華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2005年10月18日

2005年10月20日 | Flower
瓶花(瓶花)  斜成体・横成体・両成体(斜・横)

ユーカリ(銀世界)
アンスリウム(ピンク)
霞草 (カスミソウ)
レザーファン

初めての瓶花伝書に書かれる瓶花の本意から説明、久しぶりの人には復習となります。
体をとめる丁字留めは難しいですが慣れですのでしかり練習しましょう。

ユーカリのユニークな枝振りを生かして体として
留めには美しいピンクのアンスリウムを用いて
斬新な作品になり勝ちなところを、
カスミソウの白い塊で作品を優しく仕上げます。

ユーカリはオーストラリア原産のコアラの食料です。
その数は600種と言われてます。
殺菌作用があり香料や薬用になる反面多量だと人間にも有害なこともあるそうだ。
ドライフラワーにして細かくカットして布袋に入れて押入れやクロゼットにつるしておくと
防虫剤にもなります。(わたしは昨年からやってます)
またアロマに詳しいYANOさん曰く、
ユーカリのオイルは覚醒作用があり勉強前など頭をすっきりさせ集中力を高めるる効果があるそうです。
私の使ってるシャンプーAsienceの処方にユーカリエキスを発見、保護成分とある。
使い方によっては万能な植物のようだ!
肝心のいけばなの花材としのユーカリは
四方八方に伸びる枝を上手にあしらい現代的な洋花とあわせると
モダンで面白い作品に仕上がります。
季節に関係なく手に入り扱いやすい花材です。

10/18作品