華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2006年2月28日

2006年03月01日 | Flower
桃の節句・上巳(ジョウシ)の節句・ひな祭り

盛花 立盛体

花材:桃・イリス・菜の花

桃は邪気を祓うと古代から尊ばれています。
西遊記など古い中国の書物などに記されるユートピア 『桃源郷』では
千年に一度実る桃を食べると不老長寿が手に入ると言われています。
邪気を祓うというところから桃太郎伝説が生まれたり
桃色という色の名前も正に桃の美しさが色の名前になっています。
桃に関する逸話は沢山すぎるほどあります。
桃という字は中国から伝わったもので ”兆”は妊娠に兆しという意味
そこから子ども節句・女性の節句につながったとも言われてます。
ひな祭りの歴史は古来陰暦3月最初の巳(み)の日に、
人型のものを川に流して災いをお祓いしたことからはじまり、、
いつしか人形を飾るようになります。
華美になりすぎて禁止令が出た時代もあるそうです。
宮中行事が京都御所・幕府・大奥・武士階級・町人と時代を超えて普及して行きます。
そして都から地方へとひろがっても行きました。
今も地域のよって特色あるひな祭りの風習が数々連綿されています。

花態は気條(ずわえ)ともいわれる桃のまっすぐに伸びる出生を生かして
立盛体に活けあげました。
相に凛としたイリスを挿し、繋ぎはイリスと菜の花
直線になりすぎる花材を菜の花の柔らかい感じで補い春を活けて見ました。

今日は作品に雛あられのおやつを付けました。

2/28の作品

写真は「季節の花 300」 http://www.hana300.com より掲載させていただきました。

ひと目惚れ♪

2006年03月01日 | Myself
昼休み、用事で梅田の街に出てみたら
素敵な靴屋のショーウンドーに飾られた白サンダルに一目ぼれ♪
吸い込まれるようにお店に入り、、
気がつけばソファに座り試着して、気がつけば買っていた。
靴に目がないキャリー(SATC)の様になってしまった。
春、、いや早くも夏一番乗り♪
早くこのサンダルと初夏の装いでお出かけしたくなっちゃいました♪

最近の私は、、冬が終わる頃ブーツからサンダルへ
秋の気配を感じるとサンダルからブーツへとパンプスの様な中間の靴がない事に気がついた。
それを定員さんに言うと、、
いつも季節先取りで素敵ですね、、だって、、