華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2006年3月7日

2006年03月13日 | Flower
瓶花 (斜成体・両成体)

山茱萸(さんしゅゆ)
イリス
小菊
玉羊歯

山茱萸(さんしゅゆ)は早春に葉よりも先に黄色の花を沢山つけ、早春の光を浴びて黄金色に輝くことから
春黄金花(はるこがねばな)という別名で親しまれます
また秋には真赤なグミの様な実をつけるため秋珊瑚(あきさんご)と呼ばれます。
茱萸(しゅゆ)とはグミのことで実は食べれます。
中国・朝鮮半島原産で和名は中国名の音読み。
枝は柔軟でためがききやすい。新芽が伸びると葉が落ちる。ミズキ科の植物です。

季節のお話
3月6日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)
地中にこもってる蟄虫(ちっちゅう)が冬眠から目覚め地上に出てくる季節です。
雨の多いのもこの季節の
春雨は音もなくしとしと降る雨のこと、、
このころの雨を”木の芽おこし””木の芽萌やし”などという素敵な名前で呼んだりもします。
一雨ごとに春が近づいています。

3月7日の作品