「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

拝啓、お元気でしょうか。

2006年02月22日 | 蘭・人生・自然考

日頃の喧騒の中で、心も体も疲れ果て、

無気力状態の自分に嫌気がさしているところですが、

そんな時に、ドアの開閉や人の動きによって、

時折動く微かな空気に乗せられてやってきた

ニオイの香りが、生きる屍のように横たわる

自分に精気を注ぎ込んでくれています。

あ~、なんという良い香りなのでしょう、、、

ニオイに限らず中国春蘭類には有香性の品種が

殆どだそうですが、ニオイを含め以前より流通している

中国春蘭は花が控えめなうえ、葉に埋もれて

目立ちにくいので、香りを感じて、初めて開花を

確認する次第です。ですが、花をよく見ると

見飽きる事が無く実に味わい深い表情をしているのです。

視覚的には、過大にアピールするわけでもないし、

誰や彼やに媚を売るわけでもないのですが、

ここぞという時には、しっかりとした

自己主張が出来る蘭達です、、。

そんな人間になりたいな、、。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする