学習塾 志気進研

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<辞書を使おう>

2007年03月21日 | 言わせてちょ~だい!
今回もここ最近書いている「直ぐに質問する子」シリーズである。

近頃の小学生や中学生を見ていると、

分からない点は直ぐに聞く子が多いというのは以前に書いた。

その対処する時のひとつだが、「辞書」を使わせることを勧めたい。


特に、以前に比べ学校の授業数が減っている今は、

辞書を使う機会も減っているように感じる。

自分で調べ、自分で解決していく時間が取れていないのだ。

確かにそのような勉強の仕方を通した経験が少ない子たちが、

自分で考えず、直ぐに「分からない!教えて!」

となるのは無理もないのかもしれない。


今、志気進研では、辞書の使用に力を入れている。

分からない漢字は、国語辞典で調べる。

読み方の分からない漢字は、漢字辞典で調べる。

分からない英単語は、英和辞典で調べる。

自分でページをめくり調べ、必要な答えを見つける。

この自己解決の経験を多くさせてあげたいと思う。


これを徹底していかなければ、ずっと分からないことは、

人に聞くという方法しか出来ない子になってしまうだろう。

正直に分からないことを「分かりません!」と言うことが

大切な場面というのは、当然あるのだが、

自己解決しなくてはならないという時の手段も学ばせたいのだ。


また、辞書を使った場合は、脳への記憶の残り方も違ってくる。

人に答えを教えてもらった場合、その場は解決するのだが、

忘れてしまうのも早いのだ。

「1回聞けば忘れないよ」という記憶力の良い子は別として、

大抵の子は、その後復習をしない限り忘れてしまうだろう。


しかし、辞書を使い、自分で調べ必要な答えを見つけた場合は、

そこに至るまでに一苦労、一手間かけているだけあって、

脳にもその情報が深く刻まれるのだ。

その答えだけではなくて、「あっ!あの時に調べたことだっ!」

と状況丸ごと記憶されていることが多くなる。

自分の力で答えを見つけたというインパクトが残るのだろう。


加えて、子どもに電子辞書を与えるのはマズイ。

これは、本当に便利で僕も持っているのだが・・・

「便利=簡単に答えが見つかる」ということになると、

人に聞いた時と同じような感覚になってしまう。

やはり、便利というものは、人間が楽できるから便利なのだ。

大人がいざという時にちょこっと使うのはいいとして、

その勉強を本業としている子たちに楽をさせるのは、

結果としてプラスにはならないのだ。

やはり、分厚い辞書で「どこだ~?」って感じにじっくり調べていかないとね。


これをしばらく続けていけば、辞書で調べる癖が身に付くかな?

家でも調べることが当たり前になるよう、

塾として、工夫していく必要があるのかもしれない。

こうして書いているうちに、いろいろ作戦が浮かんで来たぞ!

ふっふっふっ!

「辞書が友達♪」って感じになるまで、やり続けるしかないだろう。


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