難情報などの発信を行いませんでした。
しかしながら、議員ご指摘のとおり、気象庁などから大雨や土砂災害に関する情報が発信されている中で、市からの情報発信がなければ、不安に思われる方もおられると考えます。
そのため、先般6月2日の梅雨前線に伴う大雨では、避難情報だけでなく、大雨や河川の水位上昇などに対する注意を促す情報の発信を、防災ネット、ホームページ、SNSを通じて、市から発信いたしました。
市といたしましては、今後も気象情報と避難情報だけではなく、気象状況などに応じた注意喚起情報などについて、市の「水防体制」に関わらず、適宜発信してまいります。
↓
【意見・要望①】
災害情報の発信のあり方の見直しについて
-----
●「今回の事案では」「本市の気象状況や降雨予測などを総合的に検討したうえで、市内で災害発生の可能性は、低いと判断し、市からの避難情報などの発信を行」わなかった。
→「しかしながら」「気象庁などから大雨や土砂災害に関する情報が発信されている中で、市からの情報発信がなければ、不安に思われる方もおられると考え」る。
→「市と」しては「気象情報と避難情報だけではなく、気象状況などに応じた注意喚起情報などについて、市の「水防体制」に関わらず、適宜発信して」いく
-----
との答弁でした。
協議の経緯を踏まえて運用の見直しを図り、その運用を続ける意思を示したことを高く評価します。
なによりも、市民の安心・安全のため、今後も適切な情報発信に努めて頂きたい。
↓
<ご参照×再掲>
【質問②】
5/7の大雨では門戸西町で土砂崩れによる被害が発生した。
「初動応急対応体制」に終始した市の対応は正しかったのか?
↓
5月7日の大雨に対しましては、7日の22時53分の大雨警報の発表に伴い、市は、初動応急対応の水防体制を発令いたしました。
これは、今後の降雨が短時間で終息すること、以降の予測雨量が少なかったことから、市内で災害発生の可能性が低いと判断し、情報収集と、小規模な災害に応急的な対応を行う初動応急対応体制で対応が可能と判断したものであります。
結果的には、市内数ヶ所で局所的な土砂崩れや道路通行止めが発生いたしましたが、人的被害は無く、初動応急対応体制にて適切に対処できたもの考えております。
しかしながら、近年、予測が難しい気象状況の急変などもあり、被害が拡大していた可能性があったと考えております。
市といたしましては、今回の事案を検証する中で、状況の急変に対して適切に対応できる柔軟な水防体制の運用に取り組んでまいります。
↓
【意見・要望②】
了解しました。
答弁にあった通り、「今回の事案を検証する中で、状況の急変に対して適切に対応できる柔軟な水防体制の運用に取り組んで」頂きたいと思います。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
この件、5/7の大雨の直後から協議を進めてきました。
その経過を受けて、一般質問を行う前から早速に運用を変えてくれたこと、とても前向きに受け止めています。
こういうスピーディー菜対応は高く評価したいところですね♪
本当は、もう1項目質疑の内容があったのですが、ちょっと長くなってしまいそうなので、そちらについては、また別途。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
またもや大きな台風が発生していますね...
そういうこともあり、今日は西宮市の災害情報発信に関わる話のご報告です。
ちなみにネタ自体は、以前にも少し取り上げたことのある内容。
↓
【ご参照】
災害情報発信には、危険の告知以外の役割もあるはず。情報発信のあり方について考えるべきです!@2023年5月のブログ
上の内容を整理して、6月議会での一般質問で質疑しました。
きちんと具体的な進展がありましたので、ご覧下さい。
それでは、どうぞ!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
災害発生時の情報発信と、災害状況の判断の根拠についてです。
少し前の話になりますが、5/7の夜から5/8にかけて阪神間で大雨が降りました。
この雨によって伊丹の天神川で堤防が決壊、市内でも土砂崩れによる被害が発生しました。
また結果的に被害は発生しなかったものの、津門川の水位が氾濫危険水位とされる2.4mを大幅に上回る3.36mに達するなど、大規模な災害発生が危惧される状況となりました。
実際、気象庁はこの雨について当時、
-----
●西宮市の一部区域で河川洪水の危険度が上昇しています
●土砂災害:警戒レベル4相当 河川洪水:警戒レベル3相当
-----
等の情報を発信していました。
ところが、この雨について西宮市からの災害情報発信はありませんでした。
資料④をご覧下さい。
↓
西宮市の水防対応体制は、気象警報等が発表され、災害状況が軽微と予想される場合は「初動応急対応指令」が発令され、「初動応急対応体制」が取られる。
そして、
-----
●災害状況の拡大が予想される場合には次の段階として水防警戒指令が発令され「災害警戒本部体制」が、
●さらにより深刻な災害状況が予想される場合に水防指令により「災害対策本部体制」が取られ、動員体制の拡大を図る
-----
という体系になっています。
市は、災害警戒本部の立ち上げ後、避難情報・避難所開設情報などの情報を緊急情報としてメール、LINE、twitter、FACEBOOKで発信すると共に、市HPの防災ポータルで表示。
以降、状況の推移によって各種ツールで情報発信すると共に、西宮市HPの防災ポータルに表示します。
ところが5/7から5/8にかけての雨の際、発令されたのは「初動応急対応指令」であり、災害警戒本部は立ち上げられませんでした。
そのため担当職員は出勤しており、各種情報の収集に努めると共に、万一の事態にも備えていたが、情報発信は行わなかったとのことです。
この対応には強い違和感を覚えます。
地球温暖化の影響等もあり、災害の規模や被害は拡大傾向にあります。
こうした状況も踏まえ、災害が予想される事態になった場合、気象庁や兵庫県、近隣自治体等、多様な主体が情報発信に努めています。
今回のように、気象庁が「西宮市の一部区域で河川洪水の危険度が上昇」「土砂災害:警戒レベル4相当 河川洪水:警戒レベル3相当」等の情報を発信しているにもかかわらず、市から情報発信がなければ不安に思う方が出てくるのは当然です。
災害情報を発信する最大の目的が、危険告知にあるのは理解します。
しかしながら危険な状態ではないと判断しているなら、そのことをお伝えするという観点も必要です。
「初動応急対応指令」が発令され、担当職員が勤務していたのですから、災害情報を発信することは可能でした。現在の「水防警戒指令が発動されない限り、情報発信しない!」という運用は是正すべきです。
また、この件について調査する過程で、市が防災情報を発信する「にしのみや防災ネット」でリンク切れを発見しました。
こうした重要な情報発信ツールの中でリンク切れが起きているのは大問題です。
それでは以上の内容を踏まえて3点質問します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
と、ここまでが前段部分。
次回以降で、具体的な質疑の内容をご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
昨日、「令和6年度兵庫県政対する要望書」を提出したとのことで市から報告を受けました。
内容は以下の通り。
↓
で、ものすごく違和感があるのは、この中に西宮北口駅北西やJR甲子園口駅周辺で問題になっているガールズバーの客引きのことが取り上げられていない点。
この問題、
ーーーーー
●警察が持つ強制力がなければ、対策に実効性を持たせることが事実上、不可能
●なんらかの形で県の条例等による法的根拠を持たせない限り、根拠のある対策を打つこと自体、困難
ーーーーー
といった状況があり、兵庫県との協力がなければ一歩も前に進まない話だと思うんですけどね…
この問題、過去から継続して取り組んできたものの、市単独で行動を制約できる手段がなく、手詰まり感は否めませんでした。
そんな中、3月議会において、甲子園口の商店街さんが中心となって提出した『兵庫県「客引き行為等の防止に関する条例」の見直しを求める請願』が全会一致で可決。
他にもきたぐち商店街さんが県市の担当者とともに定期的に対策会議を開催する等、徐々に過去とは異なる具体的な動きが出てきています。
それだけに、こういう公式な場での要望に載せないってのは、どういう感覚なんやろな…と。
と、忿懣遣る方無い思いをしているところへ、担当理事から「現時点で、市として課題を整理しきれていないことから今回の県政要望には載せなかった。が、県市の担当者間で協議を続けており、これとは別口で遠からず、県に具体的な要望を出す考えでいる!」旨、連絡があったので、やや胸を撫で下ろしています。
とは言え、この話、一筋縄でいく話ではありませんし、まだまだ先は長い。
その上、現行の法制度の限界を考えると、そもそも根本的な解決は極めて困難という現実もあります。
↓
●西宮北口✖️ガールズバー客引き問題のその後@2021年9月のブログ
とは言え、少しでも状況を良い方向に持っていくため、探り探りでも前に進めていくのが行政としての責務のはず。
しっかり状況の推移を見守りつつ、状況に進展があれば、ご報告させていただきます。
それでは今日のブログはこれにて失礼いたします。
以前と比べて、「監査結果報告書」の内容がグッと興味深い。
↓
この監査結果報告書は、表紙に示されているとおり、「西宮市監査委員」によって行われた監査の結果を示すもの。
従来は、市役所OBが代表監査委員を務めることもあってか、
-----
●判子の押し漏れがあった
●備品台帳に掲載されている備品がなかった
●ボールペンで記載されるべきところが鉛筆書きになっていた
-----
的な、形式的な指摘がほとんどでした。
もちろん、それはそれで大事なことは分かっています。
が、率直に言って、あまり興味深い指摘はなかったんですよね。
その点、外部の公認会計士等によって行われる「包括外部監査」が、政策的な中身に踏み込んだ指摘を行っており、非常に興味深い内容が示されることが多いのとは大違いでした。
↓
【ご参照】
やっぱり是正されていなかった、お金の取り扱い。リスク管理という観点から、こうした問題こそ徹底的に是正するべきです!@2020年3月のブログ
ところが、代表監査委員が学識経験者の方に代わって以来のここ数年というもの、ぐっと内容が充実してきています。
今回も興味深い指摘が複数あり、なかなか勉強になるな...と。
そんなの、前の監査報告では、ほぼほぼ感じることがなかったんですけどね。
つくづく、改革に積極的な外部の知見を活用することって大切やな...と。
さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
今回のお題は、公衆トイレのうち、女性トイレと多機能トイレの共用に関わる内容です。
それでは、どうぞ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問③】
公衆トイレを建て替える際には、女性用トイレと多機能トイレを共用する形で整備することは避けるべきと考えるがどうか?
また現存する同型式のトイレも見直すべきと考えるがどうか?
↓
【答弁③】
公園トイレの建替えは、既設箇所と同じ場所への配置を基本とし、男女別トイレと多機能トイレの組み合わせとした標準タイプと、建築面積が約半分の小規模タイプを、整備可能な広さや公園の規模、利用状況に応じて設置しております。
また小規模タイプは、限られた範囲の中で多機能トイレを整備する必要があるため、女性と男女の障害者や高齢者等の利用を想定した多機能トイレと男性用トイレの組み合わせとしております。
一方で、女性用と多機能トイレの共用について利用者から不安の声が寄せられていることから、今後の公園トイレの標準仕様について、建替えと維持管理のあり方検討の中で、併せて検討してまいります。
また設置済の小規模タイプの公園トイレについては、利用状況や見直しに係る費用等を踏まえて、対応を検討してまいります。
↓
【意見要望】
女性用トイレと多機能トイレの共用についてです。
重要なのは「女性用と多機能トイレの共用について利用者から不安の声が寄せられている」という事実です。
答弁にあった通り、今後の公園トイレの標準仕様を市民・議会の声もしっかり聞きながら早期に検討・決定し、今後は決定した内容に基づいて整備を進めて頂きたい。
また既設のものについても同じく、早期に方向性についての結論を得、具体的な対応策を講じて頂きたい。
今後の推移を見守ってまいります。
なお、この件について、もう一件。
これは理事席に座っている皆様(=役所における、一般企業で言うところの役員級の方々)に我が事として聞いて頂きたいと思いますので、そのつもりでお願いします。
答弁調整を進める中で、女性用トイレと多機能トイレの共用については、女性職員からも異論があったという話を聞きました。
職員が安心して意見を言える組織、多様性があり、様々な意見を柔軟に受け入れることができる組織を作っていくことの重要性を、こうした話からも強く実感します。
そうした組織を実現できるよう、今回の答弁に関係する部署だけでなく市全体として意識変革に取り組んで頂きたい。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
率直に言って、私自身「女性トイレと多機能トイレの共用について、不安に思う女性の声がある!」という認識は、あまり持っていませんでした。
恥ずかしながら、身の回りに当たり前のようにありすぎて、それが普通だという感覚に陥っていました。
そう考えると、つくづく、おっさんの感覚だけでものごとを進めて行くことの問題が、こういうところにも凝縮しているということですよね。
だからこそ、職場においても多様性が必要だし、女性職員が安心して意見を言え、それを柔軟に受け入れることが出来る組織が必要だということやな、と改めて。
この件、今回の質疑に当たって、さまざま協議・調整や調査など進めていく過程で、なるほど、そういう視点があるのか...と、感じる機会が多々ありました。
つくづく多様な観点を持つべく努めること、真摯に意見を聞き、柔軟に取り入れる姿勢を持つことの重要性を改めて、学ばせて頂いたと思っています。
ほんと、日々、勉強ですね。
もう、ボチボチ50になろうというおっさんですもの、ともすると頑固になり、自説に固執してしまいかねない自分がいること、よくよく自戒しておかないとあかんな、と。
議員としてはもちろん、なによりも人として成長を止めないよう、頑張らねば...
と、独り言チックな終わり方ですみません。
それでは、今日のブログはこれにて失礼いたします。
以前、市政報告でもご紹介した「特殊詐欺被害防止のため、70歳以上の方(又はその方と同一世帯の方)を対象に、固定電話機に外付けする自動通話録音機を無償配付します!」という話、詳細が確定したとのこと。
↓
【ご参照】しぶやの市政報告73号@2023年3月発行
去年1年間の西宮市内での特殊詐欺の被害は126件と、兵庫県内で神戸市に次いで2番目に多かったそうです。
加えて、被害者のほとんどはご高齢の方なので、こうした取組を進めることは重要と思います。
対象の方で、ご心配な方いらっしゃいましたら、是非この機会にご検討ください!
なお、具体的な内容はこちらでご確認いただけます。
(受付は7/13から来年2月末まで。)
↓
西宮市自動通話録音機無償配付事業@西宮市HP
と前置き的な広報をした上で、本題の一般質問のご報告の続きですよ。
お題は、公衆トイレの建替え・維持管理・廃止等についてです。
それでは、どうぞ!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問①】
公衆トイレ建替のため、今後、十億円単位の費用が必要となる。
また維持・管理のために毎年、多額の費用が発生している。
現存する公衆トイレの利用状況等を確認した上で、今後の建替え方針・計画を示すべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁①】
土木局が所管する公園トイレは、広域からの利用者が多く滞在時間が長い大規模な公園を中心に、公園利用者の利便性等の確保を目的に設置しております。
また現在、施設の老朽化及びバリアフリー化に対応するため、築30年以上を経過したトイレを対象に、平成29年度から順次建替えを進めており、6年間に16箇所の公園で改築を実施いたしました。
今後、建替えが必要な公園トイレは、101箇所の内、改修済みと簡易トイレを除く68箇所あり、議員ご指摘のとおり、全てを改築するには、相当の年数と費用を要する課題があります。
また、維持管理においては、年間約1億円の費用を要する清掃等の業務に加え、施設の老朽化や、故意にトイレを破壊するなど一部の不適切な利用による修繕等により、維持管理費が年々増加しております。
公園トイレの他にも、阪急夙川駅前等、不特定多数の利用が見込まれる場所において、環境局が公衆衛生の確保等を目的とした公衆トイレを、市内4箇所に設置しております。
これらの施設においても年々老朽化が進んでおり、特に、築後62年を経過している社家町公衆便所については、早急に今後の方向性について検討する必要があると認識しております。
また、時代の変化もあり、周辺に利用可能なトイレが少なかった、設置当時と比較いたしますと、必要性が低下しているトイレも存在すると思われます。
こうした課題がある中、議員ご指摘のとおり、既存施設の必要性や、利用状況を踏まえた改築及び維持管理が重要と認識しております。
そのため、先ずは各公衆トイレにおける利用者数や利用属性などを把握する調査を実施し、それぞれの特性や建物の状態を勘案しながら、既存施設の必要性について整理し、公衆トイレの建替えや維持管理のあり方について検討してまいります。
【質問②】
アセットマネジメントの推進・維持管理費削減という観点から、将来的に建て替える可能性が低く、現時点での必要性も低いと判断されたトイレは、一定の周知期間を経た上で、早期に廃止するべきと考えるがどうか?
↓
【答弁②】
先にお答えしました建替えや維持管理のあり方検討の中で、必要性が低いと考えられる公衆トイレの早期解体も含めて、検討を進めてまいります。
【まとめて意見・要望】
前提として、私も必要性・重要性が高いトイレは残すべきであり、必要があれば改築も進めて、住民にとって暮らしやすい、気持ちの良い環境を守っていくことが大切だと思っています。
しかしながら
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●建替えのために今後、多額の費用が必要となること
●日常の維持管理にも多額の費用を要していること
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を考えれば、個別のトイレの状況をきちんと把握し、今後のあり方を具体的に示すことが重要です。
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●利用者数や利用属性などを把握する調査を実施し、それぞれの特性や建物の状態を勘案しながら、既存施設の必要性について整理し、公衆トイレの建替えや維持管理のあり方について検討してまいります
⇒そういった検討の中で、必要性が低いと考えられる公衆トイレの早期解体も含めて、検討を進めてまいります
-----
とのことでした。
ご答弁の方向で進めて頂くよう要望します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
質疑もう一件ありますが、そちらについては色々と書きたいことがあり、ちょっと長くなりそうなんですよね。
なので、そちらについては次回以降で、また取り上げたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。
昨日は、西宮総合医療センターの起工式へ。
↓
兵庫:統合の西宮新病院 起工@2023/7/4付・読売新聞オンライン
様々、紆余曲折を経てきたアサヒビール工場跡地、中の風景はこんな感じになっていました。
いよいよ、工事が始まるんですね。
感慨深い...
↓
昔から、このブログをご覧頂いていた方々にはご承知のことかと思いますが、この場所については本当に様々な紆余曲折がありました。
10年ほど前、西宮市はこの場所に西宮北口駅北東にある西宮市立中央病院を単独で移転する計画を示していました。
が、この計画には
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●多額の資金を必要とするにもかかわらず、病院としての診療機能向上が期待できない
⇒24時間・365日受入可能な小児救急体制の整備・分娩可能な産科の強化など本来、公立病院が担うべき機能を持つ考えは、市にはなかった
↓
加えて、慢性的な赤字状態が是正される見込みもない...
-----
等の問題がありました。
そのため、私は当時から、この計画に大反対。
しかし、この計画はほぼ既定事実として進められつつありました。
↓
【ご参照】
しぶやの市政報告35号×裏面@2013年10月発行
そんな中、2014年4月に行われた西宮市長選挙ではアサヒビール工場跡地の利活用方針が大きな争点となりました。
そして、その選挙において「アサヒビール工場跡地取得計画の白紙撤回」を公約に掲げた前市長が当選。
就任後、前市長が24時間・365日受入可能な小児救急体制の整備・分娩可能な産科の強化など、本市の医療環境向上のため県・市立病院の統合を目指す考えを表明したことが、今の流れにつながっています。
この選挙において私は当時、議会のほぼ全てが現職市長を応援する中、今村前市長を応援。
大方の予想を裏切る形で現職市長を破り、新市長が誕生しました。
その後、病院については県市の病院統合が決定。
一方で、その後、私は前市長と訣別しました。
↓
【ご参照】
さよなら「蒼士会」。新会派も、もちろん是々非々の立場で頑張ります!@2015年11月のブログ
その後、様々な問題があり、前市長がよくない意味で西宮市を有名にした面があったことは紛れもない事実でしょう。
一方で、私は今でも、この一連の流れについて様々な複雑な思いを持っており、もっと自分自身にもやりようがなかったのだろうか...と思うことがあります。
そして前市長が全ての既成政党を敵に回して選挙を戦い、勝ち抜いたこと。
その結果として今、県市統合病院がまさに実現しようとしていること。
この二つの事実については一定期間、共に行動した一人の政治家として敬意を持っています。
政治だけではないのでしょうが、つくづく人の評価なんて、棺桶の蓋が閉まるまで(あるいは閉まっても)一つに定まりはしないもんなんでしょうね。
私も一人の政治家として、多くの方から「あいつは、なかなかのもんやった!」と思って頂けるよう、しっかり頑張っていきたいと思います。
という思い出がらみの話ですみませんでした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
昨日付・神戸新聞WEBニュースの記事。
↓
↑
西宮市の公立小学校では平日午前中、警備員による校門警備が実施されていますが、中学校はその対象外です。
今回のこの件も「校門に警備員が配備されていれば起こらなかったのでは!?」という声もあるようです。
が、ことは、もう少し複雑だと思っておりまして。
公立小中学校の現状を考えた時、
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●正門以外にも出入り可能な門がある
●塀が低く、簡単に乗り越えられる
-----
等、不審者の侵入防止という観点からは、ハード面での問題を抱える学校が多いでしょう。
実際、今回事件が起きた中学校でも
-----
●業者が出入りする箇所が施錠されていない
●運動場の金網フェンスに破損がある
-----
等のハード面での課題があるという情報を頂いています。
こういう状況がある以上、正門前だけに警備員を配置したところで、果たして、どこまで実効性があるのか???という話になると思うんですよね。
また、その警備員の中にも高齢の男性が多く含まれているようです。
「安心」という面からの効果は一定あっても、実際のところ、どこまで「安全」が担保されているかという面では、疑問を持たざるを得ないと思っています。
そういう観点から、むしろ重要なのは
-----
●塀を高くし、門以外からは出入りできないようにする
●門を高く頑丈なものにした上でオートロック化する
-----
というハード面での対応を充実させることだと思っています。
そして、この点については教育委員会でも同じ問題意識を持っているようです。
ところが「お金がない(&行政課題としての優先順位は高くない...)」という理由から、ここに対する対応は放置されてきたというのが、実際のところだと思います。
ただ、こういう事件が実際に起きた以上、尚のこと、それではいかんと思うんですよね...
結局、なにをやりたいと思っても「お金がない...」ということがネックになる西宮市政。
だからこそ、このような財政状況を改善しなければならないと思いますし、そのうえで子供の安全にかかわる施策はしっかり推進していくべきだと思います。
そうした観点から、指摘・提案など進めてまいります。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
前回ブログで取り上げたごみの集団回収に関する記事が、市政ニュース最新号に掲載されていました。
これ、私が議会で取り上げた結果だということに、勝手に思っておくことにします。
前向きに対応頂いていると思われる、担当の方々にはありがとうございます。
↓
さて本題、まだまだ続く代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【質問】
「道路については、効果的で迅速な維持管理に努める」とのことでした。
昨今、水路への転落事故や、道路損壊等による被害が発生し、市が損害を請求される事例が多発しています。
市は、こうした問題が発生する度、道路パトロールの強化によって問題把握に努める旨を主張しますが、道路パトロールの主たる監視対象は車道であり、歩道への監視までは行き届かないのが現実です。
現状を踏まえると、防犯協会やPTA・自治会等によるパトロールやクリーン作戦の際、危険と感じる個所の抽出に協力してもらえるよう依頼するなど、もっと市民の力をお借りするよう努めること、そこで確認された事案を着実に改善していくことが効果的と考えます。
また、こうした取組を推進することは市長の言うシチズンシップの醸成からも重要と考えます。
市の見解はいかがでしょうか?
↓
【答弁】
現在、市で行っている道路パトロールは、事故が起きた際に道路利用者の安全や道路交通に大きな影響を及ぼす可能性がある交通量の多い幹線道路を中心に行っております。
その他の生活道路においては、市道延長が1,000kmを超える中、限られた人数でパトロールすることは困難な状況であり、主に市民の皆様からの通報や地域団体等からの要望により対応している状況です。
事故防止には、危険箇所を早期に把握することが重要と考えていることから、電話や市民の声による通報に加え、より簡便に市民が市に危険箇所を通報できるように、令和3年度からLINE通報を導入したところです。
議員ご提案のように、自治会等に対し、地域でのパトロールやクリーン作戦の際、危険と感じる箇所の抽出に協力して頂くような取り組みは、危険箇所のさらなる把握や、事故の減少に効果があるとともに、シチズンシップの醸成にもつながるものと考えます。
市としましては、幅広く市民の皆様の協力を得やすくするような仕組みについて、引き続き工夫してまいります。
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【意見要望】
前向きな答弁を頂きました。
答弁内容に則って進めてください。
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この件、前から提案を続けている話ですね。
公式の場で、前向きな回答が返ってきたこと、肯定的に受け止めています。
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【ご参照】
道路や公園の危険・改善してほしい内容をLINEやメールで通報できます。ぜひ皆様のご協力をお願いします!@2022年4月のブログ
ちなみに「電話や市民の声による通報に加え、より簡便に市民が市に危険箇所を通報できるように、令和3年度からLINE通報を導入した」のも、私の指摘・提案があったからこそと自負しています。
こちらも、よろしければ以下をご覧ください。
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【ご参照】
【愚痴話】ええ、西宮市役所が縦割りなことは、よくよく分かっていますよ。だからこそ、これだけ念を押したのに...というお話。@2016年9月のブログ
地道にコツコツ、色々な分野について、様々な観点から指摘・提案等、続けてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします
GW最終日の5/7夜から5/8未明にかけて阪神地区全域で大雨が降り、警報が発令されました。
が、この間、西宮市から情報発信がなかったため、疑問等を訴える声をSNS等で拝見しました。
結果的に、こういった事故もあったわけですし、そういった声が上がるのは当然だと思います。
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石垣が一瞬で崩れる様子が…兵庫・西宮市で避難指示 大雨の余波続く 京都・滋賀で商品届かない店舗も(読売テレビ)
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というわけで、それについて調べた結果のご報告をば。
結論から言うと、西宮市の認識では「避難指示を発令したり、交通規制が発生するといった大きな被害が予想されるレベルの雨ではなかったため、情報発信は行わなかった」ということだそうです。
その判断の是非については敢えておくとして、以下もう少し詳しい内容。
この雨、連休前の地点では最大でも注意報が出る程度の雨量と予想されていたようです。
が直前になって警報レベルと判明したことから、市は「初動応急対応体制」(=具体的な措置・対応が必要な被害は出ないことを前提とした体制)での対応を決定。
担当となる職員さんは出勤した上で、各種情報の収集に努めると共に、万一の事態に備えていたそうです。
ただし、あくまで「初動応急対応体制」であり、「災害の危険は低いと判断したため、情報発信の必要はないと判断した」とのこと。
これが、より危険度の高い「水防警戒指令」が発令された場合には、
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●災害警戒本部会議が立ち上げられ、そこでの決定内容等を防災ネット(=メール)、LINE、twitter、FACEBOOKで発信すると共に、市HPの防災ポータルで表示
→以降、状況の推移により、各種情報発信ツールで発信すると共に、西宮市HPの防災ポータルに表示
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という手順が踏まれることになったのだそうです。
ただ、この内容については若干、違和感を持っています。
災害情報の発信の最大の目的が、危険を告知することにあるのは当然。
が、不安に思っている方に「危険な状況ではないから、心配しなくても大丈夫ですよ!」ということをお伝えするという観点も重要でしょう。
今回の雨では警報が発令されたうえ、気象庁からは「大雨の影響で、兵庫県西宮市の一部区域で河川洪水の危険度が上昇しています」「土砂災害:警戒レベル4相当 河川洪水:警戒レベル3相当」といった情報も発信されていたとのこと。
そういった状況の中で、西宮市からの情報発信が全くなければ、不安に思う方が出てくるのも当然のことだと思います。
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(論点の拡散を避けるため、今回の判断の是非についてはブログでは触れません。悪しからず、ご了解下さい。)
そういったことを考えると、例えば
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●警報が発令された(あるいは気象庁からの情報発信があった)が、市としては現段階では避難指示等が必要な状況とは判断していない
→ただし、必要な状況にあると判断した場合、体制を構築し、市としても情報発信していく
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といった趣旨の情報を各種ツールを利用して発信する等、情報発信のあり方について考えていく必要があると思うんですよね。
市によると「気象庁の情報等も把握していた。その上で危険はないと判断したから情報発信しなかった。」ということだそうですし。
というわけで、この件、もう少し担当部局とも詰めていきたいと思っています。
ちなみに、この件について調べていく中で、LINE→防災情報→西宮市防災ポータル→にしのみや防災ネットで見ていったらリンクが切れているのが判明。
是正を求めておきました。
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こういうの、気をつけないとダメですよね。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。