学習塾 志気進研

新座市北野3-3-29 048-471-3728 https://shikishinken.amebaownd.com/

<答え言わないでね>

2007年03月12日 | 言わせてちょ~だい!
以前、「直ぐに質問する子」については書いた。
これ↓
<直ぐに質問する生徒>

今も直ぐに質問したり、答えを聞いたりという子には、

自分で考えさせるようにしている。

それは、小・中学生問わずだ。


以下に書くのは、先週の出来事。

3月は、中学準備講座を開講している。

これは、来月から中学生になる小学6年生が受講している。

嬉しいことに、その子たちの中には、

直ぐに質問してくるような子は、いないのだ。

小学校の頃から接している子が多いことや性格にもよるのだが、

当然、安易に答えのみを聞くようなこともない。


テスト形式で問題をやり、答え合わせをしながら

解説をしているときも、僕は直ぐに答えを言わずに、

一緒に考えさせるように進めている。


「この問題はね~」と、僕が話を始めると

その中の一人が、「待って!答えは言わないでね!」と、言ってくる。

このやりとりが、授業の中で何回かあるのだ。


これは、授業をやっている側としては「おっ!!」と感じる瞬間である。

「答えは言わないでね」

つまり、

自分で答えを出したい。

自分の頭で考えたい。

答えだけを知りたいのではない。

ということだ。

これは、勉強への姿勢としては、本当に大切な点だ。

自分の頭で考え、答えを導いたものは、

記憶の残り方としても深いものになる。

次に同じような問題が出たときにも、

「ああ!あの時の問題だ!」と感じることができる。


そんなことが当たり前のような環境・空気・雰囲気なのだ。

この状態を保ち、更に良い姿勢になっていけば、

この新1年生は、凄い集団になるだろう。


ただ、復習においてはまだまだ穴が多いので、

答えを導くヒントを与えながらなのだが。

そして、どうしても分からない時に、僕に質問すればいいし、

ペンが止まっている子には、「何が分からないの?」

と、僕から接近していくしね。


家庭でも、直ぐに答えを教えるのは禁物。

答えを教えて、その場はしのげてもその子の本当の力とはならない。

同じ問題が出てきたら、また聞く可能性の方が高いだろう。

分からないものは、辞書で調べさせる。

やり方を教えても、その後本人に実際に解かせてみる。

ヒントを与えながら、問いかけながら、自分の頭で考えさせる。

焦らず、じっくりと。

これが勉強面での接し方のポイントだ。

日記@BlogRanking

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <生活習慣> | トップ | <学年末テストの順位> »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿