華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2005年10月4日

2005年10月06日 | Flower

旧暦の9月9日重陽(ちょうよう)の節句 古来より長寿延命を願う行事
平安時代に宮廷行事・重陽宴(ちょうようえん)として菊酒を飲んで祝ったりしました。
いけばな嵯峨御流でもこの時期菊を活けて愛でます。
菊は嵯峨天皇ゆかりの花でもあり嵯峨御流の始まりの花でもあります。

今回は重陽の節句にちなんで菊尽くしの盛花・基本に戻って右盛体・左盛体 です。

色の順序は 白紫黄紅赤(ハクシオウコウセキ)の順を守り
体に白(3)・用に紫(2)・相が黄・右相左相は小菊(陰陽をつけて)・つなぎに黄(2)と小菊(赤)を配します。

教室中が菊の香りでいっぱいになった秋のお稽古でした。

10/4作品