他に書きたいネタがあったもので、2回飛ばしてしまった、
低入札価格調査制度についての続きです。
先日のブログでは、制度の趣旨に触れた上で、
「私は、この制度を、とてもよい制度だと思っている」
ということを書きました。
だからこそ、制度の対象範囲をもっと広げてほしいな~、
と考えています。
前回のブログでも書いたとおり、現在、調査対象となっているのは、
「予定価格1億円以上の工事」だけです。
このブログでも再三、取り上げている、委託業務は、
対象となっていません。
けれども私は、委託業務の中にこそ、
本来、この制度の対象とするべきものが多くあるのではないか???
と考えています。
この制度の趣旨が活きてくるのは、
「市が、きちんとしたスキル・ノウハウを持っていないため、
的確な積算ができないとき」
であるはずです。
で、そういう意味では、委託業務の中にこそ、
そういう業務がまぎれているのではないかと思うわけで。
少なくとも、工事であれば、国が定めた積算台帳的なものが存在します。
これに則って計算すれば、ある程度、適切な金額は算出できるはず・・・
ということになります。
でも、多くの委託業務に、このような算出根拠はありません。
となると、本来、より力を入れるべきなのは、
委託業務だという考え方もできると思うのです。
もちろん、今回、工事のみが対象となっている背景には、
現実的な手間の問題もさることながら、委託と工事では、
金額の桁が違いすぎるということがあります。
学校の建替えとかになってくると、
普通に、数十億円という単位の話になってきますが、
そんな委託業務はありませんしね。
とはいえ、この分野がきちんと力を入れて、
見ていくべき分野だということは間違いないと思っています。
これも何度も言っていることですが。
私は、西宮市が、都市型観光をはじめとした
海のものとも山のものともつかない産業振興分野に
えらく力を入れていることには反対です。
そんなところに、貴重な人材を投入するぐらいなら、
本来、もっと強化するべきであるにも関わらず、そうはなっていない、
契約状況のチェック体制強化・滞納金の徴収体制強化、
生活保護への対応体制強化といったあたりにこそ、
もっと力を入れるべきだと考えているので。
ま、色々と書いてはみましたが、契約課さんが、
こういった取り組みを進めていることは、素晴らしいことだと思います。
こういう前向きな意思と力は素晴らしいな、と思いますし、
頑張っていただきたいな、と。
というわけで、今日は、このへんで。
それでは失礼いたします。