二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

早起きすると気持ちがいい!

2011年12月24日 | 養生(予防)
12月の天気のいい朝…いつだったか、久しぶりに朝の散歩をしてみました。空気も気持ち良く、その一日はとても冴えていたのでは、と思うくらい気分が良かったです。

そんな日は、いい仕事ができるんですよね。


 朝何時だったかな~お月さまです


ということで、その頭が冴えていた理由を「セロトニン」という物質から考えてみました。

セロトニンとは、神経伝達物質の一つで、脳内ではドーパミンやノルアドレナリンとともに重要な働きを行うとともに、この二つの神経伝達物質の働きを調整する役目をもっています。セロトニン神経系は脳内に広く分布してます。また、その他の身体各部位にも広く分布しています。

セロトニンは、、小腸のクロム親和性細胞に約90%、血小板内に約8%、若干腎臓でも生産され、脳内には約2%存在します。抗がん剤などで、吐き気や嘔吐などの副作用が発症しますが、この小腸のクロム親和性細胞が抗がん剤により障害されることにより、セロトニンが分泌され、それが脳の嘔吐中枢を刺激し発症することが分かっています。

セロトニンの原料は、トリプトファンという必須アミノ酸で、肝臓に蓄えられたこの物質が脳の松果体というところに運ばれ生成されます。ここはメラトニンという睡眠に関るホルモンに関係するところでもあります。必須アミノ酸は身体の外から摂取(食事で)しなければなりません。豆類、赤身の魚、チーズ、バナナ、ケールなどに含まれます。昔ながらの和食を食べていれば不足することはありません。

セロトニンは、覚醒、睡眠、気分、情動、記憶、概日リズム、鎮痛、姿勢筋促通、自律神経調節などに働きます。早起きに関連するところでは、覚醒時の脳神経の状態を調整します。

セロトニン神経系は、太陽光を浴びる、歩行や自転車こぎなど一定のリズム運動。ガムを噛むなどの咀嚼運動、坐禅の深く長い呼吸、グルーミングなどによりセロトニンの分泌が賦活されます。逆に分泌を抑制するのは「慢性ストレス」です。

セロトニンの、少し難しい話をすると、脳の橋・大縫線核のセロトニン神経は、脊髄後角に投射して、内因性痛覚抑制系として働きます。痛みの軽減に働いているということです。慢性疼痛や原因不明の疼痛などは、ここら辺が治るポイントなのかもしれませんね。
延髄線維核群(淡蒼線維核・不確縫線核)のセロトニン神経は、脊髄前角の運動ニューロン(抗重力筋支配)や脊髄中間外側枝の交感神経節前ニューロンに影響を与えます。ということは抗重力筋ですから、姿勢の保持に影響し、深部筋肉の活動を促すということです。表面の筋肉の負担が軽くなるということでもあります。また、交感神経に作用して、起床時、血圧を上げ、心拍数を上昇させます。身体を目覚めさせる元の物質ということになります。
朝5時くらいが、自律神経の交感神経と副交感神経が入れ替わり、「よし今日も一日頑張るぞ!」モードに身体をもっていきます。早起きするということは、このセロトニンの分泌をさらに高めることになります。

ここまで、東邦大学医学部生理学 教授 有田秀穂 先生の研究を参考にさせて頂きました。

セロトニンが最重要ということではなく、身体は様々な物質が絶妙なバランスで調整しながら、自然の営みに合わせて、身体を常にベストな環境に整えようと働いています(生体恒常性維持機構)。セロトニンは、その一つの物質にすぎませんが、こんなに多くの働きを担っているのですね


 治療院周辺を散歩。西の空にはお月さま


 東の空は、夜明け間近

さて、私の日常を振り返り…

やることが多く、つい夜更かしをしてしまいがちです。このシーズンは妄念会でなく、忘年会の時期でもありますので、余計でしょうか… やはり、早起きの癖をつけるようにしたほうが、身体にも心にもいいようですね。

さて、さて、明日のクリスマスはさらに寒くなりそうですが、早起きしてみましょうかね


二葉鍼灸療院 田中良和
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明治神宮へ

2011年12月24日 | 
11月27日(日)、第7回がん患者大集会へ参加するため東京へ行きました。その前に、立ち寄りたいところがありましたので行ってきました。その一つが明治神宮です。

明治神宮野球場は何度か足を運んだことがあったのですが、明治神宮にはまだ参拝したことがありませんでしたので、この機会に参拝させて頂こうと思いました。でも不思議ですね~4日前に伊勢神宮へご参拝させて頂き、その勢いで明治神宮へご参拝できたんですからね。

前日26日(土)、深夜バスにて金沢を出発。なかなか乗り心地は良かったです。
 

午前6時30分 新宿到着。

 

東京はいい天気でした。そのまま、明治神宮へ向かいました。
明治神宮には、午後6時50分到着。



明治神宮について、明治神宮のホームページから抜粋させて頂くと…

明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、清らかで森厳な内苑を中心に、聖徳記念絵画館を始め数多くの優れたスポーツ施設を持つ外苑と、結婚式とセレモニー、パーティー会場の明治記念館とからなっています。

 内・外苑一帯にわたって鬱蒼と茂った緑したたる常磐の森は、神宮御鎮座にあたり、全国から献木されたおよそ10万本、365種の人工林で、面積は70万平方メートル、国民の心のふるさと、憩いの場所として親しまれています。

(明治)
明治45年7月30日に明治天皇さまが、大正3年4月11日に昭憲皇太后さまが崩御になり、御神霊をおまつりしたいとの国民の熱誠により、大正9年11月1日に、両御祭神と特に縁の深い代々木の地に御鎮座となり、明治神宮が創建されました。

(昭和)
昭和20年4月14日、大東亜戦争による空襲に見舞われ、創建当初の主要建物は焼失しました。 昭和33年11月、国の内外から多くの浄財が寄せられ、神社建築の粋を集めて復興造営がなされ現在の社殿が完成しました。

(平成)
平成5年10月13日、平成の御大典記念事業として造営の神楽殿が竣功。また、明治天皇御生誕150年記念境内施設整備事業の一環として同14年に社務所が新築されました。

ということです。詳しくは明治神宮ホームページを見てくださいね。








 ご奉献酒

こんなんもありました。


 
 ご奉献葡萄酒


 ご参拝

   

早朝の清々しい空気の中で参拝させて頂きました。この時間、東京の街も静かでしたが御苑はさらに静寂でした。参拝しながら思ったことは、「欲に翻弄されず、自分の本心良心をもとに行動しよう」ということでした。何でか分かりませんが、そう思ったのでした。

参拝後、御苑周辺を散歩。
    

このような緑があることは、東京の人たちにとって心安らげる場だな~と歩いていて思いました。さすが初詣の人数が日本一・ニを誇るだけのことはありますね。そんな場所には何か惹き付けるものがあるんでしょうね。
ミーハー的に、パワースポットで一時期話題になった「清正井」を探してみましたが、まだ早朝ということもあり、そこへ行く通り道が閉まっていました。

でも、早朝であるのと、初体験の行きたいと思っていた明治神宮へ参拝できたことで心がスッキリしました。

その後、明治神宮をあとにし…

  

指で数えるほどの人数しか歩いていない竹下通り、原宿通りを散策。こちらも初体験。

そして、次なる目的地、靖国神社へ向かったのでした。


二葉鍼灸療院 田中良和 
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